造作佳境
壁の貫伏、斑直しが
進む一方で、
大工の造作工事も佳境。
昨日はこの家で
最も難易度の高い部分に
取り組んでいました。
外壁が敷地の形状に沿って
約106°に折れ曲がっており、
その部分のそれぞれの面に
サッシと引込障子が取り付くので、
敷居・鴨居等の造作が
複雑なことになります。
節分の日。
まずお昼は、
所員みんなで建長寺に参り、
豆まきに参加しました。
いつも瓦を使わせていただいている
藤岡の五十嵐さんと、
屋根舞台の小林さん、
鬼師の山口さんが、
福男として豆を撒くというので、
これは駆けつけなければ
なりません。
五十嵐さんたちも
私たちの存在に気づき、
後ろのほうだったのですが、
私たちのほうにめがけて
一生懸命豆を投げてくださったので、
うれしかったです。
その甲斐もあって、
豆の袋を取ることができました。
しかしこれは
楽しいですね。
上棟の時の餅撒きを
思い出しました。
傍観者のつもりでいましたが、
いざ近くに豆が飛んでくると、
ムキになって
手を伸ばしてしまいました。
これから豆を撒く、
五十嵐さん、小林さん、山口さん。
今年こちらの敷瓦を
貼り替えるご縁で
福男として招待されたようです。
そして夜。
仕事部屋で仕事していると、
下から美味しそうな酢飯の香りが。
そう、ヨメが
恵方巻きを作ってくれました。
所員とともに、
西南西を向きながら、
黙々と恵方巻きを食します。
ご存じのとおり、
黙って一気に食べるわけですが、
毎年何かが食いちぎれなくて、
むせそうになり、
上手に食べれません(笑)。
そして皆で黙って姿勢を正し、
同じ方向を向いて食べるという光景自体、
可笑しくて吹き出しそうになります。
その可笑しいと思う気持ちが、
福を招くのかな?
以下のとおり、
2月に行うゲンバワークショップ、
「カキシブ隊」、「スギヤキ隊」を
ご案内申し上げます。
いずれも、伝統的な建築技法を
肌で理解するよい機会です。
また共同作業を通じて、
建主さんや職人たち、
あるいは参加者同士の交流が
深められればと思います。
皆さま、何卒ご検討のほど
よろしくお願いいたします。
なおご参加いただける方は
人数確認、および道具等の準備のため、
お手数ですがその旨以下のアドレス宛に
ご返事くださいますよう、
よろしくお願いいたします。
tamotsu.hidaka@kirakunat.com
●●●1.横浜でカキシブ隊のお知らせ
■日時
2/6(土)
9時〜日没まで
※雨天中止
※ご都合のよい時間だけでもOKです。
■場所
横浜市栄区鍛冶ヶ谷
(詳細は個別に連絡差し上げます)
■集合
現地9時集合
■持物
・汚れてもよい服装
(柿渋は一度衣服等に付着すると落ちません。)
●●●2.飯能で焼杉隊のお知らせ
■日時
2/20(土)
2/21(日)
9時〜日没まで
※荒天中止
※ご都合のよい時間だけでもOKです。
■場所
飯能市落合
(詳細は個別に連絡差し上げます)
■集合
現地9時集合
または、
8:50飯能駅南口集合
■持物
・汚れてもよい服装と運動靴
※共通の連絡事項
・昼食は用意いたします。
・交通費を支給させていただきます。
(一律1,000円とさせていただきます。)