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2010年10月5日

海沿いを走る

カテゴリー: 今日のできごと


改修工事のため、
車で葉山へ。

葉山へ行った帰りは、
渚橋から鎌倉高校前まで、
海沿いの道を走ります。

陽に当たって
キラキラ光る水面を
眺めながらのドライブは、
とても気持ちがいいです。

この道の渋滞は、
あんまり気にならないや(笑)

海を眺めていると、
自分の住むまちでが
海の近くでよかった
と思います。

2010年10月4日

土塗り一段落

カテゴリー: 横浜栄こ邸


横浜こ邸の
荒壁土塗りと裏返し塗りが
一段落しました。

大きな家ですが、
施工期間は
およそ2週間、
一旦塗り始めると、
早く感じますね。

初の珊瑚礁

カテゴリー: 今日のできごと

今日埼玉から
友人たちが来たので、
鎌倉を案内しました。

昼ごはんは、
あまりよく考えずに
海沿いへ。

混んでいるかな、
と思ったら、
今日の天気予報が
雨だったせいか、
いつもより少なく、

そこで
いつも通るたび
車や人でごったがえしている
カレー屋の珊瑚礁
行ってみました。

そのあと見学の予定が
詰まっていたので、
拍子抜けするほど
スッと入れて、
よかったです。

さてここは、
鎌倉のグルメ雑誌に
必ずと言っていいほど
出てくるお店、

しかしながら
鎌倉に家を構えて
10年になりますが、

ここへ来たのは
始めてです。

あまり外食しない生活
ということもありますが、
地元に住んでると、
案外そんなものかも
しれないですね。

2010年10月3日

幻風景を見た

カテゴリー: 今日のできごと

カジュアートスペースにて、
幻風景という
ドキュメンタリー映画を
見てきました。

幻風景は、
鎌倉在住の芸術家、
景山健さんの暮らしていた
雪の下の古民家が
取り壊されることを契機に
20代の若い映像作家の手により
撮影が始まりました。

ご縁で取り壊される直前に
その家に伺うことができたのですが、
素敵な佇まいで、
まだまだ使えるのに
こうした空間が
失われていくことに、
色々感じるものがありました。

ただ茫然と立ち尽くすのではなく、
芸術家としてこのような形で
社会にメッセージを送る
景山さんたちを
応援したいと思います。

また今日面白かったのは、
映画ももちろんのこと、
見終わった後に設けた
参加者、制作者との
酒を飲みながらの議論。

映画を見て
ああ面白かった、
で終わらせるのではなく、
感じたことを
その場にいる人たちで
持ち寄って、

幻風景化が少しずつ進む
この鎌倉のまちなみを
考える日にしていただければと
思います。

それでは皆様、
11月初旬まで
鎌倉市の至るところで
上映会が行われるようです。
ぜひご覧ください。

2010年10月2日

見上げた空のように

カテゴリー: 今日のできごと


昨晩は久しぶりに、
東京駅から最終列車で
帰路に着きました。

自ずと寝る時間が遅くなり、
今朝はいつもよりも朝寝坊、
といっても8時半過ぎに起床、

昔は朝用がなければ、
いつまでも寝ることが
できたものでしたが、
今はそれができません。

たくさん寝るには、
若さと体力が
いるということです。

思えば大学生の頃は、
無駄によく寝たなあ(笑)

体力、といえば、
数年前は、
毎日のように
酔っ払いに溢れた
この電車に乗り、
そしてまた
朝早く起きて
会社に向かったものですが、
今は毎日など
間違いなく
不可能です(笑)。

当時はやはり
若かったのですね。

さて、
朝少し遅めに起きて、
午前中仕事をしたあと、
ムスメの中学校の
文化祭に出かけました。

ここの中学生は、
みんな元気に
挨拶してくれるから、
気持ちいいや。

中学校では、
絵や工芸を手始めに、
総合学習の発表資料や、

社会科や音楽で出た
夏休みの宿題だったのかな、
県や歴史や作曲家のことを調べて
模造紙などに書き上げた新聞を
見て回りました。

内容はもちろんのこと、
人それぞれに
表現に趣向を凝らしていて
なかなか面白かったです。

気だるい朝でしたが、
学校で若さと元気を貰い、

午後三時過ぎの帰り道、
見上げた空のように
爽やかな気持ちで
家路につきました。

地域の学校に関わることは、
何も子どもたちのためだけではなく、
自身の糧にもなるということを
感じる今日この頃です。

2010年10月1日

カツオが待つ

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸では、
瓦葺きが進んでいます。

今回の瓦は、
久々に古代瓦。
釉薬を敢えて塗らない、
素朴な風合いの瓦です。

昔ながらの達磨窯で焼く
藤岡の五十嵐さんの瓦は、
いずれも呼吸し、
調湿作用がありますが、
この瓦はとくに
その効果が高いので、

鎌倉のように
凍害の心配が
ほとんどない地域では、
瓦も下地も
より長く持ち、
むしろ気候風土に
適しているのではないかと
思っています。

さてその瓦、
桟瓦葺きが終わり、
現在棟の部分の施工。

熨斗瓦と‘かつおぶし’が
待ち構えています。

素朴な風合いの古代瓦。

棟の部分。
谷の納まりが
よく分かります。

かつおぶしのような
面戸瓦。

2010年9月30日

土の網の目

カテゴリー: 横浜栄こ邸


荒壁土塗りが
裏返し塗りも含めて、
大詰めの段階に。

土の乾燥収縮によるヒビと、
裏返し塗りの際、
反対側に生じる
「網の目」が
目立つ状況と
なってきました。

今週いっぱいで
おおかた終わる
予定です。

大工のほうは今、
1階に38mm厚の板を
捨貼りしているところです。

2010年9月29日

小舞の前に

カテゴリー: 鎌倉た邸

来週早々から
左官職人が乗り込み、
竹小舞が始まる予定なので、

サッシや内法付けが
バリバリと進んでいます。

2010年9月28日

雨の日もなかなか

カテゴリー: 今日のできごと


ここにきて、
雨が多いですね。

晴れ間が続いた夏と
帳尻を合わせて
いるのでしょうか。

初夏の頃、
食べたあと種を蒔いて
芽が出た夏ミカンが、
ここのところの雨で
元気そうです。

今日は雨で、
現場行きが
中止となりました。

雨が続くと
机の前に腰を据えて、
座る時間が増えるので、
図面や事務仕事が捗り、
気が落ち着きます。

雨の日も、
なかなかよいでは
ありませんか。

2010年9月27日

財産と糧

カテゴリー: 今日のできごと

某古民家の改修が
必要な状況にあるため、
今日を含めて2回、
職人たちと建物を
見て回りました。

やはり職人たちの
分野ごとにこれまで培ってきた
経験を踏まえた意見は、
たいへん参考になります。

これからの時代、
改修という仕事が
より重要性を
増すのだと思います。

改修の仕事こそ、
技術はもとより、
建物の観察力、
金銭感覚、
適切な判断力、

たてものやの真価が
問われるときです。

このとき計画者として
職人たちと対話できる環境が
私にとって
とても大きな財産です。

またこの経験を
重ねることで、
これから建てる建物の
数年後、数十年後を
想像することができ、

手入れしやすい家、
傷みにくい家とするためには
どうすればいいかを
知ることができます。

財産の大切さが
骨身に沁み、
自身の糧になる、
改修の仕事です。