初夏 脱衣所にて
(撮影:畑拓)
湯上がりに
一拭きで汗
弾き飛ぶ
土壁のよさ
沁みる夏の夜
今日のできごと、といえば、
やはり金環日食ですね。
これほど全国的に観測できるのは
約900年ぶり、
また次同様の現象は
約300年後とのこと。
そんな貴重な機会にもかかわらず、
朝鎌倉は雨がザーザー降り、
やみはしたものの
厚い雲がかかっていて、
さすがにこれはキビシイかな、
と思っていたのですが、
ちょうど金環になる頃、
サーっと雲が流れて薄日となるという、
なんというお天気の
粋な計らい。
おかげで無事
観測することができました。
しかも薄日だったので、
普通にカメラで撮影することも
できました。
もちろん私自身
興奮しましたが、
家族みんなも
朝の支度の合間を縫って興奮、
そして近所の子どもたちも、
お母さんに見守られ、
路上でワイワイキャーキャー
空を見上げていました。
何だか地域のみんなが
同じ目的を達成し、
その喜びを共有した感じがして、
それがとても印象的な
朝の約十分でした。
公園や広場などで観測した人たちも
同じような感じだったんだろうなあ。
今日はいわば、
陽の輪が見えた
「宇宙」のお祭り、
やはりお祭りは
いいですね。