建前始まる
今日から八王子で
建前が始まりました。
私は所用で
夕方だけの見学でしたが、
木が組まれていく様子は、
面白いですね。
ずーっと見ていたいです。
ところで、
この家の設計は
大工との協働、
それもそのはず、
今や一蓮托生の大工の
ご両親の家です。
上品な桧の木肌と、
豪快な松梁の木組みと、
ヒマラヤスギの香りが
印象的な家です。
大磯エピナールにて、
お話しする機会をいただきました。
今日のお題は、
土地とおカネと法の話。
おカタい内容で、
伝統的な建築構法の話を
期待していた方にとっては、
物足りなかったかもしれませんが、
家づくりの事前準備として
必要不可欠な話と思い、
敢えてこうした回を
設けさせていただきました。
また、こうした話は、
いざ自分が家を建てようとするとき
関心を持つようになりますけれども、
皆さんがまちなみのことを考えるとき、
とくに土地と法の問題については
知っておく必要があると思うのです。
ともすると
眠くなるような内容ですが、
人生とまちの将来を
左右するかもしれない
とても大事な話、
分かりやすいように工夫して、
これからこうした話にも
切り込んでいきたいと思います。
さて、
ここ大磯エピナールで
6回続いた連続講座は、
これで一段落。
森の話、
素材の話、
木組みの話、
デザインの話、
歴史の話、
そして今日の
土地とおカネと法の話、
ひととおり、
将来の家づくりの
参考になるようなお話を
させていただきました。
大磯エピナールのラクさん、
このような場を提供してくださって
ありがとうございます!
私にとって初の試みでしたが、
家づくりの文化を変えていくために
こうして家づくりの基本や
先人の知恵と技術を知り、
未来のことを考える機会作りは、
予てより取り組みたかったことです。
最初は砂漠の中に
一粒の種を蒔くような動きかもしれませんが、
いつか一面、
花畑になることを信じて、
今後もこうした機会を
いただければと思います。
先週に引き続き、
海老名せ邸で使う焼杉板を作りました。
先週と同様に、
たくさんの方々にご参加いただきました。
ありがとうございます!
とくに3年前、7ヵ月かかって板を焼き続けた方々のご参加は、
とても心強かったです。
おかげさまで、
作業を3日分予定していましたが、
2日目で終わりました。
明日を楽しみにしていた方には
申し訳なかったのですが、
私はどのみち明日の午後
所用で外さなければならなかったので、
個人的には今日で終わってよかったです。
建主さんも、
弁当作りが一日省けましたしね。
(いつもいつもみんなの分の弁当作り、
ありがとうございます!)
なお今回の焼杉板は、
焼いた後に黄色のベンガラを擦り込みます。
黄色?とお思いかもしれませんが、
黒い煤と混ざると
黄色はどこかにいってしまい、
深いオリーブ色といいましょうか、
柔らかい黒色となります。
お昼にうどんを食べました。
うどん、大好きですが、
育ち盛りのボクは(笑)、
食べて1時間後には
ハラが減ってしまいました。
でもけだるい昼下がり、
眠くならないからいいや。
久しぶりに、
吉岡木材さんの一角をお借りして、
焼杉作りを行いました。
建主さん、
これまで縁のあった人、
学生さん、
また職人もたくさん駆けつけてくれ、
賑やかで楽しい作業でした。
こういうとき、
こうしてたくさんの人が
集まってくれるということが
うれしいです。
皆さん、ありがとうございます。
さあ、来週も作業!