鎌倉た邸101222
2階間仕切りの木ずりが
打ち付けられ始めました。
作業しているのは、
きらくなたてものやを卒業し、
今月から大工として
再出発することになった
たつやくんです。
2階間仕切りの木ずりが
打ち付けられ始めました。
作業しているのは、
きらくなたてものやを卒業し、
今月から大工として
再出発することになった
たつやくんです。
久しぶりに銭湯に行き、
体重計に乗ったら、
ここ15年、いや20年で
最重量記録達成です。
記録達成を
喜んではいられません。
高校生の頃の
いかつかった体重に
近づきつつあります。
ただでさえ寒い冬は、
身体の代謝が落ちるのに、
ここ最近、
図面作業だったり、
講義の準備だったりで
家に籠りきりだったからなあ。
さらに先週は、
立て続けに忘年会。
この歳になると
日々の行いが
如実に目方に表れます。
冬に目方が増えるのは、
宿命とはいえ、
さらに身体の管理に
気を付けたいと思います。
そんなわけで今晩、
危機感を鎮めるべく(笑)、
久しぶりにサウナに
ガンガン入りました。
今年から試みている
専門家向けの
木の建築の教育プログラム、
木の建築学校は
本日今年4回目の講義です。
今日は素材と温熱環境の話。
僭越ながら私が講師として、
お話をさせていただきました。
木の建築は様々な意味で、
真壁(しんかべ)造、
つまり素材を露わにするデザインが
望ましいと思いますので、
デザインするうえで、
素材の話は
大切だと考えています。
また木の建築を
世に提案するうえで、
より快適な住環境を求める
この現代において
温熱環境性能の説明は
不可欠といえます。
以上の理由で
たっぷり4時間、
見本を交えながら、
お話の時間をいただきました。
長い時間にもかかわらず、
受講者の皆様、
お付き合いありがとうございます。
私も4時間しゃべり通しで
終わった後どっと疲れたので、
聴いている皆様もさらに
お疲れになったのではないかと思います。
このプログラムもあと6回、
宿題もだんだんと
難しくなっていきますが、
引き続きよろしくお願いいたします。
現在、ご近所にて改修工事。
築十数年のお住まいの
玄関枠がシロアリに
食われてしまったので、
その交換です。
洋風のその家には、
窓やドアの四周に
複雑な面を取った枠が
付いていたので、
いつもお願いしている建具屋さんに
限りなく面の形状を似せてもらって
それを付け直しました。
また既存の枠には
木目が見えないほど
白いペンキが塗られていたので
同じように
白色塗装をかけることを前提に
肌の白い木、ヒバで作ることに。
しかし取り付いてみると、
素地のままでも
なかなかいいじゃないですか。
ということで
何も塗らないことにしました。
伝統工法を前提としてる手前、
いつもは和の遺伝子を感じる空間を
デザインしている私ですが、
洋のデザインも
それらの技術や素材の中で
何とかなるものです。
考えてみれば明治の頃の
擬洋風建築は、
これまでお寺だったり民家だったり
を作っていた大工なり職人たちが
手がけてきたわけですからね。
その頃の職人たちに
思いを馳せながらの仕事でした。
最近の新聞によると、
相続税が増税の方針とのことです。
私は以前、
土地有効活用事業の企画提案を
仕事としておりましたが、
依頼主の多くは、
相続税対策が目的でした。
そうした仕事をしているうち、
大きな屋敷を壊して
細分化して土地を分譲したり、
安普請の賃貸住宅が建ったりするのは、
相続税の仕組みが
大きく関わっていることを
知りました。
まちなみという視点で見たとき、
相続税の重い負担が
安っぽいまちなみを
もたらしているということを感じ、
、相続税の仕組みは
何とかならないものか、
と思っていたのですが、
今後さらに増税の方針だそうです。
業界的には、
仕事が増えていいのかもしれませんが、
まちなみという視点でも、
税の仕組みを
考えられないものでしょうか。
先週から大工が3名、
仕事をしています。
一人はロフトの床を貼り、
一人は2階で造作、
一人は1階の床を貼っていました。
今回1階の床の一部は、
クリの板です。
この部分は
土足で歩くことになるので
サワラだと消耗が早く、
堅いクリの板としました。
一方外廻りは、
板金屋さんが敷居や枠に
銅板を巻いていました。
今はピカピカしていますが、
じきに柿渋を塗った木と
色合いが揃ってきます。
銅は、
ピカピカ、もきれいですが、
時間経過とともに
変わる色が楽しいですね。
夜は建主さんと大工と
駅前の居酒屋で忘年会。
3時間があっという間の
楽しい時間でした。
しかし食べ過ぎて
苦しい…(笑)
この時期目方が
増えるわけです。