格子の向こう側
玄関格子の向こう側には、
階段とともに、
生活動線があります。
生活動線の突き当りには、
また同じ表情の
格子戸があります。
一定のリズムで並ぶ梁と格子が、
奥行感を作ります。
夜になると、
欄間の硝子が梁を映し出すので、
さらに奥行感が増すことになります。
二人いる女性スタッフの妹分、
橋北がこのたび、
結婚を機に退職することになり、
今日が出勤最終日。
そこで今晩、
ピスカリアで送別会を行いました。
きらくなたてものやは、
私を含めて3人で仕事、
しかし私たちには、
共に仕事をしている
たくさんの大切な
仲間たちがいます。
彼らも仕事を終えた後
駆けつけてくれて、
総勢18名で門出を祝いました。
しかも橋北は、
昨年夏まで週末は
ピスカリアのお手伝いを
していましたので、
お店ごとお祝いです。
辞めてしまうのは
寂しいし残念ですが、
今日来てくれた方々を含めて、
家づくりという
大きな苦労と喜びを
共にしてきた以上、
例えば高校のクラスや部活の仲間が、
生涯の付き合いになるように、
いつまでも仲間です。
いつでも事務所や現場へ
顔を出してください。
そして、
ワークショップに
人出が必要な時や、
壁に絵を描いてほしい時は、
呼びます(笑)。
何にせよ、
私たちが家という
家庭の器作りを通じて
何よりもめざしていた、
幸せな家庭を築いてくれることを
祈っています。
上棟してから大工は、
屋根の野地板を貼った後、
外壁面の間柱などを
入れていました。
来週にはサッシが入り、
もしかしたら竹小舞かきも
始まるかな?
ところで今日は
瓦の第二便が届きました。
現場へ行くと、
五十嵐さんの他に
若い人が一人。
何でも弟子が
入ったそうです!
達磨窯で瓦を焼く職人は、
もしかしたら
日本全国見渡しても
片手で数える程度、
しかもこれまで
手のかかる仕事を
全て一人で行っていたので、
色々な意味で
うれしいことです。
将来は地元に帰って
達磨窯を興す夢があるようなので、
楽しみです!
畳が入りました。
大きな工事は
これでほぼ終わり、
あとは細々した仕事
ばかりです。
全てではありませんが、
今週中にほぼ終わらせて、
日曜日の完成見学会を
迎えたいと思います。