下地窓の下地
和室に続く欄間部の壁に
竹小舞が一部顔を覗かせる
下地窓を仕込むことになりました。
貫を利用して
鴨居が垂れないように補強したのち、
竹小舞をかいて
土を塗っていきます。
今回は横に細長い下地窓になるので、
縦方向にのみ
竹が並ぶようにしました。
先週土曜日に引き続き、
今週も土曜日、
ゲンバでカキシブ隊。
この時期は寒いのですが、
天気が安定していて
カラッとしているので、
柿渋を塗るのには
いい時期かもしれません。
独特の匂いも、
気のせいか夏よりも
気にならないような気がします。
さて今日の参加者は、
建主さん3名、
設計者仲間の‘む’さん、
鶴川から子ども一人で‘た’くん、
前の建主であり友人の‘く’、
そしてきらくなたてものやから4名、
と賑やかに作業。
‘く’と私は、
所用でお昼で失礼しましたが、
今日も土台と垂木の一部と、
たくさん塗ることができました。
来週も土曜日行う予定です。
柿渋を塗る‘た’くん。
その一方で、
大工仕事が気になって気になって、
仕方なかったようです。
妻面がせがいで張り出す木組み。
張り出した下の部分が、
オープンテラスになります。
模型を作ると、
建物づくりの過程が
楽しみな一方で、
早くできないかな、
と思いが先走ります。
地元の山が元気になればと思い、
以前地元の森林組合から
一年以上前に新月伐採した
桧の丸太を買ったのですが、
今日はその丸太たちを
製材する日でした。
現在予定している家づくりの
木拾いを踏まえ、
作業の方に木取りの要望を伝え、
製材に臨んでいただきました。
しばらく製材の様子を
眺めていたのですが、
帯鋸が次々と、
けたたましい音を発しながら、
真っ直ぐに木を割いていきます。
目の前で板前さんが
「料理」しているような感じで、
ずっと見ていたいと思いました。
製材した材木は、
またしばらく乾かし、
使うのは来年以降となります。
木との付き合いは
丸太から考えますと、
長くかかるものだと実感します。
しかし長くかかっただけに、
また丸太の状態を知っているだけに、
これらがきれいに仕上げられて
柱になり、棚板になったら、
きっと感慨もひとしおなんだろうなあ。
またまた始まりました、
カキシブ隊。
これまでは、
家づくりを担当する
それぞれ大工の下小屋で
行っていたのですが、
今回は現場で材木を刻んでいるため、
塗る場所も現場。
大工以外の職人も
仕事している横での
作業となります。
自ずと現場に
多くの人たちが集まり、
活気が出ますね。
現場で材木を刻み、
現場で柿渋を塗ることは、
滅多にできることではないので、
しばらくこの雰囲気を
楽しみたいと思います。
今日の参加者は、
建て主さん3名、
きらくなたてものやから2名、
午後からお手伝い1名。
桧の土台を塗りました。
今日は現場では、
基礎屋のササゴ建設の皆さんが
土間打ちの作業を行っていました。
今日の成果。
写真だと分かりづらいですが、
今回は5寸角なので、
やっぱりごつい!
運ぶ時にずっしりきます。