室床のような海
葉山からの帰り道、
逗子海岸から見えた
水平線と空の境界が
ぼやけた海の景色。
遠近感を失って、
吸い込まれそうになります。
角を塗り回して
輪郭を打ち消した、
室床のような印象でした。
これから
家を建てる予定の土地に
単管を持ち込み、
大工に手を借りて
1間×2間の仮小屋を
建てました。
これは何に使うかというと、
先日伐って割いた
竹小舞用の竹を
保管するためです。
立て掛けられる倉庫などを
持っていないので、
このように現場ごとに
保管方法を考えます。
今日はこの仮小屋を
作るだけにして、
明日建主さんと
竹を運ぶ予定にしていましたが、
作業が順調に進んだのと
今夜雨か雪が降りそうだったので、
予定を変更し、
竹を伐採した場所から
運び入れることにしました。
ぼるぼくん、
今日は竹運搬車として
とてもがんばりました。
現在、総走行距離約26.5万km。
・・・・・
少し前になりますが、
twitter始めました。
https://twitter.com/kirakunat
つぶやくというよりは、
ブログ更新通知ばかりですが、
こちらの世界でも
よろしくお願いいたします。
立春を境に、
急に春めいてまいりました。
身体には
ちょうどよい日和の代わり、
時折睡魔が襲う(笑)、
今日この頃です。
さて今年も、
カキシブ隊の季節が
やってまいりました!
大工が刻んでいる脇で
木一本一本に
柿渋を塗る作業ですので、
昔ながらの技術で
大工が刻んだ仕事を
つぶさにご覧になれる、
とてもよい機会です。
また木に囲まれた場所で、
大勢でワイワイと作業するのも
なかなか楽しいですよー。
ということで、
多くの皆さまのお越しを
お待ちしております。
なおご参加いただける方は
お手数ですが、
人数、交通手段を添えて、
以下のアドレス宛に
ご返事をお願いいたします。
tamotsu.hidaka@kirakunat.com
■飯能でカキシブ隊のご案内
・日時:平成23年2月20日(日)
9:00〜17:30頃まで
・場所:飯能市落合
■厚木でカキシブ隊のご案内
・日時:平成23年2月26日(土)
9:00〜17:30頃まで
・場所:厚木市飯山 吉岡木材
※詳細は、個別にご連絡いたします。
■共通の連絡事項
・持物:作業できる服装、運動靴、タオル等
(柿渋は衣服等に付着すると、二度と落ちません。)
※雨天中止(当日6時までに作業実施を決定します。)
※ご都合のよい時間だけでもOKです。
※場所柄、花粉症の方は万全な対策をお願いいたします。
※昼食は用意、またはごちそうします。
※交通費を支給させていただきます。
(一律1,000円とさせていただきます。)
■今後のワークショップ予告
今後も毎週のようにカキシブ隊開催予定!
またしばらくしたら、竹小舞かき隊もご案内予定です。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
今晩は久しぶりに
雨が降りましたね。
もしかしたら、
鎌倉に竜巻が襲った日以来?
しかし季節を通じて
空気が乾燥しているこの時期、
床に敷いている
無垢の木の板は、
お互いが縮んで、
つなぎ目の部分が
少しすいてきます。
それ自体、
生活に困ることはないのですが、
その隙間にはやはり、
埃やゴミがたまり始めてきます。
ですのでたまに
針金や箒を使って
これをかき出す作業が
必要となります。
この仕事、
たいへん、どころか、
やり始めると時間を忘れるほど、
夢中になってしまいます。
今朝も少し
ハマってしまいました。
これは耳かきの楽しさに
通じるものがあります。
少し汚い話ですが、
がっぽりと大きな
耳垢が取れたときの
あの感動!(笑)
デカい埃を
かき出すことができたときは
その時の感動、
その時のうれしさと
似ています。
湿気の多い夏場になると
隙間が塞がって、
できなくなってしまうという思いも、
夢中になる原因の
一つかもしれません。
以上、
無垢板と付き合う愉しみ(?)
の一つでした。
昨日に引き続き、
今日はとても気持ちよいお天気。
地鎮祭の記憶が
まだ新しいこの場所で
今日は壁土用の泥こね。
泥をこねるには、
時期的に寒いかな―、
と思っていましたが、
泥と戯れれば、
身体が温まるし、
むしろちょうどよい
お天気でした。
私は朝少し顔を出した後、
午前中ラグビーの練習だったので、
午後一番に合流したのですが、
このお天気が幸いしてか、
作業は順調すぎるほど
順調に進み、
一応作業日数は
二日間見ていたのですが、
合流する頃には、
ほぼ終わりかけていて、
少しスコップを振るった以外は、
皆さんと世間話を
しにきたようなものでした(笑)
それにしても、
泥のステージで踊る子どもたちの、
とても楽しそうな顔が
印象的でした。
またどこかの現場で
やるかい(笑)
約3ヵ月ほど前、
地元の中学生4名を
職業体験のため
受け入れたのですが、
今日はその中学校で
体験発表会だったので
お招きを受けて
行ってまいりました。
お店だったり、
農場だったり、
他の職場十数ヵ所で
職業体験した子どもたちの発表も
聞いたのですが、
まず驚いたのは、
いや感激したのは、
最近の中学校では
表現の学習に
力を入れているからでしょうか、
全員といっていいです、
誰もが堂々と
体験したことや感じたことを
発表する姿です。
素直な感受性、
また一生懸命発表する姿に、
思わず涙がこぼれそうでした。
約二時間という
長時間にわたって
発表を聞いている姿も
すばらしかったです。
実は今日の子どもたち、
みんなムスメと同級生で
小さい頃から知っている子も
少なからずいたため、
「こんなに大きくなって…」
という感慨もあったかもしれません。
また皆さんの発表をお聞きして、
仕事を体験するということが
子どもたちにとって
とても刺激になり、
糧になっている
ということも感じました。
大学進学率がますます高くなり、
社会へと飛び立つ猶予期間が
ますます長くなる中で、
こうして感受性豊かな中学生の時期に、
たとえ将来、体験した仕事に就かずとも、
働くということはどういうことかを
肌で知ることは
とてもいいことですね。
私たちにとっても、
今や子どもたちにとって馴染みのない、
その結果将来の就職先として
なかなか選択肢にも入らない、
木の世界、ものづくりの世界を
その年頃で知ってもらうことは
とても意義のあること
ではないかと思います。
ひととおり
全員の発表を聞き終えた私は、
今日のお天気のように
とても晴れやかな気持ちで
中学校の門を後にしました。
地鎮祭を執り行うには、
これ以上ないというほどの
よいお天気の下、
我が家から徒歩2分の現場で
地鎮祭でした。
神主さんが祝詞を上げている間、
あまりに気持ちよくて、
眠りに落ちそうでした(笑)
今日のお天気のように
気持ちよい家作るぞ、
という決意を新たにしました。
ところで地鎮祭の神主さんを
お願いしているのは、
江ノ電沿いに建つ
鎌倉長谷の御霊神社。
別名権五郎神社です。
神社の境内も、
いつにもまして
気持ちよい空気でした。