一日で建つ
茅ヶ崎は邸は、
晴れた秋の空の下、
今日建前。
敷地にレッカー車を
寄せることができないため、
久しぶりの手おこしです。
大工たちの掛け声と
カケヤで叩く音だけが
あたりに響き渡り、
それが感動的ですら
ありました。
また手おこしなので、
作業日を二日間みていたのですが、
何と今日全て
組み上がってしまいました。
確かにたいへんな作業ですが、
レッカー車だと
それが一本一本運ぶ速さで
作業の速度が決まるところ、
手おこしだと
みんなが段取りを理解してさえすれば、
同時にいろいろなところで
仕事が進むので、
かえって速いかも、
とすら思いました。
構造材が比較的、
小ぶりだったということも
幸いしました。
毎回これでやろう、
なんて言うと、
仲間の大工たちに怒られそうですが、
何よりもこの
一致団結感のより高まる感じが
たまりません。
敷地や道路の狭い場所だったら、
ムリしてレッカー車を入れなくてもいいかも、
と思いました。
いずれにしても
今日集まってくださった職人の皆さん、
ありがとうございました!
明日は夕方、
上棟のお祝いの宴のみ
現場で行います。
建前の朝。
これらを素材に、
どんな物語が待っているのか、
ワクワクする時間です。
手おこしの様子。
重い六寸角の通し柱を
数人がかりで運んでいます。
手おこしの様子、その2。
材木を下から
バケツリレー方式で
運びました。
レッカー車のエンジン音がない分、
カケヤの音がきれいに
響き渡っていました。
お昼の休憩まで、
もうここまで達しました。
おやつの時間の様子。
この時点で
越屋根を残すのみと
なりました。