連なる光の帯
朝方所用で
手広た邸に行きました。
南に面した大きな開口部の
雨戸が閉められていて、
しかも、ぱらぱらと湿ったものが
今にも落ちてきそうな曇り空、
家に入ると何となく、
そんな日特有の
陰鬱な雰囲気が漂っていたのですが、
それだけに、
居間に入った途端、
格子床を介して
2階から降り注ぐ
連なる光の帯が
際立っていました。
・・・・・・・・・・
手広た邸完成見学会参加者募集中!
手広た邸は、
家の工事が一段落し、
昨日から外構工事が始まりました。
外構は、
大谷石と敷瓦を組み合わせて、
デザインしています。
どちらも無機質な素材ですが、
柔らかな表情をしています。
・・・・・・・・・・
手広た邸完成見学会参加者募集中!
鎌倉の古民家改修の仕事、
鎌倉や邸にて。
天井の一部を剥がすと、
トントン葺きが露わに。
スギなどの薄い板を
トントンと何枚も打ち付けるから
トントン葺。
昔の防水層ですが、
これがなかなか
機能上優秀なのです。
自分はこういう「ありのままの姿」が
好きということもあり、
建主さんと相談して、
天井貼らんと見せることにしました。
・・・・・・・・・・
手広た邸完成見学会参加者募集中!
ボロボ(と彼のことを周りはそう呼びます)で
竹小舞用の竹を搬送。
本日走行距離29万km突破。
30万kmが見えてきました。
これまでも竹だけではなく、
藁や木材や瓦や泥など、
家づくりに使う様々な資材を
運んでもらいましたが、
ボルボは本当に丈夫で、
よく働いてくれます。
ちなみに竹を括りつけているのは、
畳の縁の再利用品。
使い勝手がよくて丈夫なので、
重宝しています。
・・・・・・・・・・
手広た邸完成見学会参加者募集中!
この時期らしい
澄み渡る空の下、
今日は二宮し邸の
カキシブ隊でした。
今日の参加者は、
建主さんご一家3名、
建主さんのご両親とお姉さん、
鎌倉か邸の‘か’さん、
手広た邸の‘た’さん親子、
横浜こ邸の‘こ’さん、
きらくなたてものやから2名、
合計12名の大所帯でした。
属性をご覧になって
お気づきかと思いますが、
今日は建主さんのご家族と、
建主さんのOBがたくさん集まり、
建主さん同士も、
こうした共同作業や新年会などで
たまに顔を合わせているので、
気心知れた大家族が
一堂に会して作業している感じでした。
また建主さんOBたちは、
お手伝いしたいという気持ちとともに、
純粋に自分が建てた時の
楽しかった思い出を振り返りに
来てくださっている様子で、
それがとてもうれしかったです。
様子が分かっているので、
こちらがあれこれ細かい指示を出さなくても、
仕事が進んで楽(笑)、
ということもありますけどね。
それともう一つの目的は、
大工仕事の際に出る木っ端。
そう、薪ストーブを持っている方々が、
燃すものを求めに来てくださるのです。
薪ストーブ設置の効果が、
このようなところに出るとは、
思いもよりませんでした。
いずれにしても、
熟練塗装作業員が多々いてくださったおかげで、
土台、小屋梁、母屋、棟木、垂木と
全て塗りつくすことができました!
皆さん、ありがとうございました!
作業の様子
建主兄弟3人。
塗った垂木84本。
壮観です。
・・・・・・・・・・
手広た邸完成見学会参加者募集中!