やっぱ木の風呂!
雰囲気といい、
香りといい、
お湯の質といい、
やはり木の風呂はいい!
確かに手入れに手間がかかりますが、
それ以上の快楽が
一日の疲れを癒してくれます。
集合住宅の改修現場にて。
日野の現場に足を運びがてら、
そこで建主さんと合流して、
車で飯能の岡部材木店へ。
今回厨房の天板は、
ステンレスなどではなく、
大きな木の板を予定しています。
テーブルとしての機能を
兼ねるためです。
方針は「スギ」と決まっていたので、
たくさんの板を見せてもらいつつ、
材木屋さんとあれこれ話し込みながら、
「これっ!」と思うものを
見つけました。
こういうものを決めるときって、
もちろん素材を
よく観察することも大切ですが、
ずっとこれを守り続けた人との
対話も大切ですね。
それがあってこそ、
この板に辿り着いたのだと思います。
集合住宅改修の現場にて。
約70㎡ほどある
コンクリートの箱の中を、
用途別に、タテにヨコに
部屋を仕切る計画ですが、
しかしその仕切りは、
格子だったり、
無双窓だったり、
箱の中全体に風が通る
仕掛けとなっています。
今日は寝る間の仕切りの格子が
できていました。
私は今、
いわゆる伝統工法による
木造建築の設計を
生業とさせていただいております。
しかし「伝統工法」という言葉は、
取り組んでいることを表現するのに
分かりやすいとは思うのですが、
伝統を再現することが目的ではないし、
この現代、未来の家族の器作りとして
仕事しているわけですので、
常日頃、もっといい表現は
ないものかと思っています。
そこで漠然とですが、
今思い至っている表現は、
少し長いですけれども、
「いただきますと、対話の建築」。
先人の知恵をいただき、
現代の感性をいただき、
素材の生命をいただき、
建主と対話し、
職人と対話し、
土地と対話し、
建築を契機に
みんながつながり、
楽しみながら
作り上げる建築。
今心がけている
家づくりの心を書き並べたら、
「いただきます」と「対話」が
言葉として名を連ねたので、
そのような表現に至りました。
実際建築は、
料理と似ているな、
と思うことがあります。
しかしやはり、
四字熟語がいいのかな(笑)
いずれにしても、
伝統に学ぶべきことは
大いにあり、
伝統の技術は、
心地よい暮らしづくりのための
手段の一つ。
しかし「伝統」から離れた表現を
私なりにもう少し模索して、
答えを導いていきたいと思います。
今日は町田の現場で泥コネ。
雨の予報に挟まれて、
一日肌寒い曇りの天気予報でしたが、
午前中はいっとき陽が射すほど、
また身体を動かすには
ほどよい温度でよかったです。
お昼ごはんを食べた後、
急に雲が厚くなり、
風が冷たくなったので、
一雨来るかな…、とも思ったのですが、
それも大丈夫でした。
さて今日の参加者は、
建主さんおよび建主さんのご両親をはじめ、
子どもたちを含めて
総勢20名ほどいらっしゃったでしょうか。
少人数だとしんどい仕事も、
多人数だとこんなに楽しい仕事はありません。
たくさんの人数を集めてくださった
建主さんに、感謝感謝。
今後のワークショップも、
楽しみです。
こねた泥は、こんな感じ。
今回は関東の放射能汚染を懸念し、
土は西のほうから持ってきたので、
いつもより土が黄色い感じです。
荒壁仕上げを予定しているので、
色の具合が楽しみです。
泥をこねる父と子。
お手伝いに来てくださった
ご家族です。
土の山を崩す
建主の息子さん。
やっぱ山があると、
登りたくなるよね。
たいへん質問力の高い(笑)息子さん、
みんなの輪作り、だけではなく、
円満なご近所付き合いにも
大きく貢献しておりました。
お昼ごはんそっちのけで、
土と戯れる少年。
みんなで一つの輪になって、
建主さんがご用意して下さった
お昼ごはんをいただきました。
会話が飛び交う楽しいひととき。
ワークショップの楽しみの一つです。
とくに建主さんが
用意してくださった漬物と
焼いてくださったお菓子は絶品!
やはり身体を動かすと、
塩気のあるものと、
甘いものがほしくなりますからね。
それにしても
たいへんおいしかったです。
今日ほぼほぼ完成した、
鎌倉古民家改修の住まいにて。
数日前この場で書いたとおり、
天井の梁組みを露わにして
改めてよかった!と思う反面、
数日前この場で書いたとおり、
壁が仕上がらなくてもいいんじゃない、
という感想は、不正解(笑)!
やはり壁が仕上がることで、
いっそうこの梁組みが
引き立って見えました。
きらくなたてものやでは、
もはや「定番」といってもいい
鉄錆色の金物で、
階段手摺を取り付けました。
その色合いは、
時間を重ねた古民家と
よく合います。