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2012年7月10日

奥の天窓

カテゴリー: 改修の仕事

古民家を改修した
鎌倉の家にて。

普段あまり、
天窓を設けることはないのですが、

元々この家に
天窓があったので、
それを活用することに。

改めて今日拝見しましたが、

少し奥まった場所に位置し、
奥に広がりを与えるとともに、
影のある光が入る天窓は、
いいな、と思いました。

涼と建具

カテゴリー: 改修の仕事

今日の午前、
所用で古民家を改修した鎌倉の家へ。

汗ばむ陽気の中、
家に入ると、

窓を閉め切っているにもかかわらず、
お風呂から漂うヒバの香りと相俟って、
何ともいえない清涼感。

その理由の一つは、
庭が緑豊かなこと。

もう一つは、
網戸の横格子が
簾代わりになって、
陽射しを遮ってくれていることも
あると思います。

私は家の居心地を整えるため、
昔ながらの家のように、
建具が果たす役割は
大きいと考えています。

涼な素材

カテゴリー: 今日のできごと

今日の午前、
所用で鎌倉の某お寺へ。

陽射しの暑い日でしたが、
緑に包まれた境内は、
涼しい風が流れていました。

夏の省エネは、
断熱材よりも緑と風と土、
だと思います。

何より美しいのがいい。

2012年7月6日

天窓と障子

カテゴリー: 改修の仕事

日野の改修の仕事にて。

北側の大きな開口部に
幅いっぱい障子で覆うとともに、
天窓には、
開閉可能なサワラの建具。

障子は
光を和らげるとともに、
温かさを包み込み、

サワラの天窓は、
季節や時間によって
光と熱を加減し、

おかげで
ここに来た時は
暑い日の夕方でしたが、
朝の気温を記憶して、
蔵の中に入った時のような
ひやっとする感覚を覚えました。

空間としても、
柔らかい印象になりました。

障子バンザイ!

秘密の小道具のネタ明かし

カテゴリー: 改修の仕事

日野の改修の仕事にて。

先日紹介した
秘密基地の秘密の小道具は、
天窓を開け閉めする
サワラの建具用の小道具。

金具を選択しがちなところ、
閉じた時と開いた時、
両方に金具を取り付けると
せっかくのサワラの板の品が
損なわれるだろうと
建具屋さんと話をして、

建具屋さんにケヤキで小道具を
作っていただきました。

ケヤキの小道具は、
目立ちすぎず、
だけどよくよく見ると
かわいらしくて、
いい感じに仕上がったと思います。

さすが新井さん!

足元にずらりとがらり

カテゴリー: 改修の仕事

日野の改修の仕事にて。

書斎の本棚の足元には、
9尺幅ずらりと、ガラリ建具。

書斎に隣接する
寝室との間の空気を
足元で通るようにする目的で
取り付けました。

普通埃溜まりになって
目を背けたくなるようなところも、
これを取り付けたことにより、
風だけではなく、
光の加減も面白くなって、
つい覗きこんでしまいます。

障子に挟まれ棚

カテゴリー: 改修の仕事

日野の改修の仕事にて。

外壁側の壁面に取り付けた棚が
三分割して引き込んだ
障子に挟まれています。

棚の割付を障子と合わせ、
障子を使わずに引き込んでいる時は、
棚と連携した壁のデザインとなります。

棚と障子の組み合わせ、
最近気に行ってよく使います。

2012年7月1日

式台の板決める

カテゴリー: 二宮し邸

今日の午後は、
雨の中飯能の岡部材木店へ。

二宮し邸の
玄関式台の板を決めるためです。

建主さんと材木屋と大工と
話し合いつつ、
数ある板の中から
わりあいすんなりと
木目の美しいマツに決定。

しかし。
すんなり、だとしても、
この過程が大切ですね。

形としてだけではなく、
思い出にも
残るのではないかと思います。

それにしてもここ最近、
毎週末飯能に来てるな(笑)

2012年6月30日

42

カテゴリー: 今日のできごと

今日42歳になりました。

今夜はヨメが自家製のケーキを作り、
子どもたちがブルーベリーで42と描き、
あいかわらず賑やかな家族に囲まれてお祝い。

また仲間から
たくさんのお祝いのメッセージをいただき、
家族や仲間のありがたさに
改めて感謝!

42歳というと、
自分が子どもの頃は、
遠い遠い世界、

しかも世間的には
間違いなく「オッサン」なのですが、

何だか全く
実感がないんですよね。

まだ身体は
それなりに動くし、

毎日のように
好きなことをさせていただいて、
子どものように
過ごしているからでしょうか(笑)

とはいえ、
徐々に体力の衰えを
感じているのも事実です。

誰かが体力は、
日々の「貯金」が大切、
と言っているのを
聞いたことがありますが、

衰えの進行速度が上がらぬよう、
身体が動くうちに、
「貯金」しておこうと思います。

ところで、
今日という日は、
明日から7月になるわけで、
1年の折り返し時点。

誕生日を迎え、
歳を一つ重ねるとともに、
今年下半期の再出発。

皆さんとともに、
いい下半期にしたいと思います。

2012年6月29日

2012木の建築塾「木の建築のエネルギーと環境」のご案内

カテゴリー: 告知・連絡

2012木の建築塾
木の建築のエネルギーと環境

2012木の建築塾のご案内です。
当方スタッフの一人として、
この場でもご紹介させていただきます。

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「木の建築塾」は、
「木造技術の再確認と再評価」
を目標に有志が集まり、
2000年10月に発足、
2001年度から毎年連続講座を開催し、
今年で12回目を迎えます。

今年2012年度は、
昨年の3.11を契機に
エネルギー問題への関心が高まり、
建築の分野においても、
省エネルギー化や
太陽光利用をはじめとする
エネルギー自給への取り組み等が
熱を帯び始めています。

とりわけ省エネルギーに関しては、
断熱性能等を規定する
「改正省エネ法」施行に向けた検討が
動き始めているようです。

一方で木の建築は、
木材自体が再生可能な素材であり、
また他の建築素材と比べて
生産に要するエネルギーが少なく、
「省エネ建築」に向けてのポテンシャルは
高いといえます。

そのうえでさらに、
温熱環境の向上や
エネルギーのあり方等を
研究することにより、
そのポテンシャルを
より高めていきたいと
考えております。

それでは
昨今喫緊の課題ともいえるテーマ、
より多くの皆様のご参加を
お待ちしております。

第1回
2012年10月12日(金)
身の丈に合う技術と環境建築
講師:宿谷昌則(東京都市大学 建築環境学 教授)

第2回
2012年11月16日(金)
2020年省エネ性能義務化と
伝統木造の環境性能の調査からみえてきたこと
講師:篠 節子(篠計画工房)

第3回
2012年12月14日(金)
買うエネルギーから自前するエネルギーへ
講師:前田 誠一 (株式会社イゼナ 代表取締役)

第4回
2013年1月11日(金)
木と土の建築、温熱環境とエネルギー
講師:宇野 勇治(愛知産業大学准教授/宇野総合計画事務所) 

第5回
2013年3月8日(金)
土壁の家の温熱環境を事例別データで読み解く
講師:高橋 昌巳(シティ環境建築設計) 

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●会 場…工学院大学新宿校舎
    (教室№は別途連絡します)
●時 間…18:30〜20:30
●受講料…全5回10,000円
     ※1回受講:3,000円
●定 員…40名(先着順)

※恐れ入りますが諸般の事情により
 日程が変更になる場合があります。
※番外編として見学会を企画中です。

■申込先
木の建築塾事務局 岡部 知子
E-mail:tankoro@japan.email.ne.jp
FAX:042-977-2491

ご氏名/TEL/FAX/住所/勤務先・学校/E-mail
を添えて、事務局宛にお申し込みください。