ヒノキの板塀製作中
現在、鎌倉く邸は、
外構工事、進行中。
今は大工の手により、
ヒノキの板塀を作っています。
家本体の焼杉板との
対比を楽しもうと思います。
ところで、
外構が整ってくると、
やはり家が、
引き立ってみえてきます。
景観を整えるには、
家も外構も、
総合的に検討する必要がある
ということですね。
いつも朝から家で
仕事している私は、
久しぶりに、
早朝、電車に乗って、
出かけました。
その電車は、
藤沢駅始発の
電車だったこともあり、
またすぐに座れて、
その直後に
眠りこけてしまったこともあり、
目的地で降りる直前に
ハッと気づがいたのですが、
私が乗車したその車輌は、
女性専用車輌でした。
同乗していた方々には
たいへん申し訳ないのですが、
きっと最初で最後の、
貴重な体験を
させていただきました。
やはり普通の車輌よりは、
スマートでエレガントな
印象ですね。
そうか、今日はバレンタイン。
私は朝から、
女の子に囲まれる夢でも
見たかったのでしょうか。
そんなこと
言っている場合ではないですね。
きっと周りの方々も、
どんなふうに
声をかけていいものやら、
気を遣ったことでしょう。
もう同じ過ちは
二度としないと思いますので、
どうかお許しください。
ということで、
久しぶりに何かするという時は、
気をつけるようにします。
鎌倉く邸の
梁間方向の2階床梁と、
屋根を支える垂木は、
全て尺八寸(約54.5cm)の間隔で
並んでいます。
建主の
居室の広さに対する要望などを踏まえ、
これが5つ分の間口で和室と寝室、
8つ分の間口で居間、
4つ分の間口で厨房や洗面所や書斎、
というように、
居室を割り付けました。
ふつう大工さんは、
三尺(約90.9cm)ごとに
通り芯を出して仕事するので、
かなりたいへんな思いを
させてしまいましたが、
三尺を基本に全てを割り振ると
ちょっと窮屈な感じが
するところが出てくるので、
尺八、にしました。
その代わり、
おかげで家全体が、
律動と奥行を感じる
空間となりました。
「尺八」という字の形も
末広がりな感じで、
なんだか縁起がよさそうです。