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2012年4月13日

室内の建具来訪

カテゴリー: 鎌倉小町や邸

鎌倉古民家改修の現場にて。
(ああもう現場ではない(3回目))

昨日のことになりますが、
暮らし始めて早六日目、
家の中の建具が入り始めました。

これで一歩、
生活らしい生活に
近づきました。

しばらく不便かけましたが、
お住まいになりながら、
空間の変化が
手に取るように分かるということで
お許しください(苦笑)。

アルミサッシの手前についた、
一世紀ほど前の民家でよく見るような
格子付きの網戸。

最近よく用いる方法ですが、
全て木建具にしなくとも、
それよりも低コストで
アルミサッシの存在が
ほとんど消えます。

夏場、引き違いの窓の両側を
開けられるという長所もあります。

南面の幅二間の大きな開口部には、
両脇に二連で引き込まれる
障子が入りました。

障子のよさを
活かす時は活かす、

しかしめいいっぱい、
光と風を感じたいときに
存在を消したい時は消す、

障子を使う時は、
そのように使えるように
なるべく引き込みで
納めるようにしています。

2012年4月12日

床のうえに床

カテゴリー: 茅ヶ崎は邸

茅ヶ崎は邸にて。

居間の奥にある畳の間は、
居間の床から約30cm上がり、

その下は、
居間側から使える
抽斗が入る予定です。

ですので、
床のうえに床の下地を造作中。

外壁八合目

カテゴリー: 茅ヶ崎は邸

茅ヶ崎は邸にて。

柿渋コートの「古代色」と「くろ色」を
混ぜて塗った杉板が
外壁に貼られていっております。

今日は八合目といった感じでしょうか。

‘ご開帳’の日も、
かすかに見えてきました。

内法がつく

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

大型連休中は、
ここで竹小舞三昧になる予定ですが、

それに先立ち大工の古口くん、
一気に竹小舞ができるように、

外部内部、
壁の見切りとなる内法材を
いいペースで
取り付け続ける日々です。

おかげで連休前までに、
建前から約1ヵ月半だというのに、
大工仕事は8割がたまで
行きそうな感じです。

上を向いて歩く家の中

カテゴリー: 小田原お邸

平屋の小田原お邸にて。

平屋のよさはいろいろありますが、
そのうちの一つは、
身近に小屋組みを
感じることができることです。

ここへ来るといつも、
いつの間にか小屋組みのある
上を向いて歩いている自分に
気がつきます。

今日は木組みの間から流れ込む
あたたかい春風が
とても心地よい日でした。

2012年4月11日

入りたい

カテゴリー: 鎌倉小町や邸

鎌倉古民家改修の現場にて。
(ああもう現場ではない(2回目))

まだ少し残っている工事のため、
浴室を訪れると、

妖しく誘う、木の香り。

作業して少し濡れたことだし、
ああ入って帰りたい(笑)。

やはりですね、
木の風呂は理屈抜きに、
いいです。

古い木組みが呼吸する

カテゴリー: 鎌倉小町や邸

所用で鎌倉古民家の現場に
(ああもう現場ではない)
来たのですが、

居間の上半分はこんな感じ。

数十年の間、
天井の中に閉じ込められていた
年季の入った2階梁組みを
敢えて露わにして、

古い木組みが
少しでも生き長られるよう、
建主さんとともに、
胸いっぱい
呼吸できるようにしました。

そしてだいぶ前この家を改造した際に
柱を抜いて鉄骨梁が入っていたところを
板で覆って、
新たに入れた木の梁のように見せています。

奥にこれから漆喰を塗る予定の
壁の下地が見えていますが、

写真だけ見てると、
何だか黄色と白の模様みたいで、
これはこれで、
いいんじゃないかという
気もしてきました(笑)

猫の額は春爛漫

カテゴリー: 今日のできごと

猫の額の庭先は、
ユキヤナギとシジミバナが満開、

そしてその白い花たちに
気を取られていたら、
いつの間にかカラスノエンドウが
幅を利かせていました。

春爛漫。

あとは花粉症が、
去るのみです。

そういえばカラスノエンドウ、
食べられるんですってね。
知らなかった。

今度いただいてみます!

2012年4月10日

秘密基地を作るのだ

カテゴリー: 改修の仕事

今日足を運んだ
日野の集合住宅改修にて。

今回この計画は、
少し段差をつけて空間に変化をつけたり、
二段ベッドのような空間が随所にあったり、

子どもの頃夢想するような、
秘密基地のような要素満載です。

下地の段階で、
子どものように
ワクワクする現場です。

アソビゴコロを優先できるのは、
逆梁工法による集合住宅を
改修することの面白さですね。

あ、それとも、
いつもアソんでいるように
見えますかい(笑)

なじむ野地板

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸では、
予算の都合もあり、
久しぶりに野地板に
スギの並材を貼りました。

スギの並材による板は、
えてしてうるさい印象に
なりがちなのですが、

柿渋を塗った木組みと
馴染んだ感があります。

幅広の板にしたということも
効いていますね。

きらくなたてものやでは、
板はサワラばかり使っていましたが、
最近スギ板を
見直しつつあります。