外廻りの工事が進む@鎌倉た邸110817
鎌倉た邸では、
先週後半から外廻りの工事が
動き始め、
今日、
門の廻りとウッドデッキが
ほぼできあがりました。
だんだん見え方が
締まってきます。
崖の上に立つ
ウッドデッキ。
浴室および洗面所の前は、
プライバシー確保のため、
背丈の高さほどの
木格子を取り付けました。
またこの中は、
サーフボードの砂落とし場にも
なります。
あとは照明器具を
付けて終わりです。
鎌倉た邸では、
先週後半から外廻りの工事が
動き始め、
今日、
門の廻りとウッドデッキが
ほぼできあがりました。
だんだん見え方が
締まってきます。
崖の上に立つ
ウッドデッキ。
浴室および洗面所の前は、
プライバシー確保のため、
背丈の高さほどの
木格子を取り付けました。
またこの中は、
サーフボードの砂落とし場にも
なります。
あとは照明器具を
付けて終わりです。
昨日、
ちょっとした道具を買いに、
関谷にある黒沢総合商店に
出かけました。
このお店は、
某ディスカウントストアの
ド○キ○ーテも真っ青、
所狭しとたくさんの商品が
積み上げられています。
僕らからしてみれば、
華やかなケーキ屋の
ショーケースの前に
立った時並みに、
いやそれ以上に
ワクワクしてしまいます。
取り扱っている品物が
ホームセンターと
ほぼ同じといえば
同じかもしれませんが、
陳列の密度と玄人くささは、
その比ではありません。
そして今回、
購入の目的は
一つだけでしたが、
他の品物にも
目がいってしまい、
余分に二点、
ついつい買ってしまいました。
うーーーん、
陳列の魔力…、
だけどなぜだか、
うれしい。
ド○キ○ーテも、
それでたくさんモノが
売れるのかもしれません。
ここにきて、
毎日太陽がギラギラ、
暑い日々が続いております。
皆さんはこの暑さを
どのように凌いでおられますか?
やはり最も手っ取り早いのは、
エアコンでしょうか。
以前もこの場で書きましたが、
今や我が国のエアコンの普及率は
なんと約9割!
エアコンのない我が家は、
伝統工法や達磨窯で焼いた燻し瓦同様、
絶滅危惧種となりつつあります(笑)
今後も付ける予定はありませんが、
希少価値を高めるために、
暑さを耐え忍んで…、
というわけではありません。
原発に依存しない社会を
作るために節電対策として?
…それは少しだけ、
あるかもしれません。
確かに家の中は、
エアコンのある家に比べれば
暑いと思うのですが、
しかしエアコンなしでも、
何とか暮らせていけます。
いやむしろ
決して負け惜しみではなく、
それだからこそ
気持ちいいと思う時すらあります。
ちょうど今、
日が暮れた時間、
私の右手にある窓から
そよそよと入ってくる風が
とても気持ちいい!です。
一方で、
確かにエアコンがよく効いた
コンビニなどに入った瞬間、
正直に「ああ天国(笑)」と感じます。
しかしそう感じるのは一瞬で、
しばらくして外に出ると、
今まで「暑いな」程度に
思っていた屋外が
とんでもなく不快な、
地獄のような場所に感じます。
つまりエアコンの存在により、
建物の内と外が完全に遮断され、
禁断のシェルターの中へ
閉じ込められたような
気になります。
かといって夏の暑い日が続く間、
一歩も「外」に出ない生活は、
少なくとも私にとってありえません。
しかもエアコンによる快適さは、
屋外に熱風を放つことにより
成り立ちます。
「内」と「外」の遮断化に
拍車をかけるどころか、
家のゴミを
外へ無造作にポイポイ投げ捨てて、
家をキレイにしているような感じがして、
それでいいのかなあと
その機械の仕組みに
違和感を覚えてしまうのです。
エアコンが如何に節電型であろうが、
その電力が太陽光だろうが風力だろうが、
その機械の仕組みに
変わりはありません。
確かにエアコンは、
時と場所によっては
必要だと思います。
熱中症のことを考えれば、
やせ我慢も禁物です。
しかし夏の暑さの凌ぎ方として、
安易にエアコンに依存せず、
例えば家の外に、
涼しさをもたらす
緑をたくさん植えること、
外から風を取り入れるために、
窓を随所に設けること、
家の中に日陰を作るため、
軒の出を長く出すといった
外をゆるやかに感じる内、
内を心地よくするための外、といった
内と外とのいい関係作りの観点から、
考えることができればと思うのです。
実はこの観点は、
もちろん地域性もありますが、
住宅の温熱環境を評価するうえでも
大切だと考えています。
住宅の設備や断熱性といった
家の「内」のみの視点で
住宅の性能を論じれば、
必ず「外」に、
いや「内」にいる私たち自身の身体に
ツケが回るような気がしています。
夏は外の厳しい暑さをほどほどに感じ、
冬は外の厳しい寒さをほどほどに感じ、
その中に心地よさを見い出すこと。
このほうが結果的に、
身体が喜ぶと思うのですが、
医学的に見てどうなのでしょうか。
私が暮らす周辺の地域で
建物を設計するうえで、
夏も冬も、
「内」と「外」とを
断つのではなく、
「内」を「外」から
ゆるやかに包んでくれる土壁を
提案し続けているのは、
そうした観点も理由の一つです。
鎌倉某所の改修工事は、
約2ヵ月間の期間を経て、
建具工事など
少し工事を残して
今日引き渡し。
今日も午後から
現場を掃除、
そのあと夕方
現場で建主さんにお会いし、
一通り打ち合わせ等を終えて、
現場を後にしました。
建主さんに「失礼します」と申して
ドアをパタンを閉めた直後、
一瞬にして
ゲンバがイエとなり、
家を巡る立場が
逆転するわけですが、
充実感とともに、
ムスメをヨメに出すような、
何ともいえない
寂しさを感じてしまいます。
さてこの家の改修工事で
取り組んだことは色々ありますが、
主菜は、と言えば、
先日紹介した「風の台」と、
コの字のかたちをした
栗のキッチン。
従前の動線計画では、
食事を作るキッチンから
食事をいただく
テーブルに至るまでに、
廊下を通り、玄関を通り、
家の中でぐるっと
数十歩歩かなければ
ならなかったので、
対面式にし、
かつテーブルまで
すぐ到達できる動線計画を
考える必要がありました。
しかし1間半×1間半の
正方形の4畳半の中で、
収納スペースを確保しつつ、
それらの条件を解決するのは
なかなか難問でした。
キッチンで4畳半あれば、
広さ上は十分なのですが、
それが正方形となると、
どこかが間延びしたり、
あるいはどこかが窮屈に
なってしまいがちなのです。
ですので
建主さんとの打ち合わせに
最も時間をかけた部分なのですが、
結果的に
調理器具の寸法を測って
収納の大きさを決めたり、
あるいは僅かなスペースを使って
お盆やアルミホイルの
置場を作ったりと、
細かい芸の詰まった
使いやすそうな
キッチンとなりました。
こうした結果になったのも、
建主さんとの
対話があってこそ。
デザインも大切、
それ以上に使い勝手も
極めて大切な
キッチンなどを
計画するうえで
その重要性を
再認識しました。
※建具工事が未済です
鎌倉の改修工事にて。
明日の引き渡しに向け、
午後から夜まで、
現場で塗装の補修と掃除。
風が通る
比較的涼しい場所ですが、
この時期身体を動かすと、
さすがに汗が噴き出ます。
一体何リットル
汗をかいたのでしょうか。
体重計に乗ったら、
数週間前に比べて、
体重が3kg以上減り、
4、5年ぶりに、
60kg台を記録しました。
鎌倉た邸では、
様々な木組みのリズムを
作っています。
例えば1階の広間には、
3尺角の格天井風の木組みと、
1尺+2尺のリズムで並ぶ木組みが
続いています。
その他のリズムについては、
また後ほどこの場で
紹介していきたいと思います。
ほとんどの職人たちが
明日からお盆休み。
今日でキリのいいところまで
進めば理想的です。
昼頃、手広た邸に
顔を出しましたが、
荒壁土塗りが
今日で終わるのではないかと
いうところまで
進んでいました。
そうすれば数日間、
養生できますからね。