土壁第二工程、ほぼ終わる
茅ヶ崎は邸では、
荒壁土塗り、
裏返し塗りの次の工程、
貫伏せ、斑直しが
ほぼ終わりました。
この作業の直後、
その裏に竹小舞の跡が
浮き出てくるのが面白いです。
茅ヶ崎は邸では、
荒壁土塗り、
裏返し塗りの次の工程、
貫伏せ、斑直しが
ほぼ終わりました。
この作業の直後、
その裏に竹小舞の跡が
浮き出てくるのが面白いです。
所用で藤野の家へ。
東面の太い柱の両脇に、
それぞれ縦長の窓があるのですが、
その手前に構造体としての貫が
3本入っています。
その窓から向こうに
里山が見えるのですが、
風景が貫で切り取られ、
何枚かの写真を
貼り合わせたようにみえます。
素直に見えるはずの風景が、
こうして何枚かに切り取られると、
かえって外の景色に興味が湧いて、
窓に近づき、外を眺めてしまいます。
3月に入っても、
相変わらず冷蔵庫の中にいるような
冷たい空気の日が続きます。
そんな中、
2週間前に建主さんたちが
こしらえた土壁は、
じっくりじっくりと
乾きつつあります。
凍てつかないように
解体の際に出た断熱材で
外を包んでいるので、
余計にじっくりじっくり、です。
昨晩へっころ谷に集まって、
就職活動を控えた地元の大学生たちと、
この地域で面白く生きていると思われる
数名の大人たちとの交流会がありました。
就職活動を前に、
生きるとは何か、
働くとは何か、
お金とは何か
などを考える交流会は白熱し、
20時頃から始まったのですが、
気が付いたらあっという間に
次の日付を1時間上回っていました。
僕らは勝手なことを
しゃべらせていただいただけなので(笑)、
たいへん楽しかったです。
しかし今の学生さんたちは、
本当に真剣に、
自分を見つめ、
将来のことを考えていますね。
自分が学生の頃なんて、
ラグビーは真剣でしたが、
それ以外は適当に遊んで、
適当に将来のことを
考えていたような気がします。
それに比べれば、
今の学生さんたちの真面目な姿に
感心してしまいました。
これから社会の荒波に
揉まれていくわけですが、
今日の鋭い眼差しが
社会の中で埋没することなく、
いい形で発揮できれば、
日本の未来は明るい!
と思いました。
むしろ僕たちは、
反面教師だったりして(笑)。
しかし生きることを楽しむことに
命かけているのも事実。
学生さんの若いエネルギーを
吸収させていただいたのと引き換えに、
楽しむエネルギーを
少しでもお裾分けできたのならば、
自分はよしとしたいと思います。