ブログ
2012年8月17日

17回目の父記念日

カテゴリー: 今日のできごと

今日は長女の16回目の誕生日。

ということは、
自分にとって17回目の
父記念日。

16年経とうが、
あの日のフワフワした感覚は、
今でも鮮明に思い出します。

当時は女子高生の父の姿なんて、
全く想像が付きませんでしたが、

ムスメの成長に比べれば、
あまり変わった気がしません。

ただしお祝いのホールケーキを
1/8食べてちょっと物足らなかったので、
おかわりしてさらに1/8食べたら、
とても腹が苦しくなり、

ああ歳をとったなあと
思い知らされた次第です(笑)。

2012年8月14日

「社会」にとって大事なこと

カテゴリー: 家づくりの理念

どうやら経済界は、
「原発反対」に反対の意見が
多いようです。

一方で、
生活者である個々の人間の間では、
原発は0%!の意見が
優勢の印象がありますし、

実際パブコメの状況を見ていても
そのようです。

それなのに、
なぜ人間としての哲学と、
経済界の哲学は、
これほどの大きな隔たりが
あるのでしょうか。

この現代、
私たち一人一人、
経済界の一員でもあるのに
実に不思議な現象。

これはいにしえより続く、
支配者と労働者階級の構図が
そのまま受け継がれて
いるのでしょうか。

現代は幸い
私たち一人一人が主権の
民主主義、

生きていく「命」があって
初めて社会が成立するということを
声を出し続けていかなければ、
と思います。

どんな分野も、
数多の「命」が大事にされる
世の中であってほしいです。

明日はお盆。

そして終戦記念日。

2012年8月13日

「環境」にとって大事なこと

カテゴリー: 家づくりの理念

住宅の省エネ性能を強化する
改正省エネ法が数年後に
施行されることを受けて、

最近伝統工法の環境性能を
調査する取り組みが
始まっているのですが、

今日は鎌倉か邸を訪れて、
調査のお願いを
してまいりました。

この家は
断熱材もなく、
エアコンもありませんが、

一番暑いお昼過ぎに
家の中の表面温度を測ってみると、

あまり温度ムラがないことが
改めて分かりました。

やはり外気から
柔らかく家を包む
土壁と瓦の
おかげでしょうか。

しかも東西南北それぞれに
開口部があるため、

各方角から入る風のおかげで、
暑さを楽しめるといえる
室内環境でした。

しかしこの家は、
それだけではないような気がします。

というのも、
この家の周りは
緑と地面に囲まれ、

しかも敷地の一片に、
小川が流れているのです。

こうした家々を囲む環境も、
住み心地に影響しているのだとすれば、

そういった点も、
改正省エネ法の施策の中に
盛り込んではいかがかと
思っております。

例えば、
小川を作ることは
難しいとしても(笑)、
家を建てるときは、
必ず木を3本植えよう、
とかですね。

大規模建築物には、
たいがい緑化が
義務付けられていますが、

一戸建て住宅も、
たとえささやかでいいから、
緑化の条件を
定めてはいかがでしょうか。

温熱環境性能だけではなく、
風景も改善すると思います。

2012年8月11日

熊谷で泥こね隊!

カテゴリー: 今日のできごと

昨日の横浜に引き続き、
今日は熊谷で泥こね隊。

はい、熊谷なので、
4時過ぎに鎌倉を
発ちました。

昨日の横浜で練った土の
およそ倍の量、

しかも暑さで有名なまちなので
どうなることやらと思いましたが、

鎌倉で近くに住む友人を
朝早くに連れ出し、

また午後から
たまたま近くに住む
妹とその子どもたちが
来てくれたこともあり、
思いのほか進みました。

友人と家族の縁に感謝!

しかし今日は、
途中雨が降ってきて中断。

三分の一ほど
残ってしまったので、
後日左官屋さんが
練ってくれることに
なっています。

ところで今日は作業中、
何リットルの水分を
補給したでしょうか。

覚悟していたほど
暑くなかったとはいえ
たくさんの汗が
ほとばしりました。

おやつの時間、
建主さんが
スイカを用意して
くださったのですが、

こういう時、
スイカは最高!です。

やはり暑い夏にはスイカ!

2012年8月10日

貫伏完了

カテゴリー: 小田原お邸

小田原お邸にて。

貫伏せが完了し、
開口部の位置が
明確となって、

空間の様子が
よく分かるように
なってきました。

ここは、
今南面の開口部が
象徴的な家です。

横浜あ邸で泥こね隊!

カテゴリー: 横浜港南あ邸

今日は横浜あ邸にて泥コネ。

左官屋さん、
大工の藤間さん、
きらくなたてものやと併せ、

建主さんが
お知り合いの子どもたちを
大ぜい集めてくれて、
キャッキャキャッキャと
賑やかでした。

子どもたちが賑やかだと、
こちらも気分が上がります。

子どもたちは、
遊びながら
泥をかき混ぜて
くれるだけではなく、

こうした楽しい雰囲気づくりを
演出してくれる役割も
担ってくれているのです。

お昼は、
建主さんが用意してくれたカレーを
おなかいっぱいいただきました。

やはり暑い夏はカレー!

2012年8月9日

始まり始まり

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

敷地の中に
正確に高さと位置を出す
「遣方」が終わり、

いよいよ本格的に
土地に手を施し始めます。

ここでも日々の物語が
動き始めました。

ところで今日は
ここまで車で来たのですが、

お盆前だからか、
それとも湘南の海へ
遊びに行く人が多いのか、

いつもより車が
混雑していました。

この時期所要時間を読むのが
本当に難しいです。

こうした季節、
荷物がない時は、
極力公共交通機関か
自転車にしよう。

2012年8月8日

涼感もたらす緑

カテゴリー: 鎌倉た邸

所用で鎌倉た邸へ。

玄関入って右手を見ると、

格子の網戸越しに
山の景色、

格子の網戸の手前には、
観葉植物の列。

今日は風の涼しい日でしたが、
緑溢れる景色は、
さらに清涼な気持ちに
させてくれます。

養生剥がれる

カテゴリー: 二宮し邸

連日二宮し邸へ。

すると昨日大工たちが
床の養生を剥がしたので、

数ヵ月ぶりに床板が露わに。

急激にゲンバがイエに向けて、
脱皮したような感じがしました。

この感激を
写真に収めようと思ったら、
カメラがバッテリー切れ…

慣れない携帯電話で
撮影しました。

2012年8月7日

土の安全を確かめる

カテゴリー: 今日のできごと

福島第一原発事故により、
私たちは様々な分野で放射能の心配を
しなければならなくなりましたが、

身近な場所の
恵みをいただいて
家を作る私たちは、

やはり使う素材に対する
放射能の汚染状況が
とても気になります。

色々な考えがあって
今の仕事に取り組んでいますが、

安全性の追求も
その一つですからね。

そこで土壁に使う土に関しては、
これまで埼玉県の深谷で
調達していたのですが、

念のため震災以後は、
福島との距離感を懸念して
関西方面から土を
取り寄せていました。

やはり関西の土は、
さすがにいいなあと思う一方で、

しかしこのたび、
深谷からほど近い熊谷で
近々泥を捏ねる予定となったため、

何も車で30分かからない場所の素材を避けて、
関西から土を入れることもなかろうと、

意を決して
高価な放射線量計を購入し、
実際に土の採取現場に行って、
放射線量を測ることにしました。

すると
数値に問題がないことを
この目で確かめることが
できたとともに、

土を取り扱う
深谷配合粘土の社長さんの
素材を扱う者として
安全性を追求する姿勢と
あたたかい人柄に触れて、

さらに安心することが
できました。

やはり実際に
素材の源流まで
足を運ぶことの大切さを
改めて感じた次第です。

その後すぐ近くの
熊谷の現場に行き、

泥を保管する箱を
作りました。

たまたま建主さんが
草刈りのために
仕事を一時的に抜けて
現場にいらしたので、

ありがたいことに、
全面的に一緒に
汗を流していただきました。

小一時間ほどかけて
箱ができあがる頃には、
辺りに夕焼けの田園風景が広がり、

暑いはずの熊谷に
とても爽やかな風が
流れていました。