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2011年6月11日

小さいところと難しいところ@葉山と邸110611

カテゴリー: 葉山と邸

今日は朝、
強く雨が降っていたので、
鎌倉で予定していた上棟は延期、

その代わり、
葉山に出向き、
竹小舞かきを行いました。

竹小舞かきは、
三角形の小さいところと
難しいところが
残っています。

職人さんたちが行えば、
こういうところから
やるのかもしれませんが、

ワークショップ形式の場合、
どうしても平易なところから
作業を始めるので、
こうなりますね。

今日私は
三角形の小さいところを担当。

その部分は面積の割に、
細やかな神経が必要で、
とても手間がかかります。

しかし完成した時は、
感激もひとしお。

芸術作品を仕上げた時のような
心持ちでした。

なお竹小舞かきは、
面積上は9割以上終わっているので、
一昨日から左官屋さんが現場に入り、
泥を塗り始めました。

今日は雨で
作業は行っていませんでしたけどね。

泥の何ともいえない
香ばしい匂いが
現場に立ちこめていました。

2011年6月10日

浴室仕上げ中@鎌倉た邸110610-2

カテゴリー: 鎌倉た邸

浴室ではタイル職人が、
床廻りの仕上げ中。

カラン台は、
木やタイルの色と合うように、
赤色の御影石、

床には少し赤身がかった
タイルを貼る予定です。

写真では床の下地に
バサモルタルを
仕込んでいるところですね。

バサモルタルは、
砂じゃないかと思うほど、
文字通りバサバサしています。

この工事が終わったら、
寸法を測って
コウヤマキの風呂桶の
制作に入ります。

縦樋取付@鎌倉た邸110610

カテゴリー: 鎌倉た邸

板金屋さんが、
銅の縦樋を取付。

相変わらず銅は、
取付直後は眩しいほど
光っていますが、
しばらくすると落ち着いてきて、
木の色、とりわけ柿渋を塗った木と
色が合ってきます。

またこの家の外壁は
構造材を覆い隠す
大壁なのですが、
出隅は塗り回さずに、
それぞれの面を
幅(というか奥行)7cmほどの
見切材で縁を切っています。

そのために、
見切材で挟まれた部分に
縦樋を納めることができるので、
縦樋が沈んで見えることに、
あるいは縦樋の丸い形状が
面取りのように見えることになります。

そもそも渡りアゴで組む家は、
出隅部分にぴょこぴょこと
木材の小口が出てくるので、
この納まりのほうが
納めやすいということも
ありますけどね。

最近よく採り入れる
納まりです。

先行足場架設@手広た邸110610

カテゴリー: 鎌倉手広た邸

明日予定していた上棟は
雨天が予想されるため、
昨日延期を決めたのですが、
先行足場のほうは、
そのまま架設。

明日はけっこう降るらしいので、
安全第一、
仕方ないですね。

上棟の愉しみは、
火曜日までお預けです。

2011年6月9日

地元の中学校で森と木の授業2011

カテゴリー: 地域活動

今の住まいづくりの世界を
変えていくには、

子どもの頃に、
建築文化に触れる機会の
必要性を感じており、

そんなわけで私は、
数年前から地元の中学校で年2回、
授業の機会をいただいております。

今日は定員20名のところ、
25名も来てくださって、
ありがたいかぎりです。

しかもこれまでは
男の子が多かったのですが、
今回半分くらいが女の子でした。

さて今年1回目の今日は、
森と木の話。

一通り講義をしたあと、
たまたま近くに現場があったので、
現場を見学、
大工さんが刻んだ材木の様子を
見ていただきました。

そして最後は恒例の
四寸角を鋸で切る作業。
(一人チャレンジャーがいて、
その子は六寸角に挑戦!)

鋸はほとんど使ったことない、
という子ばかりでしたが、
上手な子は上手で、
(とくに女の子!)
きれいにまっすぐ
切り落としていました。

単純な作業ですが、
如何に真っ直ぐ切ることが
大切かということ、

力任せではなく、
丁寧に行うことが
かえって仕事が速いこと、

実際に手を使うことで、
様々なことを
学ぶことができたのではないかと
思います。

速い子は15分、
かかった子は約1時間、

しかし速度を問わずみんな、
切り落とした後の
多感な中学生ならではの
照れを交えつつ、
何ともいえない爽快な顔が
印象的でした。

2011年6月8日

外壁完成@鎌倉た邸110608-2

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸の
外壁の砂漆喰塗りが
完了していました。

先週中には
仕上がっていたようです。

仕上がると
光を柔らかく受け止め、
一気に表情が
引き締まりますね。

早く足場を外して
全体像が見たい!です。

久しぶりに賑やか@鎌倉た邸110608

カテゴリー: 鎌倉た邸

今日は久しぶりに、
たくさんの職人が現場に。

まず朝一板金屋さんと、
縦樋の取付要領等について
打ち合わせ、

左官屋は
今日これで壁の仕事は
おしまいになるのですが、
和室の壁の仕上げ塗り、

タイル屋は、
浴室壁にモザイクタイルを
貼る仕事、

大工は、
バルコニーの造作工事にかかり、

そして私たちはと言えば、
バルコニーに使う材木を
組む前に柿渋コートを塗装、
(今日私は柿渋コートデーでした)

最大で7名が
現場に居ました。

仕上げの段階では、
こうして現場が賑やかになることが
多いですね。

横浜こ邸に引き続き、
こちらもゴールが
見えてきました。

和室の壁の仕上げ塗り。

浴室壁のモザイクタイル貼り。

バルコニーの造作仕事。

柿渋コート塗り。

材料搬入@手広た邸110608

カテゴリー: 鎌倉手広た邸

大工が長い間かけて刻んだ木材が、
建前に向けて現場に運ばれてきました。

材料の積み下ろしは、
これまではクレーン付きのトラックを
使うことが多かったのですが、
今回は諸般の理由で、手。

ということで私も現場に駆け付け、
現場に下ろすのを手伝いました。

少し労力はかかりますが、
むしろこの方法のほうが
材料が傷つかないので、
よかったのではないかと思います。

確実なのは、
やはり「手」です。

下ろした後、
私一人現場に残って、
外部に露わとなる部分に
柿渋コートを塗りました。

これだと色落ち
しづらいですからね。

明日も材料搬入の予定、
週末上棟に向けて
着々と準備が進みますが、
しかしお天気が心配…

明日延期するかどうか、
決めたいと思います。

2011年6月7日

難攻不落@葉山と邸110607

カテゴリー: 葉山と邸

建主さんも私たちも、
こまめに現場に通っては、
竹小舞を進めているのですが、

階段部分が
なかなか終わりません。

塔屋部分も含めて四層あるので、
たすきがけの筋交いだらけということ、

また高い部分は、
強い海風が吹くと、
自分までもが
飛んで行きそうになるので、

なかなか作業しづらいのです。

かといって
大勢で作業にかかると、
真下に人がいるという
万が一手が滑って
物が下に落ちたら
危険な事態になりやすいので、

作業場所に気を遣いながら
進めなければなりません。

ぱっと見て、
あと少しなんですけどね。

もう数日、
がんばりましょう!

数年越しの仕上げ、第二弾

カテゴリー: 鎌倉ほ邸

数年越しの仕上げ、
第二弾です。

前にも書きましたが、
木と土が落ち着いてから
仕上げるというのは
よいことだし、

昔々の家づくりも、
こうして徐々に徐々に
仕上げていくことが
多かったようです。

私たちもマメに
家に関わることが
できますしね。

建主さんと小一時間、
あれやこれやと話をして、
現場を後にしました。