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2011年5月31日

外壁仕上げ開始!@鎌倉た邸110531

カテゴリー: 鎌倉た邸

おおかた横浜こ邸の仕事が
終わった左官屋さんご一行が、
一斉に鎌倉た邸へ。

珪砂入土佐漆喰で
外壁を仕上げ始めていました。

こちらも足場を外す日が
見えてきました!

いよいよ明日ご開帳@横浜こ邸110531

カテゴリー: 横浜栄こ邸

明日いよいよ
足場を外す日。

上棟前からですので、
足かけ一年半は、
架かっていたでしょうか。

感慨深いものがあります。

ということで今日は、
屋根と外壁、
足場がないとなかなか
見ることができないところを
確認しました。

三重に重なる屋根。

瓦はいつものとおり、
群馬藤岡の五十嵐さんが
達磨窯で焼いた燻し瓦です。

梅雨の合間に覗いた
お日さまに照らされて、
艶々として
気持ちよさそうでした。

2階の窓が連なる様子。
明日からもう、
ここから写真を撮ることは
ないんだなあ。

水無月カキシブ隊のご案内

カテゴリー: 告知・連絡


今日は梅雨の合間を縫って、
太陽が顔を出していました。

すると鎌倉近辺では昼間、
陽の光と水気のあやで、
大きな大きな虹が現れました。

何かと鬱陶しい季節ですが、
それはそれで
楽しませてくれる何かがあります。

さて表記の件、
以下の通り平日ですが
カキシブ隊を結成します。

雨も予想されますが、
今回は小屋の中で作業しますので、
風で吹き込む心配がなければ、
雨天決行いたします。

また今回で
しばらくカキシブ隊は休止の予定、
作業の量もたくさんあるので、
多くの方々にご参加いただけると
とてもうれしいです!

皆様、何卒ご検討のほど
よろしくお願いいたします。

なおご参加いただける方はお手数ですが、
人数、交通手段を添えて、
以下のアドレス宛にご返事をお願いいたします。
tamotsu.hidaka@kirakunat.com

■6/2(木)カキシブ隊のご案内

・日時:平成23年6月2日(木)
 9:00〜日没まで
・場所:厚木市飯山 吉岡木材
・集合:9:00現地集合
(本厚木駅からバスでアクセス可能です。)

■共通の連絡事項

・持物:作業できる服装、運動靴、タオル
(柿渋は衣服等に付着すると二度と落ちません。)
・荒天で中止の場合、
 当日7時までに作業実施を決定のうえ
 連絡申し上げます。
・ご都合のよい時間だけでもOKです。
・交通手段、詳細の場所等の事務連絡は、
 改めて個別にさせていただきます。
・昼食は用意、またはごちそうします。
・交通費を支給させていただきます。
(一律1,000円とさせていただきます。)

2011年5月29日

家やまちで今できそうな、きらくな的エネルギー対策

カテゴリー: 家づくりの理念

大震災以降、
やはりエネルギー問題、
とりわけ電気の話に
関心が向かざるをえません。

一極集中している
現在の電気供給の仕組みを解体し、
如何に地域分散型の仕組みを作るか。
またはそれに頼らない暮らしを作るか。

その仕組みや暮らし作りに向けて、
建築の作り手として、
あるいはまちの中でできることは?

先日、
夏は風、冬は陽と火と暮らしたい
と書きましたが、
今できること、
できそうなことを
私なりの考えを交えて
ここに記しておきたいと思います。

冬1:薪の活用

薪を調達したり、
火をくべたり、
管理の手間はかかりますが、

とても温かいこと、
また空間の中に
火があるということが
いいですね。

先日竹小舞かき隊でお会いした
鎌倉か邸の‘か’さんも、
吹抜があるのに温かくて
Tシャツで過ごせるほど、
とおっしゃっていました。

薪は買うと高いですが、
一方で私たちの建築現場からは、
限りなく木材を使い尽くそうとしても
それでも廃材が出ます。

植木屋さんが
まちのどこかで
庭木を剪定します。

雑木林の中には、
枝が枯れて落ちていたり、
多少手を入れて、
木や枝を伐る必要さえあります。

工夫すればまちの中で
薪を供給する仕組みを作ることが
できるのではないかと思います。

冬2:土と木に囲まれて暮らす

昔々の人たちは、
寒さを凌ぐために、
土を掘ってその上に
茅葺屋根のような屋根を架けて、
家を作りました。

つまり竪穴式住居ですね。

確かに土は
断熱性能は低いですが、

家の中に火があれば、
土の持つ高い蓄熱性が
効果を発揮します。

薪ストーブと
相性がいいのです。

また空間の表面、
とりわけ床の仕上げに
熱伝導率の低いものを
使うことによって、
だいぶ体感が違います。

私の場合、
無垢の木の板を使うことが
多いですが、

畳や絨毯などもそうですね。

ただしそれらは、
防虫などのために
有害な薬剤などを
浸み込ませていることがあるので、
十分吟味して
選択する必要があります。

いずれにしても、
仕上げだけ替えても、
体感に違いが
出てくるのではないかと
思います。

夏1:風を通す

これは言わずもがなですね。

地震対策も必要なので、
今の家はどうしても
壁の多い作りとなってしまいますが、

私の場合、
構造上は壁であっても
足固めを入れて地窓を仕込んだり、
あるいは屋根の木組みの間の
高い位置に窓を作ったりして、
横に縦に風が通るように
していきたいと思っています。

夏2:木を植える

木陰を作るという意味もありますが、
やはりコンクリートやアスファルトで
舗装された場所と、
土があり草木が植わる場所とでは、
そもそも体感温度が違います。

一度真夏の昼間、
南側に森がある家に
伺ったことがあるのですが、
冷房をかけていないのに
そうかと思うほど、
家の中が涼しかったです。

熱1:太陽熱の利用

私の持論ですが、
太陽のエネルギーは、
熱として使ったほうが
高度な技術は要らないし、
効率もいいのではないかと
思っています。

なので機会があれば、
太陽熱温水器を
提案したいと思っています。

以前属していた事務所では、
真空ガラス管による太陽熱温水器を
使っていて気に入っていたのですが、
残念ながら廃番となってしまい、
しかし少し前、
どこかで復活するという話を
聞きましたので、
その動きに期待したいと思います。

ところでこうした
自然エネルギーを使う装置ですが、
もう少しデザインがよくなれば
使いたい!と思う気持ちが
高まるような気もしています。

熱2:薪の活用(その2)

先ほど薪ストーブについて
書きましたが、
熱源についてもやはり
薪が使えないものかと
思っています。

薪でお湯を沸かすとなると
昔のつらい生活を
想起するかと思いますが、
薪ボイラーという
なかなかステキな設備があります。

かつて設計した家で
採り入れる寸前までいったものの、
諸々の関係で見合わせたのですが、

敷地に余裕があればぜひ
使ってみたい設備です。

発電1:ゴミ処理施設を活用できないか

火力発電というものが
あるわけです。

一方まちの中で、
集中的に火を焚くところといえば、
ゴミ処理施設。

この排熱を利用したプールは
各地で見かけますが、

これと同じように
発電装置を併設することは
できないものでしょうか。

発電2:自転車発電機

フィットネスクラブに行けば、
かなりの人たちが、
バイクマシンを漕いでいます。

中には
本などを読みながら漕いでいて
楽しそうです。

この力を家の中で
発電に使うことは
できないものでしょうか。

朝15分から30分、
新聞読みつつ
発電自転車を漕いで出勤、

メタボ対策にもなりそうです。

もっとも、
優秀な蓄電装置の開発が
必要そうですが。

・・・・・

以上、
まだまだあるような気がしますが、
今思いついたことを書いてみました。

他にも色々な人たちの
こうした工夫や発想に関する
情報を集めてみて、
まち単位で一つ一つ
実現性の検証をしてみたら
面白いですね。

そんなワークショップ、
やってみたいなー。

2011年5月28日

雨でも竹小舞かき隊

カテゴリー: 葉山と邸

今日は久しぶりに、
建主さんとともに
現場で竹小舞野作業を行いました。

ただしお天気は
あいにくの雨。

安全管理のため、
他のお手伝いは呼ばず、
建主さんときらくなたてものやとで作業、

と思っていたら、
午後から鎌倉か邸の‘か’さんが
一家で来てくださいました。

‘か’さんも、
自分たちで竹小舞をかいた経験者、
楽しさも苦労も
肌身で知っているだけに、
こうして手伝いに来てくださること、
たいへんうれしく思います。

また建主同士が
つながっていくことにも
なりますからね。

こうした小さな
一つ一つの縁の積み重ねが
将来大きな輪になることを
楽しみにしています。

私はと言えば、
2ヵ所目の「ユニオンジャック」に
挑戦です。

まだまだこの挑戦は、
続きます。
ふ―――――。

夏は風、冬は陽と火で暮らしたい

カテゴリー: 今日のできごと

先日、東京某所の
ビルの中に行きました。

外は太陽が照りつけ、
少し汗ばむ程度の陽気でしたが、

家を出るとき、
家の中は風が通ると
Tシャツでは少し寒いかな、
という感覚、

しかし目的地に着くと、
何と冷房がガンガンに
かかっていました。

確かにビルに入る前、
外は暑いと思いましたけどね。

改めて私たちの居る空間の多くは、
空気を加工する機械がなければ、
過ごすことが難しいのか…
と思いました。

それに対し、
何も高度な技術がなくても、
風が通り、陽が射し、
呼吸する素材で
囲まれた空間が多くなれば、

空調のために使う
エネルギーの量も
だいぶ違うのではないか、
とも思います。

今最重要課題の
エネルギーの問題を考えれば、

そのような空間の在り方を
より一層提案し続けていくことが
私たち建築家の
責務であると考えます。

2011年5月27日

巨人に立ち向かうには

カテゴリー: 今日のできごと

先に書きますが、
私の好きな
野球の話ではありません(笑)

昨晩、
この場でも案内させていただいた、
★優ちゃんまーちゃん★全国ツアー
♪ファイナルin 神奈川

に参加させていただきました。

今最も考えなければならない
エネルギーの問題について、
分かりやすい語り口で
解決策の方針を
論理的に明確に示唆してくださり、
たいへん勉強になりました。

最後におっしゃっておりましたが、
より多くの方々に
知っていただきたい内容ですね。

今後私なりに
発信していければと思います。

そしてお話を聞いて、
今感じていることを書きます。

私たちが求めているのは、
何も高尚な理念に基づく社会ではなく、

普通に美味しい空気を吸え、
普通に美味しい食べ物を食べ、
普通に子どもたちが元気に育ち、
たまに刺激を味わいつつ、
普通に仲間と楽しく過ごすこと。

それなのに、
昨晩のお話を聞いて、
社会の仕組みがそれを
難しいものにしているような
気がしてなりません。

おカネと力が
不条理な仕組みの中で
あるところに集中し、
社会を動かす力、
何かを産み出す力が
あまりにも巨大化してしまったために、

何か問題と思うことがあったとき
それを何とかしようと思っても
これまでは途方に暮れてしまうばかりでしたが、

震災を契機に
同じ問題意識を持つ人々が
顕在化している今、

その仲間たちが手を取り合って、
‘巨人’に依存しない、
地域の中でモノを産み出し、
地域の中で巡り巡る暮らしの仕組みを
近い将来、作っていきたいですね。

エネルギーのこともそうですが、
食も衣服も、
そして住まいもそうです。

木の仮設住宅の試みを通じて
ちょうどこの世界でも、
‘巨人’なるものの不条理を
感じていたところです。

幸い今は、
情報発信、情報共有の手段が
発達しています。

反原発を標榜する
孫さんたちの動きに期待する一方、

地域の中で小さな力を集め、
暮らしの仕組みを作る動きに、
私は大いに期待したいし、
そちらの手段で
力になれればと思います。

横浜こ邸110526

カテゴリー: 横浜栄こ邸

大工が
階段および吹抜部分の
手摺取付を行っていました。

大きな大工仕事は、
これが最後、

今週にはおおかた
大工工事が終わりそうです!