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2012年6月4日

犬から教わる

カテゴリー: 今日のできごと

昼間、仕事場のある2階から
1階に降りると、

我が家のジェットくんが
居間に大の字(犬的大の字)になって、
寝ていました。

寒い時とは明らかに
違う寝方です。

寒い時は
座布団の上などに丸まって、

暑くなってくると、
板の床の上に大の字。

犬は本能で
季節が変わればこのように
寝る姿勢を変えるのですが、

人間も同様に、
季節が変われば、
心地よさを求めて
こうして暮らし方を
変えるという発想が、
案外大事だと思います。

とくに節エネルギーが求められる
この現代。

動物と暮らしていると、
当たり前すぎて忘れがちなことを
思い出させてくれることがあります。

それにしても昼間からコレ。
うらやましい。

2012年6月2日

教育懇話会の広報紙をぜひ

カテゴリー: 地域活動

西鎌倉地域には、
教育懇話会という組織があります。

地域ぐるみで子どもたちを見守り、
育てていくために、
学校、幼稚園、各学校のPTA、
学区内にある町内会・自治会、
あるいは社会福祉協議会や
民生委員会などの活動団体を、
教育という切り口で
つなげていく組織のことです。

いわゆる学校が「荒れていた」時代は、
神奈川県下でこの取り組みが
各地で見られたようですが、

全体的に学校が落ち着いてきて、
今現役で活動している地区は
数少なくなってしまいました。

しかしこの地区の子どもたちが、
ひいき目に見ても
本当に伸び伸びと育っていると感じるのは、
(とくに中学校で感じます)

こうした地域の輪、
地域のあたたかい目も
少なからず影響しているように思います。

さて私は、
ご縁でその地域教育懇話会の書記を
務めさせていただいております。

なぜ私が教育の分野に?
とお思いかもしれませんが、

気候風土に培われた
建築文化の継承のためには、
かねてより「文化の種蒔き」が
大切だと考えていて、

その機会として、
子どもたちの教育現場に
関わっていきたいと思っていました。

そうした思いを伝えようと
地元の学校に「プレゼン」に行ったところ、
ありがたいことに
毎年そういった機会を
いただくだけにとどまらず、

情熱的な先生方のお誘いで、
こうしたまちのコーディネート役にも
引張り出されるハメになってしまいました(笑)。

しかしこれも一つのまちづくりと思って、
楽しく活動しております。

というわけで、
今日はこれからその総会。

総会に先立ち、
今年一年の活動をまとめた
広報紙を作りましたので、
皆様にもご覧いただければ幸いです。

これをご覧いただくことにより、
具体的にどんな活動しているのかが
分かると思います。

2012年5月31日

秘密基地まで大きな板運ぶ

カテゴリー: 改修の仕事

日野の集合住宅改修現場にて。

三人がかりで、
長さ約9尺、幅平均3尺、厚2.5寸の
大きな大きなスギの板を
集合住宅の3階まで運搬。

これは食卓ではなく、
キッチンの天板になります。

2012年5月30日

気密を測ってみる

カテゴリー: 今日のできごと

伝統工法の未来のため、
昨日は半日かけて
鎌倉く邸の気密測定。

木と土の家だからといって、
気密性が悪いということはなさそうな結果。

ただし課題はやはり、
外部に面した木建具。

とはいえ木建具は
それにまさる点が多いので、
改良できる点は改良して
提案し続けていきたいと思います。

それにしてもこの機械、スゴイ。
ひこうきみたい。

2012年5月28日

「懐かしい日本の家をつくる方法」出版のご案内

カテゴリー: 告知・連絡

五月。初夏。
朝五時前には陽が昇るので、
清々しい風とあいまって
早起きがとても気持ちよい季節。
時間を得したような気分になりますが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

さてこのたび、
僭越ながら私が監修した
懐かしい日本の家をつくる方法(エクスナレッジ)
という本を出版する運びとなりましたので、
お世話になっている皆様に
ご案内させていただきました。

木と土を使い、
手仕事でたてものをつくる
きらくなたてものやの世界満載の本です。

きらくなたてものやが取り組んでいること、
いわゆる伝統的な建築技術は、
建築の世界で「絶滅危惧種」となりつつありますが、

しかしその手段の中には、
私たちが心地よいと感じる
住まいづくりのヒントが詰まっていること、

またその過程を通じて
モノづくり本来が持つ楽しさを
再認識できること、

その楽しさを通じて、
山を、まちを、人を
元気にする可能性を
秘めていること、

だから絶滅させてしまっては、
実にモッタイナイ、ということを、

本をお読みになって
感じていただければ幸いです。

なお今回この本の出版にあたっては、
取材にご協力いただいた
建主さんや職人さんたちをはじめ、
出版社エクスナレッジの藤山さん、
編集のたむらけいこさん、
デザインの吉池康二さん、
カメラマンの田附勝さんの
ご尽力とチームワークで
できあがりました。

皆様、
本当にありがとうございました。

家づくりと同様に、
本をつくる過程も
ワクワクする楽しいものでした。

その中でも田附さんは、
この間、写真界の芥川賞といわれる
「木村伊兵衛写真賞」を受賞され、
たいへんお忙しい中での
撮影となりました。

そして数年にわたり
「東北」を撮り続けた
田附さんが撮った写真は、
人間味溢れる
あたたかいものばかりです。

彼の眼が捉えた世界も、
本の中でぜひお楽しみください。

2012年5月27日

土壁塗りの準備

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸では、
明日から土塗りが
本格的に始まります。

今日はその準備。

昨年7月に、
土と藁を混ぜて
捏ねた土を覗くと、
藁が十分に発酵し、
細かい繊維状に。

いい感じです。

色は当初に比べ、
少し緑色がかかりました。

今日はこの土に、
細かく切った藁を
さらに混ぜる作業。

この土自体が
仕上げになるため、

いつもよりも多めに
藁を入れる予定です。

始まりの朝、小舞の影

カテゴリー: 二宮し邸

爽やかな今日の朝、
朝日が床に映した、
竹小舞の影。

今日は土塗りの段取り。

明日から本格的に
土塗りが始まります。

うれしいような。
さみしいような。