ブログ
2012年4月5日

日付が変わる頃まで

カテゴリー: 鎌倉小町や邸

鎌倉古民家の改修現場にて。

室内の壁の多くは、
石膏ボードの上に
既調合漆喰を塗る仕上げなのですが、

これは建主さんが
行うことになっています。

お仕事が休みの土日だけでは、
なかなか進まないので、

ここのところ都合がつく日は、
仕事を終えてから現場に駆けつけ、
終電間際まで作業。

昨晩は私も、
ひととおり自分の仕事を終えてから、
少しだけ手に加わりました。

時間を忘れるほど楽しいので、
一日中行いたいんですけどねー、

合間を見て少しずつ、
現場は進んでゆきます。

2012年4月4日

嵐の前にご開帳

カテゴリー: 鎌倉小町や邸

鎌倉古民家の改修現場にて。

昨日の午後は、
春には珍しい嵐でしたが、

午前中嵐が来る前に、
足場が払われてスッキリ。

外観の様子が露わとなりました。

改修工事が面白いのは、
まさに「ビフォーアフター」、
よくなった!という達成感を
味わえることですね。

今回大幅に刷新するというよりは、
改修前の雰囲気を残しつつ、
仕上げと補修を施したので、

まるで以前からそこにあったような
佇まいとなりましたが、

それでも改修前の印象に比べると、
たいへんよくなりました。

あとは室内の仕上げ!

足場が外れた感慨は束の間に、
中は今大わらわです。

風呂桶据える

カテゴリー: 鎌倉小町や邸

鎌倉古民家の改修現場にて。

浴室は木の風呂桶。

畳2帖ばかりの浴室に、
その半分くらいの、
しかもずっしりと重い風呂桶を
入れなければならないので、

今日の午前中、
大工と水道屋と私とで、
三人がかりで
よいこらよいこらと
浴室内に運び込み、
所定の位置に納めました。

運搬に人手が必要な時は声の掛かる、
きらくなたてものやです(笑)。

ええ直営方式の場合、
現場を前に進めるために必要とあらば、
何でもやります。

据えてみると、
やっぱり木の風呂はいいなあ〜。

お湯はなくても、
風呂桶の中に座っているだけで、
癒されます。

後で出来栄えを確かめに、
風呂入りに来るか(笑)

2012年4月3日

春の嵐とジェット

カテゴリー: 今日のできごと

午後の時間が深まるにつれ、
台風と見まがうほど、
風雨の激しい日でした。

そんな天気予報だったので、
午前は所用を兼ねて、
久しぶりにジェットと散歩。

5m歩いては道草を繰り返すので、
なかなか前に進みませんでしたが、

歩みを止めるのは、
決まって草木や土のある部分。

無機質なものに対しては、
電信柱以外、
ほとんど興味を示しません。

これがやはり、
動物の本能なのでしょうか。

そして午後の嵐。

外で強風による轟音と、
激しい雨の打ち付ける音が
鳴り始めると、

ジェットは恐怖におののいて、
ガタガタと震え、

穴倉となるような場所を見つけては、
そこに身を寄せるか、

仕事をしている私たちに
助けを求めるように、
膝の上に乗ってくるのでした。

嵐は全ての命を
恐怖に陥れるのですね。

きっと庭先の草木も
同じ思いでしょう。

彼を見ていると、
世界は人間だけではない、という、
当たり前のことですが、
つい忘れがちなことに
気づかされます。

2012年4月2日

うららかとはうらはらに

カテゴリー: 鎌倉小町や邸

鎌倉古民家改修の現場にて。

格子網戸越しに漏れる光が
春本番を思わせます。

春は動く季節。
今週末には引っ越す予定なので、

平日とはいえ
建主さんのご両親がいらして、
壁塗りの作業。

夜になれば、
建主さんも仕事を終えて
駆けつける予定とのこと。

うららかな陽気とは裏腹に、
工期が迫り、
次第に緊迫感が増していきます。

あともう少し!

蠢く花

カテゴリー: 今日のできごと

ネコの額ほどの庭先にて。

寒い日が続いて、
なかなか動かなかった草花も、
ここにきてようやく
色づき始めました。

淡い桃色のツバキ、

薄紅色のアセビ、

白いユキヤナギ、

同じく白いシジミバナ、

いずれも蕾が綻び始め、
色彩豊かな庭に
なりつつあります。

2012年4月1日

仕上げは自分で

カテゴリー: 鎌倉小町や邸

昨日今日と、
建主さんとその仲間たちが、
現場に集まって
壁の石膏ボードに
しっくい塗り。

いよいよ最終工程ですが、
施工面積約80㎡、

しかもしっくい塗りは、
養生と下地作りが
とても大事ですからね。

楽しい楽しい
共同作業とはいえ、

最後に大きな難関が
待ち構えていました。

たいへんですが、
めげずにがんばりましょう!

きっと味のある、
大事に使い続ける
空間になることと思います。

卯月一日 夜に詠む

カテゴリー: 今日のできごと

闇照らす
月のあかりを
見上げれば

花待つ枝も
月を望むる

・・・・・

今月末に行われる
鎌倉路地フェスタの会合が、
カジュアートスペースにて
行われました。

会合が終わり、
次の予定に向かうため、
カジュの入口で
自転車の鍵を解いている時に
夜空を見上げると、

蕾ふくらむサクラの枝が、
月の光に向かって
伸びていました。

その光景は、
幾多に伸びるサクラの枝が
豊かな花付きを
望んでいるようにも
見えました。