空が見えるのは
横浜あ邸にて。
建前から五日後。
今はまだ、
空が見えていますが、
もうじき野地板が
貼られる予定。
年内には、
空が見えなくなる
予定です。
町田か邸にて。
壁に塗った土が
ほぼ乾いてきました。
例年の十二月より
寒い日が続きましたが、
凍ることもなく、
順調に乾いています。
荒壁土の色ですが、
この色、好きだなあ。
貫板が見えていますが、
「このままでもいいかも」という
建主さんの言葉に、
同感です。
灯りに照らされると、
とくに美しく見えます。
とはいえ近々、
この壁は中塗りをかける予定。
湯田さんが塗ることだし、
それはそれで、
また美しい姿に
期待します。
今年の師走は
例年よりも寒いと感じる日が続きましたが、
今日は少し身体を動かしたら
汗ばむほどあたたかい日。
小春日和とは、
まさに今日のことでしょうか。
そんなお天気の中、
横浜あ邸は上棟しました。
私は所用で
おやつの時間の直前に
現場に到着しました。
現場へは自転車で向かったのですが、
鎌倉街道を走っていると、
丘の上からカケヤの合唱が聞こえてきて、
あれもう小屋梁か軒桁まで
いっているのかな、
と逸る気持ちでペダルを漕ぎ、
到着したら、
もう母屋まで到達、
あと少しで棟木、
というところでした。
間に合ってよかったー。
その棟木は、
私たちの恒例、
建主さんと棟梁の藤間さんに
叩いてもらいました。
本来だったらここで
お茶の時間だったのですが、
日が暮れるのが早い季節なので、
そのまま続行して垂木を組み、
ちょうど日が暮れる頃、
垂木も終了しました。
そしてその後は、
お楽しみのモチ撒き!
近所の方々や
建主さんのお子さんのお友だちや
そのご家族などが大勢集まって、
大盛り上がりでした。
とくに子どもたちは、
両手いっぱいにお菓子などを抱えて
大喜び。
やはり上棟は、
まちのお祭りなのです。
またモチを撒くことによって、
上棟する様子を多くの方々に
見守っていただけるということも
うれしいですね。
それが終わり、
子どもたちの興奮冷めやらぬ頃、
上棟した建物の中に紅白幕を巻いて、
職人たちと上棟祝い。
建主さんにご用意していただいた
食事とお酒を前に、
これまでの大工の労をねぎらい、
また私たちの絆を確かめ合いました。
12月の寒い季節なので、
ご用意していただいた食事は、
お弁当に加えて、鍋!
やはりこの季節、
空の下での鍋は格別です。
また今回は、
建主さんが日本酒の大好きな方で、
ご用意していただいたお酒が
とってもおいしかった!です。
日本酒党の私には、
実にたまらない上棟祝いでした。
なお、
今回この場を準備してくださったのは、
建主さんご家族とともに、
建主さんのお子さんの友だち家族の方々。
奥さんが来月出産予定で
たいへんな時期ということもあり、
お手伝いしてくださったそうです。
上棟祝いの場は、
この頃はたいへん珍しくなり、
またその準備も
正直たいへんだと思いますが、
こうして地域の仲間と
助け合って準備してくださる様子を
たいへんありがたく、
うれしく思いました。
これも一つの「絆」ですね。
絆に溢れた上棟祝いでした。
上棟直後の
1階から見上げた様子。
上棟後の
空を見上げた様子。
垂木が半分進んでいます。
上棟後の夜景。
約五ヵ月間、
今日のために刻んだ
大工二人。
顔に充実感が
みなぎってますね。
上棟後はモチ撒き。
子どもたちは
最前列で待ち構え、
大喜び!
上棟祝いの宴の鍋。
身も心もあたたまります!