ザアザア雨ノチ雨上ガリ
今日のお天気。
今日のボクも、
そうなるといいな、
と思う日でした。
もっと精進します。
梅雨に入り、
蒸し暑い陽気が続きます。
蒸し暑くなると
際立つのが、
いつも床板で使っている
椹板の心地よさ。
柔らかくて
水をよく吸う木のためか、
この時期でも
サラッとしていて、
裸足で歩くと、
その心地よさで
幸せな気分になります。
一方湿度の高い頃になると、
水気を帯びて張りが出て、
色艶のある表情となります。
余談になりますが、
椹板の日頃のお手入れは
どうすればいい、
と聞かれると、
私はこまめに水拭きすることを
勧めています。
事実我が家では、
水廻りの床板の色艶が
よい感じになっています。
木は水を飲み過ぎると
腐ったりしていまいますが、
良い状態を保つには、
適度な水分補給が
必要なのかもしれません。
生き物のようですね。
今日は現場に
鉄網を20枚運びました。
達磨窯で焼いた敷瓦を
広い土間床に貼るのですが、
その下地用です。
端っこが針金の先端のようだったので、
ぼるぼくんの上に乗っけるときは
キズをつけやしないかとヒヤヒヤでしたが、
その代わりに自分の服を
引っ掛けてしまいました(笑)。
こうして最近のぼるぼくん、
色々なものを運んでくれます。
えっ、早く軽トラ手に入れろって?
今日は、
大工のご両親の家の
上棟祝い。
昼から仲間と屋根の下で
しっかり酒飲んで、
楽しい日曜日でした。
上棟のたび、
色々思うことがありますが、
気持ちよく酔っ払って
この日記を書いているので、
今日はこのへんで(笑)
広い広い土間の断熱用に、
厚さ3cmの炭化コルクを貼りました。
コルクはカブトムシの匂い、
使った糊は、
漆喰の匂いがしました。
ところで今日の作業は、
大工と、きらくなたてものや2人、
そしてつい先日、
別の現場の建前でお会いした電気屋さん、
まさにここで会ったが百年目、
電気配線と取り合うところが
あるかもしれない、と、
電気屋さんをお誘いしたら
来てくださいまして、
4人で作業を行うこととなりました。
こうした専門の手がいない作業は、
職人さんが応援に駆けつけてくれたり、
ときに私たち設計者が手に加わったり、
これもある意味、
「直営方式」ならでは、ですね。
こういうときは、
今年きらくなたてものやに
仲間入りしたたつやくん、
元大工だけあって大活躍です。
むしろ水を得た魚?
仕事中、窓を開けたら、
とても気持ちよい風が入ってきました。
と同時に、
近所で工事している
不自然な塗料の匂いも
入ってきました。
一昨日、大磯エピナールにて行った
土地とおカネと法のお話の中で、
24時間換気しなければならない
シックハウス対策について触れましたが、
その際、聞いてくださった方から、
「ということは、外の空気は
まったくきれいだということですね」
という質問を受けたことを
思い出しました。
数年前、シックハウス対策が
法制度化されたことで
世間の認知が進んだ功績は
とても大きいと思います。
しかし「一律義務」となった
その具体的な内容は、
まだまだ発展途上といえそうです。
10月から施行される
瑕疵担保履行法も含め、
「一律義務」にはどうしても
矛盾がつきものですが、
矛盾が少しでも小さくなるよう、
あるいは果たしてその義務が適切か、
深く議論していきたいですね。