板壁の家 上棟
落とし込み板壁の家、
練馬お邸が本日上棟。
桧と松の木組みと
椹の板壁の美しい箱が
できあがりました。
いずれも白くて
穏やかな木肌だから、
六方木に囲まれた空間も
心地よさそうです。
夕方、建主さんと、
ほぼいつもの面々で
上棟の宴。
この面々だからこそ、
私は楽しく、誇り高く、
仕事ができるのです。
ありがたいことです。
それでは少し
酔っているので、
今晩はこのへんで。
今日は暑いほど
あたたかいですね。
午前中Tシャツで、
ちょっとそこまで
外を歩きましたが、
それで十分でした。
さて早速ですが標記の件、
以下のとおり
カキシブ隊を募集いたします。
ご興味のある皆さま、
何卒ご検討のほど
よろしくお願いいたします。
なおご参加いただける方は
人数確認、および道具等の準備のため、
お手数ですがその旨以下のアドレス宛に
ご返事くださいますよう、
よろしくお願いいたします。
tamotsu.hidaka@kirakunat.com
■日時
3/20(土)
9時〜日没まで
※雨天中止(当日早朝までに作業実施を決定します。)
※ご都合のよい時間だけでもOKです。
■場所
横浜市栄区鍛冶ヶ谷
(詳細は個別に連絡差し上げます)
■集合
現地9時集合
■持物
・汚れてもよい服装
(柿渋は一度衣服等に付着すると落ちません。)
・昼食は用意いたします。
・交通費を支給させていただきます。
(一律1,000円とさせていただきます。)
今日練馬にて、
建方作業が始まりました。
作業は総勢7名、
大工をしていたうちのたっちゃんも
含まれます。
この家は、
私にとって初の
落とし込み板壁の家。
これも伝統構法の一つで、
私は蔵などで
見かけたことがあります。
この構法は、
刻みに時間がかかる代わり、
一度建ててしまうと、
そのあとは早く仕上がります。
水曜日上棟予定、
楽しみです!
階段部分の
尺幅の木格子。
これもデザインを兼ねた
構造の一つです。
今日は午前中、
地元の中学校の卒業式に
招かれて参加。
大人への階段を一歩昇る彼らは、
とても輝いていました。
私を含め、
たくさんの地域の人たちが
招かれていましたが、
こうした環境は、
子どもたちにとって、
また私たちにとっても
ステキなことですね。
自分の子どもと
いうわけではないのに、
卒業生の姿を見て、
ちょっと涙腺が
ゆるんでしまいました。
式から戻り、
昼から確定申告の作業。
子どもたちのハレの場から一転、
現実を突きつけられる
実にナマナマしい作業(笑)
一年の中で一番苦手な作業ですが、
だけどこの一年を振り返り、
総括できる機会でもあります。
フル回転で作業しましたが、
残念ながら五時を回り、
今日提出しようと思っていましたが、
月曜日に持ち越し。
最終日だから、
混んでるかな?
もっと早く手をつけよう、
と毎年思うのですが、
何でできないんですかねえ。
鎌倉か邸の娘さんが通う
小学校三年のクラスで、
土のことを学び、
泥団子を作る
授業の機会をいただき、
左官職人の湯田さんとともに、
小学校を訪れました。
小学校三年生の子どもたちは、
純粋で元気で、
好奇心旺盛で、
人懐っこく、
とても楽しかったです。
気がつけば3時間!も、
子どもたちとともに
過ごしました。
大幅に時間が超過し、
申し訳ありません。
しかし子どもたちも、
その間真剣に手を動かし、
また楽しく学んでいただいたようで、
何よりです。
授業を始める前、
たくさんの子どもが
「ボクの名前は○○!」
「私は□□といいます!」
と口々にお名前を
教えてくれました。
しかしたくさんいたのと、
記憶の容量が少ない私は、
申し訳ないことに
すっかり忘れてしまいました。
お名前確認したいことですし(笑)、
また機会があれば、
ぜひ呼んでください。
今度は木のことを
勉強しましょう!
午後、八王子の現場へ。
本来だったら今、
竹小舞に土を塗りたいところですが、
ここのところ寒さが続き、
土が凍るといけませんので、
ここはグッとガマンして、
土塗りは見合わせ。
その代わり、
大工がバリバリと
造作工事を進めていて、
夏だったら
もう住めそうです。
サッシが入っているので、
あとは玄関戸がつけば
泥棒も入りづらくなり、
しかも竹小舞の状態では
風通しがいいので、
夏はかえって住み心地が
いいかもしれません(笑)。
しかし今は
まだ風が冷たい早春。
壁が待ち遠しいですね。
ということで今進んでいる
造作工事は以下のとおりです。
厨房と居間の間のカウンター。
1寸五分厚の、松の一枚板です。
木摺下地の壁。
竹小舞の下地も美しいですが、
木摺もいいですね。
便所の床。
椹の板で、
既に仕上がっています。
玄関の枠廻りの造作。