雨の森を歩く
職人が作る木の家ネットの
東京近郊メンバー数名で、
東京・森の学校を
視察させていただきました。
近くの森で、
何ができるか。
このメンバーで
そういったことを
話し合っているうち、
もちろん
私たちのような設計者なり大工が
地元の木を使い続けることも大切ですが、
多くの人たちにとって、
木を使う機会は基本的に生涯一度、
だとすると
里山文化が崩壊した今、
まちと山との接点は薄まり、
山が近くにあっても、
縁遠い存在に
ならざるを得ないわけで、
そうではなく、
山にまちの人たちを招き、
山のこと、木のことを
学ぶ機会を通じて、
身近なものとして感じてもらうことが
大切なのではないかという話に至り、
大先輩、長谷川敬さんを中心に、
その実践を始めた
「東京・森の学校」を
見させていただいた次第です。
ということで午前中、
山主さんのご案内のもと、
山の中を散策。
基本的にスギヒノキの山で、
木の勉強になりつつも、
至るところで花が咲き、
山菜、筍、
沢の流れ、美しい景色、
たくさんの楽しみが
ここそこにありました。
また今日は、
あいにくの雨ではありましたが、
雨によってかえって山が
幻想的で清涼に感じました。
筍もいただけたし、
何よりも空気が軽くて
気持ちよかった!