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2012年11月4日

竹小舞かき隊は子どもランド

カテゴリー: 町田か邸

町田で竹小舞かき隊2回目。

メールやフェイスブックからの応募では、
建主さんの友人を含めて
今回20名程度かな、
と思っていたのですが、

それはほぼ計算通り。

しかしそれに加えて
子どもたちが9名。

ええ、現場の中は、
子どもたちの歓声が
ひっきりなしに響く、
保育園のようでした(笑)

子どもたちは、
現場に来ると、
みんなハイテンションに
なりますからね。

飽きるまで、
まるで探検の国にやって来たかのように、
連れだってウロウロウロウロウロウロ。

探検の途中、
何かを見つけては、
ウワ、キャー、スゲー。

途中、何か静かだな…、
と思ったら、

大人のどなたかが
散歩に連れ出してくれたそうで、

子どものもたらす
パワーの凄さを
感じました。

建主さんのお昼やおやつの用意、
また私も段取りにテンテ小舞でしたが、

おかげさまで、
第2回目にして7割以上まで
到達しました!

人間って、
なんてすばらしい!

お昼ごはんの用意も
ハンパじゃありません。

建主さん、
毎回手作りのおいしい食事を
ありがとうございます!

おやつの時間は、
保育園や幼稚園で
見たような光景。

建主さんのイトコの‘と’くんは、
子どもたちにあだ名を付けられ、
保育士状態。

親子の絆で竹を編む。
絆を育む竹小舞。

夕陽が美しい。

というわけで、
今日は一気に作業が進み、
竹小舞の壁が
折り重なるように
見えてきました。

・・・・・

次回は11月10日(土)!
次回もたくさんの方々のご参加を
お待ちしております。

2012年11月1日

体質

カテゴリー: 家づくりの理念

少し古い建物を
解体する時思うのですが、

その際出てくるゴミのうち、
燃やして土に還しても
差し支えないもの、

あるいは素直に
土に還るものが、

一体どれくらいの割合で
あるのでしょうか。

最近金属製品や石油製品は、
リサイクルできるようですが、

それを差し引いても、
合板、集成材、薬漬けの木、
ボードに糊で貼りついた
塩化ビニル製のクロス、

仮に燃やしたら、
目や鼻がよじれそうな
ものばかりです。

あるいは、
たまに出くわすアスベスト―。

施工性が高く、

また仕上材としても
一見美しく見えるそれらは、

大量生産が可能であったために、
経済的にも優れていました。

このため高度成長期を境に、
従来の木や土に替わり、
急速にそれらが
使われるようになりましたが、

しかし寿命を迎えた後のことは、
今の状況を見る限り、
あまり考えてこなかったように
思います。

これからますます、
壊される建物が増えてくるというのに、
土に還らないゴミの捨て場の容量は
大丈夫なのでしょうか。

それだけではなく、
新たに建物を建てるたび、
そちらからも
同じような大量のゴミが
出てくるというのに、です。

こうした懸念は、
最近とくに思うのですが、
別の産業の分野にも
あてはまりますね。

その一つが、原発。

原発が耐用年数を迎え、
あるいは昨年の震災の時のように
壊れてしまった時に、

原発の稼働に際し、
核燃料をはじめとする
廃棄物の処理の目途が
立っていなかったことを知った時は、
たいへん驚いたものでしたが、

しかし考えてみれば、
同時期に建築がしてきたことと、
さして体質は
変わらないように思います。

生産性、経済性、機能性、
それらはモノづくりの立場として、
とても大事な要素です。

ただこれまでは、
それらの最大値を
今だけ、目先だけを見て
追い求めてきました。

言葉は悪いかもしれませんが、

目先の経済さえよければいい、
今を逃げ切れればそれでいい、

という発想のように
私には映ります。

今ちょうどラジオから、
政治のニュースが流れてきましたが、
政治の世界も
まさしくそうだな。

これまでは、
それで何とか
やってこれましたが、

そろそろ手に負えないほころびが
目立ち始めています。

仕事柄、
子どもたちと接することも
あるのですが、

そのたびに子どもたちから
楽しさと癒しをいただく一方で、

私たちはこの子どもたちのために、
美しい未来を残すことが
できるのだろうか、

それでええんか、オレたちは!

という思いがよぎります。

子どもたち、
そしてその子どもたち、

はたまたずっと先の
百年千年先の子孫たちも、
楽しく笑って暮らせる、

そんなことも見据えて
私たちの行動を選ぶ体質に
変えていきたいものです。

2012年10月30日

手間の交換

カテゴリー: 今日のできごと

今日は所員総出で、
木の家ネット仲間の
北山さんが手掛けている
伊豆の現場へ、
竹小舞かきのお手伝いに
行きました。

その代わり、
今度うちで行う
竹小舞のワークショップに
来てもらうことになっています。

いわば手間の
交換になるわけですが、
お互いの勉強と応援と
刺激にもなるので、
たまにはいいですね。

それにしても、
北さんと小山さんとの仕事も、
楽しいなー!

2012年10月29日

毎日少しずつ少しずつ

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

竹小舞のほうは、
毎日少しずつ少しずつ、
建主さんたちの手で
進めていただいています。

この「毎日少しずつ少しずつ」が
作業の質を維持するため、
また息切れしないために
大事なことです。

秋の陽と竹小舞

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

今日はスッキリとした
秋晴れの日。

秋の陽射しが
竹小舞の間を縫って
家の中に射し込んでいました。

竹小舞を土の中に
埋めたくないですね(笑)、

とこれからも何度も、
つぶやくと思います。

再開

カテゴリー: 町田か邸

石巻の上棟と野地板貼りを終えて、
今週から大工たちが
現場に戻ってまいりました。

お茶の時間の話題は、
もっぱら石巻の進捗について。

年末竣工予定とのことなので、
進み具合が気になります。

さて現場のほうは、
1階の床板貼りの続きと、
ロフトの床貼りが
始まりました。

2012年10月28日

きのかができてもう5年

カテゴリー: えこびれっじ

鶴川のコーポラティブハウス
「きのかの家」の5周年記念パーティーに
招待されて行ってまいりました。

大人は相変わらずでしたが、
子どもは大きく成長していてビックリ!

当時じゃれあった幼い子たちも
中学生になっちゃったりして、
五年の年月を感じました。

パーティーの最中、
大人は大人同士で陽気に酒を楽しみ、

子どもは子どもたち同士で
庭先を駆け回り、

幸せな時間と空間だなー
と思いました。

コーポラティブハウスは、
テマヒマかかるけど、
その分こうした幸せを得れるのだ、
ということを改めて感じました。

今日お披露目したこの看板は、
元々敷地に生えていた木を使い、
みんな一人ひとりが彫り込んで
作った看板だそうです。

すばらしい!

男たちが協力して作った、
質、量ともにタクマシイ料理(笑)が、
とてもうまかった!

2012年10月25日

中学生、一心不乱に玉磨く

カテゴリー: 地域活動

今日は地元手広中の
ふれあい体験活動の一環で、
「伝統的な日本の建築技術」のお勉強。

「ふれあい体験活動」とは、
年2回、地域の方々を講師として招き、

地元郷土史だったり、
農業体験だったり、
料理教室だったり、
十数講座を用意して、
その中から生徒たちが
希望した講座を受講する
体験学習の場のことです。

私たちの講座では、
毎年10月の2回目は、
左官職人の湯田さんに来ていただいて、
光る泥団子を作ることにしています。

これが子どもたちの間で、
割と人気らしく、

中二のムスコも
第一希望で届け出たらしいのですが、
残念ながら落選。

まあ、仕方ない。

そんなわけで、
今日参加してくれた生徒は14名。

最初10分程度、
土と土壁の勉強をしたあと、
湯田さんの手ほどきのもと、
早速作業に。

もう最初から、
ムラのない、
均一に光る泥団子を作りたい!と、
子どもたちは集中モード。

ある子は寡黙に、
ある子たちは、
キャッキャ言いながら、
ていねいに玉に土を塗り、
大事そうに磨いていました。

そしてあっという間に、
終了予定の時間が来てしまいましたが、
子どもたちの要望で10分延長。

しかし10分経っても、
この後部活もあるだろうに、
まだやりたい!というので、
先生の了解を得て、
さらに10分延長。

それでも10分経った後、
名残惜しい雰囲気が充満する中、
清掃開始。

そんな感じだったので、
講座終了後名札を返しに行ったら、
私のところが最後のようでした(笑)

しかしみんなそれぞれ、
たいへん美しい光る泥団子を
作ることができました。

大事そうに泥団子を
磨く子どもたち。

見本として、
湯田さんが作った
光る泥団子の塔を展示。

先生も子どもたちも、
感心しきり。

担当の先生も、
泥団子作りに参加。

いちばん熱中していたかも(笑)

でもそんな先生だから、
子どもも熱中するんでしょうね。

ホント楽しい中学校です。

2012年10月24日

石巻の地で、思いがかたちに

カテゴリー: 今日のできごと

いつもの大工仲間が
石巻北上町に集まり、
板倉造りの建物、
WeAreOneハウスの子ども棟が
無事上棟しました。

語り尽くせぬほどの
詳しい経緯の説明は、
別の場をご覧いただければと思いますが、

東日本大震災直後、
北上ふるさとプロジェクト代表の
杉原敬(通称:マイケル)を中心に、

木組みの仮設住宅を構想し、
何とかそれを実現しようという思いから
辿り着いた上棟だけに、
たいへん感慨深いものがあります。

また普段は
神奈川や埼玉で活動する
仲間の大工たちが
この日のために
快く駆けつけてくれたおかげです。

本当に最高の仲間たちです。

木で包まれた空間と
この仲間たちで、
少しでもこの地に
元気を届けられればと思います。

私は今日、
一緒に汗を流した大工衆七人と
美しい北上川の夕暮れの風景から
離れなければなりませんでしたが、

鎌倉は鎌倉で明日以降
楽しいできごとが待っています。

上棟の充実感を、
鎌倉で拡散するとします。

なお、フェイスブックをご覧になれる方は、
このページで建物づくりの様子を
ぜひご覧ください。

2012年10月23日

建築お知らせ看板転用看板

カテゴリー: 今日のできごと

自宅兼事務所前の、
建築お知らせ看板転用看板。

先ほど仲間の水道屋の森田さんが
ひょっこりやってきて、

彼のお兄さんにあたる
「てつろう」さんのライブのポスターを
貼らせていただきました。

11/9(金)夜は、
ぜひ湘南台文化センターへ!

もちろん私も行きます。

ついでに手広周辺で
イベント等を告知したい方、

効果のほどは分かりませんが、
このようにご利用ください。

ただし時期や内容等で
条件がありますので、
予めご容赦ください。