‘種蒔き’
昨日、地元の中学校で、
木の家づくりに関する
授業の機会をいただきました。
木のこと森のこと、
伝統的な木組みのことなどをお話しし、
また実際鋸を使って作業することによって、
少しでも職人の世界を知って
いただけたのではないかと思います。
この中から一人でも二人でも、
職人や建築家を目ざす子が
出てくるとうれしいですね。
と思っていたら、
授業がほぼ終わりかけた頃、
何人かの先生方が見学に来てくださり、
その際にお聞きしたのですが、
去年私の授業を受けた子の一人が、
「将来の夢は建築家」という言葉を残して
卒業していったそうです。
木の建築文化が
再評価されていくためには、
子どもたちに向け、
‘種蒔き’をしていく必要性を
感じていましたが、
やはり木は人間の感性を
刺激するからでしょうか、
早くも芽が出てきているようで、
うれしいですね。
今後もこうした
機会をいただければと思います。