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2011年8月28日

木組みが窓枠(その1)

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸にて。

1.5尺間隔に並ぶ柱の間には、
縦長の開き窓が納まり、

小屋組み部分には、
木組みの間に
横長の開き窓と、
三角の嵌め殺し窓が納まり、

この構造かつ意匠のデザインが、
寝室の空間の表情、
および北側外観の表情を
形作っております。

光花台

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸にて。

柱と柱の間に
横木を渡し、
その向こう側には
タペストリガラス。

横浜こ邸でも
取り入れたのですが、

小さい草花を飾るには
ちょうどよい場所です。

草花たちも
栄養となる陽の光を
存分に浴びることができます。

2011年8月27日

光る!泥団子作りワークショップ開催

カテゴリー: 今日のできごと

夏休み最後の週末、
もう夏は通り越して、
秋の気配が漂う今日、
カジュアートスペースの場をお借りして、
光る!泥団子作りのワークショップを
開催いたしました。

左官技術を応用した作業ですので、
講師は左官職人の湯田さんです。

参加者は、
子どもたちが10名、
見守る大人たちが5名、

そのうち7割以上が
きらくなたてものやの
建主さんたちで、

こうしたとき
駆けつけてくださるのは
たいへんうれしいですね。

最初は皆さん、
緊張した面持ちで
静かに手を動かしていましたが、

玉が光り始めると、
口も動き始め、
次第に賑やかな雰囲気と
なりました。

作業中、何回か言ったように、
「心」が大事、

皆さんそれぞれ
心を込めて玉を磨き、
2時間後には
ピカピカの玉が
できあがりました。

夏休み最後の思い出として
どうぞおうちで
大事に飾ってください。

2011年8月26日

リズムと香りで迎える玄関

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸にて。

門扉を入り、
玄関まで至る通路は、

右手にスギの列柱、
頭上にはヒマラヤスギの梁が
3尺+1.5尺のリズムで
並んでいます。

湿度の高い日には、
ヒマラヤスギの香りが
仄かに漂ってくる、

香りで迎える
玄関となります。

賑やかな空の色

カテゴリー: 今日のできごと

遠く向こうには、
綿のような白い入道雲、

南の海の上には、
薄紫色の雨雲、

そして先ほどまで
天上は青い空だったのですが、

どす黒い不気味な雨雲が、
覆いかぶさってきました。

2011年8月25日

芳香材

カテゴリー: 今日のできごと

飯能の岡部材木店にて、
次なる家づくりの打ち合わせ。

その時に、
前の仕事で余ったコウヤマキを
引き取ったのですが、

幅1寸程度の棒状の材があったので、
カンナをかけてみました。

当然大工ではないので、
ヘタクソですが、
コウヤマキは
何と削り心地のよい木だこと!

削れば薄い紙のような
カンナくずが出てくるので、
それをくるくるっと
丁寧に丸めてみました。

木の樹脂成分の
あんばいがよいのか、
キレイに丸まって
形状が安定します。

そしてこの
幾重に咲いた花のような筒が、
コウヤマキ独特の
柑橘系のような高貴な香りを
辺りに放っていました。

形もいい感じだし、
天然由来の「芳香材」として
売ろうかな(笑)

杉と栗が交差する

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸の
カフェとなる部分は、

2尺間隔で栗の梁が
並んでいます。

それを受けているのが、
杉の尺梁。

この杉の梁は、
さらに栗の尺梁に支えられて、
北側の2階が張り出した部分を
支えています。

梁が渡りアゴで
交差してできた隙間の部分には、
通常「面戸」という
板を挟み込むことが
多いのですが、
今回はタペストリガラスとして
明るく軽く見せています。

光る!泥団子作りWS再度のご案内(8/27)+色どり月のカキシブ隊!(9/17)

カテゴリー: 告知・連絡

つい最近まで
茹だるような暑い日が
続いていましたが、
ここのところ凌ぎやすいですね。

夜寝ている時は、
布団を被っていないと
寒く感じるくらいです。

先日エアコンなどについて
この場で書きましたが、

私のような
エアコンを持っていない
絶滅危惧種でも、
もう大丈夫、
と正面切って言えます(笑)

ただ寒暑の差が激しいので、
かえって体調を
崩しやすいといえそうです。

皆様どうぞご自愛ください。

さて前置きが長くなりましたが、
表記の件、以下のとおりご案内申し上げます。
皆様、どうぞご検討のほど
何卒よろしくお願いいたします。

■光る!泥団子ワークショップのご案内

先日もご案内させていただきましたが、
まだ人数に余裕があります。

日本の伝統的な
左官技術を応用した
色とりどりの泥団子作り、

左官職人の指導のもと、
磨けば磨くほど輝きを増すこの作業は、
子どもにも大人にも大人気!
ハマること請け合いです。

夏の最後の
思い出作りの一つとして、
ぜひご参加ください!

泥団子の写真

・日時:平成23年8月27日(土) 13:30〜16:00
・場所:カジュアートスペース(http://khaju.com/)
・費用:大人3,000円/高〜大学生/2,000円/小〜中学生/1,000円
・申込・問合せ先
 きらくなたてものや 日高宛
 tamotsu.hidaka@kirakunat.com
 TEL:080-5467-8701
 FAX:0467-32-0054

コチラをご参考ください。

■色どり月のカキシブ隊のご案内

9月の別名を調べたら、
「長月」が筆頭に挙がりますが、
それ以外にも色々あるようです。
「色どり月」もその一つです。

柿渋を塗ることにより、
木に赤味の色を添えることから、
ここは「色どり月」を採用してみました。

さて柿渋塗りは、
大工が丹精込めて刻んだ材木に
一本一本心を込めて、
磨き上げる作業です。

あとからあぶり出しのように
色が付くという柿渋の性質上、
「心」が仕上がりに響きます。

それを「結」の仕組みの中で
たくさんの人たちが一堂に会し、
心と心を重ねて仕事するから、

木が組み上がった時の感激が
ひとしおなのです。

どうぞ皆さん、
「結」の楽しさを
感じていただくとともに、
そのような体験を共有すべく、
たくさんの方々に
カキシブ隊へお越しいただければ
とてもうれしいです。

・日時:平成23年9月17日(土) 9:00〜日没まで
・場所:厚木市飯山 吉岡木材
・集合:9:00現地集合(本厚木駅からバスでアクセス可能です。)

【連絡事項】
・持物:作業できる服装、運動靴、タオル
(柿渋は衣服等に付着すると、二度と落ちません。)
・雨天中止の場合、当日7時までに作業実施を決定のうえ連絡申し上げます。
・ご都合のよい時間だけでもOKです。
・交通手段、詳細の場所等の事務連絡は、改めて個別にさせていただきます。
・昼食は用意、またはごちそうします。
・交通費を支給させていただきます。
(一律1,000円とさせていただきます。)

2011年8月23日

角が抜ける

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸の居間は、
角をそれぞれ6尺
抜いています。

ここも硝子戸になり、
横に格子が入った網戸になり、
風が通るスリット入りの雨戸になります。

また角の柱が
太いことをいいことに、
建具を閉めた時、
全ての建具の四方の框が隠れ、
すっきりと見えるように
なっています。

角が抜けると、
視線が対角線で抜け、
広がりを感じるので、
最近設計上、
よく採用している
手法の一つです。