観
先日の上州への旅先、
甘楽商店にてタイルを購入しました。
甘楽町で活動する
坂下さんの手によるタイルです。
深い緑色と、
「観」という字が
ツボにはまりました。
じっくり「観る」ということ、
今の私たちにとって、
とても大切なことなのではないかと
思います。
桜満開の中、
今日入学式の学校が
多かったのではないでしょうか。
私のムスメも、
今日は中学校の入学式。
早いもので、
中学生の父親となりました。
自分自身がついこの前、
中学生だと思っていたのに、
子どもが中学生になるなんて、
不思議な感じがします。
何かが始まる桜の季節、
なんだか今年は、
いっそう感慨深いものがあります。
建主さんをお連れし、
また最近ご一緒することが多い
ビオフォルム山田さんたちと
総勢17名で
上州へ瓦のふるさとを見る旅に
出かけました。
午前は藤岡の共和建材、
五十嵐さんのところへ。
ここには昔ながらの燻し瓦を焼く装置、
達磨窯が鎮座しております。
五十嵐さんの説明の中に
何度も出てくる
「生きている」という言葉が
印象的です。
お昼は二手に分かれ、
うなぎのおいしい柏屋さんと
玄米菜食のやましたさんで
いただきました。
両方とも料理もさることながら、
五十嵐さんの瓦が載り、
建物も楽しめるお店です。
午後は甘楽町へ行き、
屋根舞台を主宰されている
小林保さんのご自宅へ。
ここでは原則として毎週土曜日、
「甘楽商店」を開いています。
こうして建主さんたちと上州を訪れる旅、
きらくなたてものやの
毎年行事になりつつありますね。
これも建主さんがあってできること、
毎年この機会をいただけることに感謝です。
また今日、
山田さんたちがお連れした方々も、
山田さんの建主さんたち。
皆さん、里山の風景の中で、
長屋暮らしをされるそうです。
とても興味深い取り組みですね!
こういう集合住宅が増えるといいなあ。
今後が楽しみです。
新年度が始まる今日、
きらくなたてものやに
新たな仲間が加わりました。
今春大学を卒業した
タツヤくんといいます。
彼の経歴は興味深く、
大学に行く前は、
高校へ行かずに、
小田原にあるはじめ塾という
寄宿生活塾で暮らしながら、
大工の見習いをしたり、
子どもたちとともに、
田んぼや畑仕事をしたり、
身体いっぱいで、
人として生きる力を
養ってきたようです。
彼のこれまでの経験はきっと、
全身全霊を使って
暮らしの器の表現を試みる
きらくなたてものやの活動の
力になってくれるはずです。
皆さま、
よろしくお願いします!
というわけで今日より、
きらくなたてものやの
常時所員は4名となりました。
自宅の一角の
事務所の広さは約4帖。
ここに4名が
ひしめき合うことに
なるわけですが、
知恵を絞れば何とかなるもので、
狭小住宅を設計するうえで
とても勉強になります(笑)
ここまできたら、
日本一人口密度の高い
事務所をめざしましょうかね(笑)