ブログ
2011年12月25日

蹴り納め

カテゴリー: 今日のできごと

久々にラグビーの話。

今日は今年最後の
子どもたちの練習。

今年は日曜日に仕事が入ることが多く、
出席率半分、といったところでしたが、

ラグビーを通じて
子どもたちと関わることは
何より楽しかったですし、

子どもたちに「伝える」という経験は、
建築の仕事においても
勉強になりました。

そう、なにごとも経験は、
仕事に還元されるのです。

そして靭帯を失ったヒザよ、
今年も持ちこたえてくれて
ありがとう。

今年厄年だから
とくに気を遣いましたが、
無事過ごすことができました。

来年はなるべく多く、
グランドに行きたいと思いますので、
引き続き何卒よろしくお願いします。

2011年12月24日

クリスマスは太るためにある

カテゴリー: 今日のできごと

今日は一日、
朝から家にこもりきりで、
机に向かって仕事。

ここのところ、
現場や打ち合わせなどで
予定が立て込んでいたので、
このような日は
実に久しぶりのこと。

しかも今日のような日は
かかってくる電話も少なく、
図面や事務作業が捗ります。

そして日が暮れると、
家族揃って、また両親も我が家に来て、
クリスマスの夕げ。

近所の河野肉店の
ローストチキン。

おいしい!

河野さんは、
手広に住んでてよかった!
と思うお店の一つです。

子どもたちも協力して作った
手毬寿司。

食卓に花が咲いたようです。

そして締めは、
いちごとクリームたっぷりの
自家製ケーキ。

このように家族とともに
華やかな食卓の
楽しいひとときでした。

しかし一日家に籠った晩に、
たっぷりお肉とお寿司とケーキ。

こんな日は年に何度もないので、
今日は太ることを
楽しみたいと思います(笑)

2011年12月22日

年内中に土塗りたい

カテゴリー: 茅ヶ崎は邸

茅ヶ崎は邸では、
12月上旬から竹小舞かきが始まり、
現在荒壁土をつけているところです。

寒くなってきたため、
凍結が心配でしたが、
試し塗りをしたところ、
まだ大丈夫!

さすが海に近い茅ヶ崎!

ということで、
左官屋さんたちが
年内に土塗りが終わるよう、

竹小舞ができあがった余韻に浸る間もなく、
ばりばりと仕事を進めています。

凍結の心配がなければ、
この時期は乾燥しているので、
土の乾きが早いです。

2011年12月20日

私たちももちをつく

カテゴリー: 地域活動

私が事務局の一人として活動している柞の森音楽祭

音楽を通じて地域ぐるみで子どもたちを見守り、
音楽を通じて地域の輪を作る活動です。

音楽祭自体は年1回、
鎌倉芸術館で3月下旬に行うのみですが、

日々その準備や練習、

また地域の力を生かして
震災支援活動も行っています。

その一つが
この震災で余儀なく避難しなければならない方々が
近くの団地に移り住んでいるのですが、
その方々との交流活動を定期的に続けています。

そして今日は、
今年最後の交流会。

そこでもちつき大会
開催することになりました。

もちをつくのに、
若い力が必要とのこと。

なので、
幸い近所に進行中の現場があるので、
職人たちや所員を連れて、
私たちも楽しませていただきました。

自分の地元に現場がある
幸せを感じました。

2011年12月19日

天板はカツラ

カテゴリー: 今日のできごと

手広た邸にて。

厨房と居間を仕切る家具の天板に、
カツラを使うことにしました。

カツラは木目が素直で
色味も落ち着いていて、

私の好きな素材の一つです。

赤味を帯びているので、
とくにスギの空間に
よくなじみます。

またカツラという木は、
樹形が端正に整っていて、

葉っぱもかわいらしく、
秋になれば紅葉して
ほのかに甘い香りが漂い、

庭木にしても楽しい木ですね。

例えば北鎌倉にある
明月院の入口にあるカツラの木は、
本当に美しいです。

そういえば、
鎌倉彫の材料になる
木でもありますね。

こうして鎌倉と縁のある木、

現在工事が進行中ですが、
完成したら、
またこの場で紹介します。

昨日のおみやげ

カテゴリー: 今日のできごと

昨日の竹伐りの際、
青の美しい棹の部分を
短く伐って、
おみやげにしました。

私も数本
お持ち帰りしたのですが、
早速これに乗って、
足の裏をぐりぐりっと。

気持ちいい〜。

竹の香りも
癒してくれます。

1本足踏み用に残して、
器とか作っても、
おもしろいかな。

もうすぐ正月なので、
小さな門松にしてみても
いいですね。

そういえば「門松」には
竹を使いますけれども、

もしかして昔は、
この時期の里山整備の一環として、
竹を間引いたものを
正月飾りとして
活用したのでしょうか。

だとすればこれも、
里山と日本人の関係性、

そしてどこまでも使い尽くす
日本人の合理性を表す
作品の一つですね。

2011年12月18日

大団円の竹取物語

カテゴリー: 二宮し邸

冬の下弦の月の日、
富士山がいつもより
大きく見えるほど
よく晴れた天気の下で、

竹小舞の材料を確保するため、
竹伐りを行いました。

空気はきりりと冷えていましたが、
日なたで身体を動かすと汗ばむほどで、
野良仕事するには、
本当に気持ちよかったです。

その気持ちよさに誘われてか、
今日は実にたくさんの方に
ご参加いただきました。

まずは建主さんご家族3名(うち子ども1名)、
建主さんご夫婦それぞれのご両親4名、
川越から‘あ’さん、
大磯から‘お’さん、
日野からOBの‘い’さん、
鎌倉からOBの‘ほ’さんご家族4名(うち子ども2名)、
鎌倉からOBの‘か’さんご家族4名(うち子ども2名)、
鎌倉でこれから始まる‘や’さんご夫婦2名、
鎌倉でご検討中の‘み’さんご夫婦2名、
町田でご検討中の‘か’さんご家族3名(うち子ども1名)、
きらくなたてものやから3名と、

最大で28名も数える、
大盛況の日でした。

お弁当のご用意など、
建主さんにはご負担をかけてしまいましたが、
その分作業はたいへん捗りました。

そして参加者の属性を見てお分かりのとおり、
1/4が、普段だったら一堂に会する機会が
盆暮れ程度と思しき血縁関係、
半分以上が「家縁関係」と申しましょうか、
家づくりを通じた建主さん同士のご縁です。

今日の様子を見ていると、
昔、地縁血縁間にあった助け合いのしくみ
「結」を思い出します。

しかもそれに留まらず、
家づくりの考え方に
共感した人たち同士も含めたご縁ですので、
現代版の「結」といえますね。

こうした様々な縁に囲まれて、
竹の収穫以外に、
大切な宝物を
手に入れたように感じた一日でした。

参加された皆さん、
本当にありがとうございました!

今日の作業場所の
朝の景色。

田んぼの廻りを
竹林と雑木林が取り囲んだ、
典型的な里山の風景です。

作業前の竹林の中。

枯れた竹が折り重なり、
鬱蒼としております。

親子、力を合わせて
竹を伐る作業。

子どもたちも、
嬉々と仕事してました。

伐った竹を
斜面から下ろす作業。

とくに建主さんのお母さん、
本当に若々しく働かれていました!

遠景で分かりづらいですが、
竹の枝を払うとともに、
所定の長さに揃える作業。

流れ作業のように
仕事が進んでいましたが、
この作業は人手がいるので、
今日はとても助かりました。

竹を竹割器で割る作業。

楽しそうに見えるのですが、
これが案外体力を使います。

この仕事をほぼ一日、
建主さんのお父さんが行っていました。

奥さんに負けじと、若々しい!

割った竹の節を
ナタで払う作業。

主に女性陣の仕事でしたが、
子どもたちもよく働いてくれました!

時間が経つにつれ、
節を払う作業の人員も
増えていきました。

最後完成した割竹を
50本ずつ縄で縛って完成です。

今日は何と、
約30束作ることができました!

今日のお昼の光景。

お弁当以外に
建主さんがあたたかいトン汁を
用意してくれました。

とてもにぎやかで
何だかちょっとした
お祭のようです。

一日気持ちよく身体を動かした成果は、
割竹の収穫だけではありません。

人と人同士のつながりと、

風の通る爽やかな竹林の景色を
得ることができました。

まさに「野良」仕事です。

前も書きましたが、
これが竹伐りの醍醐味の一つですね。

さあこれで、
材料が揃いました。

早くも竹小舞の姿が
楽しみです。

また今日のみんなが
来てくれるといいなー。

5倍幸せになったか

カテゴリー: 今日のできごと

原発に関連する
記事や報告を目にするたび、
心が傷みます。

私たちが地に足付けて、
人として普通に暮らしていくことを
不可能にしてしまう原発は、

この世にあるべきではないと
強く思います。

かといって
それ以外に電気を起こす方法は、

水力であれ太陽光であれ、
たとえ環境負荷が低いと言われてても、
正直美しいとは思いません。

例えば水力発電の現場に行くと、
水環境は容赦なく遮断され、
そこから山を空を切り裂くように、
鉄塔の行列が並んでいます。

美しく電気を起こす方法は、
他に何かないものでしょうか。

もはや私たちは、
電気のない暮らしは
考えられないだけに、
その答えが見つかるまで、
もどかしい思いがします。

せめてできることとすれば、
なるべく電気に依存しない暮らしを
模索することです。

私たちが子どもの頃と比べると、
電気を使う量は
約5倍も増えています。

その分私たちは、
便利になったとは思いますけど、
5倍幸せになったのでしょうか。

事業仕分けさながら、
その点の検証が、
実は大切なのではないかと
思っています。

2011年12月17日

心に響く木を探す

カテゴリー: 今日のできごと

建主さんとともに、
飯能の岡部材木店に。

木を見ながら、
打ち合わせを行いました。

岡部さんと仕事する時は、
一度は行う「行事」です。

ここには樹種といい、形といい、
楽しい木がたくさんありますからね。

その中で、
どのような雰囲気の空間にしたいのか、
どのようにその人らしさを表現するか、

素材を見ながら
心に響く木を探すのです。

この作業は本当に楽しく、
ワクワクします。

市場に行って、
野菜や果物などに囲まれてると、
何となくワクワクする感覚と
似ています。

そう、
素材から始まる木の建築は、
料理に似ていると、
よく思います。

ところで今日は、
一本、クリのタイコを見繕いました。

2011年12月15日

スギの縞

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸&柚の玄関にて。

スギの柾目の縞模様で
囲まれた空間です。

木で囲まれた空間は、
ともすると‘うるさい’感じに
なりがちですが、

柾目だと整った、
リズミカルな感じになります。