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2010年11月2日

杉皮貼り替え

カテゴリー: 今日のできごと

古民家の外壁に
貼ってあった杉皮が
動物か何かの仕業で
ボロボロになっていたので、
貼り替えました。

山に行って
杉皮採ってくるかー、
と思っていたのですが、
売っているところには、
売っているんですね。

貼り替えた大工が
興味深い記事を書いているので、
ぜひご覧ください。

2010年11月1日

手があれば直る

カテゴリー: 今日のできごと


築80年余の古民家にて。

銅でできた雨樋のアンコーが
長年の間風雨に晒され、
傷みが激しかったのですが、

これを新品に
取り換えるのではなく、
板金屋さんの手で
甦らせることにしました。

銅でできているからでしょうか。

剥がれた箇所を
ハンダ付けで貼り付け、
ひずんだ箇所を
元の形に戻し、

風合いはそのままに、
元通りに近い形に
することができます。

傷んだから交換、ではなく、
こうして手直しして
使い続けることができるのも
昔のモノのよさですね。

ただこれも、
職人が存在してこそのこと。

前も書いたとおり、
これから改修の仕事が
増えてくると思いますが、
そのときこそ
職人の存在意義が
より高まるのだと思います。

とくに板金は、
家を水から守る
役割を果たすことが
多いですからね。

その意味でも
今から若い担い手作りを
意識していきたいものです。

2010年10月31日

暮らし始めて十年

カテゴリー: 今日のできごと

そういえば今日あたり
我が家に暮らし始めて、
十周年。

ぬいぐるみのように
木にしがみついている
写真の子どもたちも
すっかり大きくなりました。

まちのこと、
森のこと、
快適な住まい、
楽しい住まい、

我が家を建てるにあたり、
色々なことを考えた結果、
行き着いたテーマが
「伝統に学び、現代を表現する」
ということ。

その後
大工の藤間さんを始めとして、
多くの同志との出会いがあり、

そしてこれを契機に、
今の自分の仕事があります。

当時は
まちづくりの会社に
勤めていたこともあり、
これが最初で最後、
同じように仕事として
作り続けることは
夢だと思っていましたが、

しかし夢を諦めずに
持ち続けて初めて
現実を手繰り寄せることが
できるのだということを
この十年で実感しました。

次の十年、
この十年で培ってきた
作る技術を生かして、
さらに実現したい夢が
あります。

今からさらに
十年後の自分が
楽しみです。

2010年10月30日

台風来るぞ

カテゴリー: 鎌倉た邸


夕方関東地方に
台風が接近するというので、
足場のシートを
まとめに行きました。

この仕事、
意外に手間がかかるのですが、
大風で足場が崩れても
いけないですからね、
ずぶ濡れになりながらの
作業でした。

幸い途中から
電気屋が手伝ってくれて、
助かりました!

作業後現場で
一服したいところでしたが、
雨合羽をすり抜けて
服が濡れていたので
早く家に帰って
シャワーを浴びる
ことにしました。

そういえば、
肌寒い時期に
台風が来るのも
めずらしいですね。

2010年10月28日

小舞が終わる

カテゴリー: 鎌倉た邸

夕方現場に寄ると、
竹小舞が終わり、
一部荒壁土塗りが
始まっていました。

竹小舞かきが
始まったばかりと
思っていたのに、
時間の経過は
早いですね。

日が暮れて、
現場の灯により
映し出される小舞の影が
とてもきれいでした。

2010年10月27日

急に寒い

カテゴリー: 今日のできごと

急に寒くなりました。

現場で何回、
さぶっ、と
つぶやいたことか(笑)

今日、海沿いの道から
見えた江の島は、
輪郭をはっきりと
捉えることができ、

寒い季節、
晴れた日に見える
江の島に
近づいてきました。

最近、
季節の移動速度が
早いですね。

列柱がお出迎え

カテゴリー: 今日のできごと


改修工事の現場にて、
3.5寸角、約7寸間隔の
列柱による柵が
途中中断時期を経て
ようやく完成。

ここにたどり着くと、
まずこの柵が
目に飛び込んでくる
この家の象徴的な
空間となりました。

柱が連続する空間は、
居る位置、
見る角度によって
表情が違うので、
訪れた人に
大きな印象を
与えます。

2010年10月26日

覗き穴を穿つ

カテゴリー: 横浜栄こ邸

2階の納戸に、
1階の居間を覗く
小窓があります。

当初は付ける予定は
なかったのですが、
現場が進むにつれ、
ここに窓があると
面白いね、という話になり、
窓を穿つことにしました。

お城に行くと、
壁に偵察用の
穴が開いているのを
見かけますが、
あんな感じです。

つい首を
突っ込みたくなりますね。

普通は見れない
居間の小屋組みを
見下ろすこともできます。

こうして
楽しい仕掛け
というだけではなく、
現場では
これがなかなか便利。

2階にいても、
1階の様子を伺ったり、
1階にいる人に
声をかけやすくなりました。

2010年10月25日

門を塗る

カテゴリー: 八王子や邸


既存の門を改修して
使うことになったのですが、

新規の柱は黒が薄く、
既存の柱は色が燻み、
そんな現况に対し、
木組みの色を
全体的に黒褐色にしたい
という要望をいただいたので、

柿渋を取り扱っている
トミヤマさんの
柿渋コート(古代色)
塗ることにしました。

外部に塗装する場合、
柿渋だと半年くらいで
流れてしまうので、
最近この塗料を
塗ることにしています。

既存の柱は、
ほとんど剝げていたものの、
当初何らかの塗料を
塗っていたみたいで、
ちょっと塗りにくかったですが、
半日かけて
全体が落ち着いた
黒褐色になりました。

最近ちょっとした塗装工事は、
きらくなたてものやが施工、
さんざん柿渋を
塗っていますからね。

建主さんも、
仕事を見てたら
刷毛を持ちたくなったようで、
途中から
お手伝いしていただきました。

2010年10月24日

らの日

カテゴリー: 今日のできごと

今日は昼から
子どもたちのラグビーの試合。

所属チームの
観戦だけではなく、
初めて公式戦で
レフリーを勤めた
記念すべき日でした。

ああ久しぶりに、
緊張した。

夜は
鎌倉の建築家仲間が企画した
材木座のらくごの会へ
子どもたちと参加。

落語を生で楽しむのは、
中学生以来でしょうか。

とても楽しませて
いただきました。

驚いたのは、
その参加人数の多さ。

老若男女問わず、
広いお寺の本堂内で
足の踏み場もないほどでした。

笑いでまちが
つながっていくのも
ステキですね。