2011年10月22日
今日は建主さんのご厚意で、
横浜こ邸の完成を祝う会。
家づくりに関わった
職人一同20名ほどを招いていただき、
盛大な会となりました。
こうして職人が
ここへ一堂に会するのは、
上棟以来ですが、
上棟とはまた違う
達成感と安堵が
皆さんの顔に漂っていました。
初めて建主さんたちと
お会いしてから実に4年以上。
設計に約2年、工事にも約2年、
実にたくさんの年月をいただいて
ようやく完成に至ることができただけに、
その思いもひとしおです。
そしてこの長い長い物語も
ついに一区切りつこうとしていますが、
建主さんたちの心遣いと
この家づくりを
たいへん楽しみにされている様子が、
とてもよく伝わってくる現場だったので、
これほどまだ時間がかかっても
まだまだ通い続けていたいような、
そんな寂しい気持ちも
実はあったりします。
建主さんがこの長い長い物語を
ビデオなどで克明に記録し、
会の間、それらを編集したテープの
上映会を行ったのですが、
テレビの画像から、
ああ、これほどまでに
この家づくりを
楽しんでくださったんだなあと
という気持ちが改めて伝わってきて、
たいへんうれしく思う反面、
そこには先ほどの寂しい気持ちも
同居しておりました。
しばらくしたら
隣の古民家の解体と
外構工事を行うこととなりますが、
その時またここに通うことを
楽しみにしております。
それでは‘こ’さん、
これまで本当に長い間
ありがとうございました。
そしてこれからも
よろしくお願いいたします。
達磨窯で焼いた敷瓦の床に置かれた
柿と壺。
これが本日の私たちを
玄関でお出迎えしてくれました。