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2011年11月15日

茅ヶ崎の晩秋の夜、上棟祝い

カテゴリー: 茅ヶ崎は邸

昨日今日と
茅ヶ崎は邸で建前を予定していたので、
大安吉日の今日、
夜に上棟祝いを行いました。

しかし昨日お伝えしたとおり、
昨日中に全て組み上がってしまったので、
昨日手伝っていただいた方々、
およびこれから関わる職人たちが
夕方から現場に集まり、
今日はお祝いのみ行いました。

こうしたかたちで
現場で上棟祝いを行うのは、
建主さんにご負担をかけることですし、
今や珍しいことになってしまった感が
あるようですが、

こうして心をこめて
上棟を祝っていただくことにより、
これから現場で作業を進める職人たちは、
建主さんの心意気をじかに感じ、

また建主さんと職人の距離が縮まる
契機の一つとなり、

やはりこうした場は、
大事にしていきたいと
思っています。

今日もたいへんすばらしい
おもてなしをいただきました。

とくに寒空の下でいただく豚汁は
あたたかさが身に沁み、
最高でした。

そして、
これからこの場所で始まる
物語にワクワクしつつ、

喜びいっぱいの気持ちで
自転車を漕ぎながら、
鎌倉までの家路につきました。

太陽と海を見て走る

カテゴリー: 今日のできごと

今朝は車で
左手に海を見ながら
小田原の現場に向かった後、

お昼家(兼事務所)に戻り、
今度は自転車で、
鎌倉の山の上→葉山→茅ヶ崎と、
現場を回りました。

とくにこの界隈を
自転車で走ると、
太陽と海の景色を
楽しむことができます。

景色に心奪われたら、
そのたびに自転車を停め、
カメラを手にしました。

このあたりだと、
自転車は車と
所要時間がほとんど変わらないし、

こうして景色を
楽しむことができるし、

自転車最高!です。

葉山の森戸海岸にて。

海に太陽への道が
できていました。

江の島の橋の近くで見た夕陽。
やわらかな赤色が
とても美しかったです。

私以外にも、
夕陽にカメラを向けている人、
多かったですね。

江の島の灯台に重なる夕陽。

今日も一日が終わります。

鎌倉の山の上から
鎌倉を一望。

まちの向こうには、
海が太陽の光を浴びて、
気持ちよさそうに
キラキラと光っていました。

全面ご開帳

カテゴリー: 葉山と邸

葉山と邸にて。

先週、工程の都合で
部分的に足場を払ったのですが、

今日は全ての足場が払われ、
外観の様子が
よく分かるようになりました。

今回はスギ板に柿渋コート(古代色)を塗った
チョコレイトのような外観です。

2011年11月14日

空を切り取る構造材

カテゴリー: 茅ヶ崎は邸

茅ヶ崎は邸の建前にて。

晴れた秋の空の下、

建前は、
木が空を切り取る
作業でもあることを
今日感じました。

明後日からは
野地板が貼られ、
切り取られた空は、
もう見納めです。

一日で建つ

カテゴリー: 茅ヶ崎は邸

茅ヶ崎は邸は、
晴れた秋の空の下、
今日建前。

敷地にレッカー車を
寄せることができないため、
久しぶりの手おこしです。

大工たちの掛け声と
カケヤで叩く音だけが
あたりに響き渡り、

それが感動的ですら
ありました。

また手おこしなので、
作業日を二日間みていたのですが、
何と今日全て
組み上がってしまいました。

確かにたいへんな作業ですが、
レッカー車だと
それが一本一本運ぶ速さで
作業の速度が決まるところ、

手おこしだと
みんなが段取りを理解してさえすれば、
同時にいろいろなところで
仕事が進むので、
かえって速いかも、
とすら思いました。

構造材が比較的、
小ぶりだったということも
幸いしました。

毎回これでやろう、
なんて言うと、
仲間の大工たちに怒られそうですが、

何よりもこの
一致団結感のより高まる感じが
たまりません。

敷地や道路の狭い場所だったら、
ムリしてレッカー車を入れなくてもいいかも、
と思いました。

いずれにしても
今日集まってくださった職人の皆さん、
ありがとうございました!

明日は夕方、
上棟のお祝いの宴のみ
現場で行います。

建前の朝。

これらを素材に、
どんな物語が待っているのか、
ワクワクする時間です。

手おこしの様子。
重い六寸角の通し柱を
数人がかりで運んでいます。

手おこしの様子、その2。
材木を下から
バケツリレー方式で
運びました。

レッカー車のエンジン音がない分、
カケヤの音がきれいに
響き渡っていました。

お昼の休憩まで、
もうここまで達しました。

おやつの時間の様子。
この時点で
越屋根を残すのみと
なりました。

自転車のほうが速い

カテゴリー: 今日のできごと

今日は茅ヶ崎は邸の建前。

現場および周辺には、
車を停める場所に
限りがあることもあり、

朝、自転車で向かいました。

するとどうでしょう。

車だったら50分近く
かかっていた場所が、
約半分の25分で
着いてしまいました。

理由の一つは、
道が細く入り組んだこのまちでは、
一方通行などにより、
車だとまわり道を
しなければならないところ、

自転車では、
ほぼ最短距離の道を選んで、
走れることが挙げられます。

それとルイガノ最高!

改めてこのまちでの
自転車の優位性が
よく分かりましたので、
今後も現場には極力
自転車で行こうと思います。

2011年11月13日

晩秋の海の夕暮れ

カテゴリー: 今日のできごと

稲村ケ崎にある鎌倉か邸から手広への帰り道、
自転車で海沿いの道を走ることにしたのですが、

晩秋の海の夕暮れが、
感動的に美しかったです。

海といえば夏、
夏も気持ちいいですが、
秋冬の景色も好きです。

ここのところ
海に縁のある日々ですけれども、

海を見たいという潜在意識が
働いているのかもしれません。

欲を言えば、
たまには入りたい(笑)

家がつなげる

カテゴリー: 今日のできごと

今日は将来の建主さんたちをお連れして、
今後の設計の参考に、ということで
久しぶりに鎌倉か邸に伺いました。

住み始めてから一年半経ち、
色も空間も、
だいぶ落ち着いてきた感がありました。

そして‘か’さん、
ご案内ありがとうございます!

私の説明よりも、
住まい手の実感としてのお話は、
これから建てようとする方々の心に
響いたのではないかと思います。

‘か’さん、
きらくなたてものやの「営業マン」として
働いていただけますか(笑)。

ま、冗談はさておきまして、

今日は見学させていただきつつ、
建主さんたちの間で
だいぶ話に花が咲いていました。

こうして家づくりを通じて
建主さん同士がつながっていくのも、
建主と職人が連携し、
建主も参加しながら作る
木と土の家ならでは
なのかもしれません。

そういえば、
年始は恒例の
建主さん全員集合!の新年会
ピスカリアでやりますからねー。

来年は1/14(土)夜やります。
皆さんぜひ!
(この場で業務連絡(笑))

2011年11月12日

連日、木の勉強

カテゴリー: 今日のできごと

昨晩は木の建築塾にて、
有馬孝禮さんの講義。

今なぜ木材・木造なのか
〜資源の持続性の観点から〜
をテーマにお話しいただきました。

今私は木造建築の設計を
仕事としておりますが、

その出発点は、
居心地がよさそう、楽しそう、
と感覚的なものでした。

その思いは今も変わりませんし、
それを伝えるべく、
今の活動を続けているわけですが、

一方で今日の講義は、
木の建築のよさを
巨視的な視点から
理詰めで説明してくださり、

今後の活動の
社会的意義を裏付けるものとして、
大いに参考になりました。

例えば素材生産における
単位重量当たり二酸化炭素放出量は、

天然乾燥木材 30
人工乾燥木材 56
合板 218
紙 518
鋼材 700
アルミニウム 8700
(ただしリサイクル材はその約1/10とのこと)
コンクリート 50

炭素貯蔵量は、

天然乾燥木材 500
人工乾燥木材 500
合板 496
紙 500
鋼材 0
アルミニウム 0
コンクリート 0

つまり木材を使うということは、
少ないエネルギーを使って
それ以上の炭素を
貯蔵することになるようです。

私たち設計者もこうしたことを
生活者と接点を持ち得る立場にいるからこそ、
折に触れて伝えていく必要がありますね。

そして今日は、
木の建築学校2回目。

山辺豊彦さんによる
構造の講義でした。

構造の専門家、
とりわけ山辺さんのように
数多くの実験を踏まえた方のお話は、
何度聞いても勉強になります。

健全な木造建築が
世に広まっていくように、
今日のような話は
建築を学ぶ、
あるいは仕事としている人たちに
もっともっと
聞いてもらいたいですね。

ということで木の建築学校
地道に継続していきたいと思います。

2011年11月11日

外壁の板貼り七合目

カテゴリー: 鎌倉手広た邸

手広た邸にて。

内部の造作が進む一方、
外壁の板貼りが
タツヤくん一人の手で
着々と進んでいます。

今七合目といったところでしょうか。

玄関廻りができたので、
だいぶできてきた印象です。