床板貼り始まる@葉山と邸110629
荒壁土塗りが
進む一方、
今日から大工が
サワラの床板を
貼り始めました。
この場で家づくりの過程を
ご紹介させていただいていた横浜こ邸が、
長い月日を経て完成の運びとなり、
このたび建主さんのご厚意で
完成見学会を行う
運びとなりました。
五寸角による木組みと土壁、
建主が丹精込めて塗り込んだ柿渋の色、
日本の伝統的な工法ならではの
多彩なリズムと奥行のある空間を、
どうぞごゆっくりお楽しみください。
なお見学会は、
恐れ入りますが
予約制とさせていただきます。
ご参加希望の方は、
お手数ですがその旨以下の宛先まで
・お越しになる概ねのお時間
・参加人数(大人、子ども)
・交通手段
を添えて、ご連絡をお願いいたします。
tamotsu.hidaka@kirakunat.com
ご連絡を頂いた後、
詳しい場所や事務連絡等をご返事させていいただきます。
◎完成見学会開催要領
■日時:平成23年7月3日(日) 11:00〜15:00
■場所:横浜市栄区(JR本郷台駅より徒歩約20分)
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このたびスタッフの一人が
結婚を機に退職することになりました。
そのため、
スタッフを新規募集いたします。
木の建築が大好きな方、
身体を動かすのが大好きな方、
そしてできれば、
ベクターワークスを使える方、
ご連絡をお待ちしております。
今年も行います、木の建築塾。
今年は「国際森林年と建築」という
テーマに基づき企画いたしました。
様々な視点による
木の世界をご覧に、
どうぞお気軽に
お越しください。
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2011木の建築塾
国際森林年と建築
木の建築塾は、「木造技術の再確認と再評価」を目標に有志が集まり、2000年10月に発足、2001年度から毎年連続講座を開催し、今年で11 回目を迎えます。
今年2011 年は、世界中の森林の持続可能な経営保全の重要性に対する認識を高めることを目的として、「国際森林年」として位置付けられています。これを受けて我が国でも、現在取り組んでいる林業再生や、「美しい森林づくり推進国民運動」等に対する理解の促進につなげていこうと考えています。
とくに林業再生に向けては、木造建築の在り方と密接に関わりがあります。そこで今年度の木の建築塾では、「国際森林年と建築」をテーマに、森林や木材に関するお話を様々な視点で提供いたします。
また今年私たちは、3月に東日本大震災という戦後最大の試練を迎えました。震災復興や災害対策に向けて、実は素材提供の場等として森林の果たす役割も小さくはありません。それに関わることも織り交ぜながらお話を頂く予定です。
第1回 2011年9月9日(金)
ヨーロッパと日本の伝統的な木造建築と町並み
太田 邦夫(太田邦夫建築設計室/東洋大学・ものつくり大学名誉教授)
第2回 2011年10月14日(金)
日本の森の現状と震災後の住宅の動き
大場 隆博(くりこまフォレスト)
第3回 2011年11月11日(金)
なぜ今木材・木造なのか〜資源の持続性の観点から〜
有馬 孝禮(東京大学名誉教授)
第4回 2011年12月9日(金)
国産材と林業の近年の動向
渕上 和之(林野庁木材産業課長)
第5回 2012年1月20日(金)
木材の調達から考えよう
滝口 泰弘(滝口建築スタジオ代表/ウッドマイルズ研究会事務局長)
第6回 2012年3月2日(金)
木材と日本建築
後藤 治(工学院大学教授)
●会場
工学院大学新宿校舎
※新宿駅西口徒歩5分
●時間
18:30〜20:30
●受講料
全6回:12,000 円
※1回受講:3,000 円
●定員
40 名(先着順)
■申込先
木の建築塾 事務局 岡部 知子
E-mail:tankoro@japan.email.ne.jp
FAX:042-977-2491
ご氏名、ご勤務先(学校)、住所、電話番号、メールアドレスを添えて、事務局宛にご連絡ください。
※恐れ入りますが諸般の事情により日程が変更になる場合があります。
※番外編として見学会を企画中です。
今日は飯能にある
大工の下小屋に行き、
外壁に貼るスギ板に
柿渋コートGを塗る作業を
建主さんとともに行いました。
50坪ほどあった板の塗装は、
わずか3%残して完了、
しかし、
多めに用意していたと思った塗料が、
思いのほか板の吸い込みがよいのか、
いいペースでなくなっていき、
あとほんのちょっと、
というところで
なくなってしまいました。
仕方ないので、
残りは現場で塗ります。
ところで今日は、
建主さんの誕生日でした。
今日でいいんですか、
と申し上げたら、
今日でよいというので
今日にしたのですが、
せっかくなのでお茶の時間、
急きょバースディケーキを用意し、
そこにいるみんなで
お祝いすることにしました。
木に囲まれた大工の下小屋で
食べるバースディケーキも
なかなか乙なものでした。
昨今の省エネ意識に対応して、
断熱ガラスに熱い視線が
集まりつつあるようですね。
つまりこの暑い夏、
ガラスから入る
日射の熱を極力防いで、
冷房負荷を下げようというものです。
しかし暑い夏になると、
寒い冬のことは
忘れがちになるもので、
寒い冬が来れば、
日光の温かさを
感じなくなって
しまうではありませんか。
それよりも
簾をかけるほうが
いいと思うんですけどね。
今流行り始めている
緑のカーテンも
とてもよいと思います。
そもそも、
そうしたガラスが着目されるのは、
軒の出の小さい家が多いから、
ということもあると思います。
いずれにしても、
建築材料などの技術開発も
けっこうなことかと思いますが、
それよりも昔ながらの
季節ごとにしつらえを変えること、
そうした生活文化が
再び見直されるとよいですね。
扇風機を新調しようと思って
ヨメと駅前の
ビックカメラに行ってビックリ!
夏本番前にして
ほとんど売り切れです。
それなのに、
多くの客が扇風機の周りに集まり、
対して隣のエアコンコーナーは
ほとんど誰もおらず、
淋しいものです。
また電器屋に行ったついでに、
我が家にクリプトン球の
切れたところがあるので、
代わりにLED電球を
買おうと思ったら、
これも「入荷待ち」の札ばかり。
世間の節電意識は、
想像以上に高まっているようですね。
たまにはこうした店を
うろうろしてみるものだ。
あ、だったら皆さん、
夏、蒸れることのない
ついでに風通しのよい
土壁の家なんぞ
いかがでしょう(笑)
昨日になりますが、
ついに足場が外れました。
坂道の道路から、
色々な角度で
見ることができるので、
建物の周りをうろうろしながら、
しばし外観を楽しみました。
あらかた荒壁土が塗られ、
今裏を返しています。
湯田さんの場合、
まず内側から塗り、
裏返し塗りを外側から
行うことが多いのですが、
この家は立地条件などを考慮して、
その逆で作業を行っています。
見ていると
普段からこの順番で
壁を塗る左官屋さんも
いますけどね。
このあたりは
左官屋さんによって
考え方が違うので、
興味深いです。
裏を返すと、
壁には貫だけが見えるようになり、
空間がだいぶ
すっきりとした印象になります。