海色が濃い
今日は、
葉山の改修工事の現場に行き、
そのあと稲村ガ崎の鎌倉か邸へ。
おのずと海沿いの道を
走ることになります。
今日の海の色は、
いつもよりも
青色が濃かったような気がします。
肌寒い日だったためか、
波乗り人口は
少なかったようですが、
波は来ていて、
サーフィンが楽しそうでした。
最近、海に近い鎌倉か邸が
完成に向けて佳境ということもあり、
こうして海を眺める日が続きます。
眺めるだけではなく、
久しぶりに波に乗りたいものです。
・・・・・
ボランティアの力で柿渋を塗り、
小舞をかき、杉板を焼いた
鎌倉か邸が、足かけ約10ヵ月、
ついに今月下旬に竣工します。
(外構工事等一部残)
そこで、建主さんのご好意で、
以下の要領でお引越し直前に
完成見学会を行う運びとなりました。
神奈川県産材による
旋律を意識した木組み、
煤を油で塗り固めた
焼杉板の外観、
竹小舞を下地とする
紅色と黄色の土壁、
その他様々、
伝統の技が織りなす現代の空間を
ぜひ体感していただければと思います。
またこの家は、
少し開いたL字型で庭を囲む
二世帯住宅となっております。
なお、見学会は、
恐れ入りますが、
予約制とさせていただきます。
お越しの際は、
当方からの連絡事項もございますので、
お手数をおかけいたしますが、
以下のアドレスまで
・人数
・お越しになるお時間
・説明会(後述)の参加の有無
を添えて、
4/21(水)までにご連絡ください。
tamotsu.hidaka@kirakunat.com
●●●見学会開催要領
■日時
平成22年4月24日(土)
13:30〜16:00
なお以下の時間、現地にて、
設計趣旨や家づくりの経緯等について、
14:00より1時間程度、説明会を行います。
■場所
神奈川県鎌倉市稲村ガ崎
詳細については、
ご参加のご連絡をいただいた方に、
個別にご連絡させていただきます。
■参加費
無料
それでは皆様、
ご検討のほど何卒よろしくお願いします。
都内マンションにて、
襖交換のご相談があり、
今日は現場で
建具屋さんが
吊り込む日でした。
枠は天然秋田杉、
紙は鳥の子和紙、
そして襖は、五郎三丸型。
五郎三とは、
銅を下地とする
伝統的な仕上げの色の名前。
人の名前のようですが、
昔の職人の名前に由来しているので、
こんな名前なのです。
ちなみに
銅を下地とする仕上げの色は
色々あって、
紙の色との相性で
選ぶことができます。
そしてやはり、
銅、漆、ベンガラなどで仕立てた
職人技の色は
柔らかくて深いです。
直径4cm、ないし6cmの丸型が、
襖全体の印象を
凛と引き締めてくれます。
左官で仕上げた壁は、
1〜2週間かけて、
ゆっくりと乾いていきます。
乾く過程で生じる
斑模様。
工事の途中ならではの
状態ですが、
グラデーションが
きれいなので、
このまま取っておきたいような
気もします。
写真のとおり、
今日カキシブ隊の現地では、
桜と連翹が見頃でした。
鎌倉も
今日明日あたり、
桜の見頃で、
あちこちで
お花見の人たちで
溢れ返っていそうです。
さて、
毎度毎度恐れ入りますが、
標記の件、
以下のとおりカキシブ隊を
募集いたします。
ご興味のある皆さま、
今回から柿渋塗りのクライマックス、
大きな梁を塗り始めますので、
たくさんの方に
お越しいただけるとうれしいです。
何卒ご検討のほど
よろしくお願いいたします。
なおご参加いただける方は
人数確認、および道具等の準備のため、
お手数ですがその旨以下のアドレス宛に
ご返事くださいますよう、
よろしくお願いいたします。
tamotsu.hidaka@kirakunat.com
●●●桜の候のカキシブ隊、募集!
■日時
4/10(土)
9時〜日没まで
※雨天中止
※ご都合のよい時間だけでもOKです。
■場所
横浜市栄区鍛冶ヶ谷
(詳細は個別に連絡差し上げます)
■集合
現地9時集合
■持物
・汚れてもよい服装
(柿渋は一度衣服等に付着すると落ちません。)
・昼食は用意いたします。
・交通費を支給させていただきます。
(一律1,000円とさせていただきます。)
鎌倉か邸の
窓上端の板金は銅。
心なしか
ここは海に近いからか、
銅の色が当初の妖しい輝きから
赤銅色へと落ち着くのが
早いような気がします。