2010年6月2日
八王子の‘や’さんの家の庭に
大谷石を使おうという話になったのですが、
大谷石にもいろいろあるようで、
やはり直に見たほうが
よかろうということで、
‘や’さんをお連れして、
宇都宮の山南石材店を訪れました。
木でも土でもそうですが、
自然の恵みの産物は、
やはり素材のふるさとを訪れ、
自分の目で見て
触って確かめたほうが
よく分かりますからね。
今回も行ってみて
本当に面白かったです。
道中‘や’さんの
80歳を超えているとは到底思えない
ユーモア溢れる
途切れぬ元気なおしゃべりも、
楽しさに花を添えました。
石材屋さんにあった
風格のある古い石蔵。
大谷石は、
経年変化が楽しいですね。
なおこの蔵では、
昔はセメントがなかったので、
石同士を漆喰で
つなげているそうです。
石の伐り出し場。
工場の近くの
里山のようなところを
歩いていたら
突然現れたので、
ビックリ!
深さ何mって言っていたかなあ。
吸い込まれるほど深く、
その底には、
体育館ほどの伐り出し場が
広がっているそうです。
宙に浮いているような階段で
少し下ってみましたが、
まるで地底都市のよう。
時間がなかったので、
途中で上がってきましたが、
とてもワクワクしました。
そして下るたび、
空気が爽やかに涼しくなり、
とても気持ちよかった!です。
今日は暑い日だったので、
涼しく感じたようですが、
逆に寒い時期は、
温かく感じるようです。
階段を下って
見上げたところ。
大谷石を
伐り出した原石。
石を伐る鋸。
人の背より高い
大きな大きな
丸鋸です。
石を適当な大きさに伐って
商品として置いてあるところ。
石ってどれも同じような
表情かと思っていましたが、
大谷石はとくに、
いろいろな表情のものが
あります。
どんな石がやってくるかは、
木と同じで、
ご縁のものですね。