小舞越しの夕陽
町田か邸にて。
夢中になって
建主さんたちと
竹小舞をかいていたら、
いつの間にか夕暮れ時。
竹小舞越しの夕陽と
それが映す影が
とても美しく、
身も心も
癒してくれました。
仕事の合間を見つけて町田か邸へ。
建主さんも合流して、
少しずつ竹小舞かきを進めました。
先週土曜日のように
大勢でやるのも楽しいですが、
こうして少人数で静かに
仕事するのも好きだなあ。
半農半Xじゃないけど、
半建半竹で暮らしていきたいです(笑)
ところで竹小舞をかいていると、
本当によくご近所の方から
話しかけられます。
今日も夕方、
あたたかい言葉を
たくさんいただきました。
周りを
あたたかくしてくれる
竹小舞です。
そうか、
だから土壁は
あたたかいのだ。
先日の「竹小舞かき隊」での案内では、
10月に入り、急速に秋らしくなりましたね、
と書きましたが、
日中はまだまだTシャツで過ごせるほど、
あたたかい日が続きます。
もう11月の足音が
聞こえるんですけどね。
そんな秋、
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
さて表記の件、
一昨日10/20に第1回竹小舞かき隊を
結成したのですが、
おかげさまで
子どもを含めて20名を越える
方々にお集まりいただき、
何だか大家族のような雰囲気の中で、
とても賑やかに楽しく、
作業を進めることができました。
しかも大勢いたので
作業も予想以上に進み、
まさに現代版「結」の力を
実感することができました。
※参考:前回開催の様子
とはいえまだまだ
仕事はたくさんありますので、
以下の要領で
第2回竹小舞かき隊を
結成いたします。
前回のように
大勢集まれば集まるほど、
楽しい作業になります。
ぜひご検討のほど、
よろしくお願いいたします。
なお、ご参加いただける方は、
人数確認のため、
お手数ですが参加の旨を
以下の宛先までご連絡ください。
tamotsu.hidaka@kirakunat.com
また現場等の都合で、
人数を調整させていただく場合があります。
恐れ入りますが、
その旨ご了承ください。
■日時
2012.11.4(日)
9時〜日没
※次回は、11/10(土)に開催予定!
■場所
町田市金森(詳細は、ご参加の方に個別に連絡申し上げます。)
■集合:現地集合
■連絡事項
持物:作業できる服装、運動靴、タオル、軍手
荒天中止となる場合があります。
(当日7時までに作業実施を決定します。)
昼食は用意、またはごちそうします。
交通費を支給させていただきます。
(一律1,000円とさせていただきます。)
今日の竹小舞かき隊は、
子どもが5人いたのですが、
縦横無尽に現場を楽しみ、
子どもが印象的な1日でした。
子どもが楽しそうだと、
大人も楽しい気分になりますね。
参加者の女の子の持ち物の中から
クマさんを見つけてご満悦の
二宮し邸の「た」くん。
もうすぐ2歳です。
朝までアカの他人だった
建主さんのイトコに
お姫様抱っこされて甘える
「よ」ちゃん。
お手伝いや遊びに
やや飽きてきた昼下がり、
スマホでビデオを見る子ども二人。
ちなみに、きょうだいではありません。
建主さんの子どもたちです。
夕方シャボン玉が出てきて、
家中にシャボンが舞いました。
吹抜けから1階めがけて
シャボン玉を吹く子ども二人。
遊んでばかりじゃありません。
やるときはやる!
けっこうがっつり
お手伝いしてくれました。
秋空の下開催した
町田か邸の竹小舞かき隊のお昼ごはんは、
建主さんが夜なべして、
約20名分のカレーを3種、
しかもカレー粉から
作っていただきました。
そのお気遣いだけでも
たいへんありがたいのに、
カレーもやさしい味で
とてもおいしい!
きらくなたてものやの
何よりの自慢は、
料理上手な建主さんが
ホント多いことです。
約20名分の食事が並ぶ簡易食卓。
壮観です。
これだけの人数分の食事のご用意、
おつかれさまでした!
カレーと付け合わせ。
私はマイルドなかぼちゃのカレーと
酸味の効いた茄子のカレーを、
ハーフ&ハーフでいただきました。
どちらも甲乙つけがたいほど
おいしかったです。
10月20日、秋晴れの日。
そんな絶好の行楽日和に
大勢の方が町田か邸に集まり、
竹小舞かき隊を結成!
今日の参加者は、
建主さんご家族2+子ども1名、
建主さんのイトコの「と」さん、
鎌倉か邸のご家族2+子ども2名、
二宮し邸のご家族2+子ども1名、
これから家を建てる予定の
鎌倉み邸のご家族2名、
きのかの家の「も」さん、
建築家仲間の「む」さん+子ども1名、
家具職人の「う」さん、
女子大生の「う」さん、
きらくなたてものやから3名、
合計16名+子ども5名。
ご覧のとおり、
現建主さんを含め、
建主OB、または将来の建主さんが4家族。
楽しかった思い出を追体験に、
あるいはお手伝いいただいたので
その手間返しに、
あるいは自分の家づくりの参考に、
それぞれの思いの中で
来ていただいたのですが、
印象的だったのは、
たまに聞こえてくる
建主さん同士の
住まい心地や、
工夫などの会話。
こうした共同作業の場が
輪を深める場にもなっていました。
何というか、
建主さん以外の方々も含めて、
大家族的な雰囲気でしたね。
家づくりは、
単に家というモノを作るだけではなく、
たくさんの人、
たくさんのモノ、
町や山などと関わりながら
作っていくだけに、
家づくりを契機に、
色々な人、色々なモノがつながって
生きる楽しみを増幅させる
可能性があるということを
実感した一日でした。
次回は11/4(日)!
またたくさん集まると
うれしいなー!
建主三兄弟。
二人一組になって、
壁の表と裏に立ち、
棕櫚縄を渡しあって
作業を進めていただきました。
だから会話も
弾むのです。
町田か邸にて。
現在竹小舞の骨となる
間渡し竹を仕込み中。
今回は荒壁仕上げとなる
ところがあることもあり、
室内側に竹小舞をかきます。
そうすると、
間渡し竹と間柱の間に、
およそ五分の隙間が空いてしまうので、
その間に何かを
かませる必要があります。
そこで、
余った床板や下地材などを
短く切って活用。
木の建築は、
こうして工夫次第で
とことん使えて、
ゴミが出ないのが
いいところの一つです。
余ったら余ったで、
薪として引き取ってくださる方も
いますからね。
さらに達磨窯で瓦を焼く五十嵐さんも
たくさんの薪が要るので、
実は「売手市場」だったりします(笑)
いずれにしても、
近々触れたいと思いますが、
建築とゴミ問題も
考えていくべき問題です。
普通だったら、端材。
しかし今回は、
こうしてパッキン材に。
町田か邸にて。
1階の床板貼りが
半分以上過ぎたところです。
今週中には終わるかな?
来週はずっと、
被災地復興の
お手伝いですからね。
ところで1階の床板は、
下に15㎜の荒板を貼り、
その上に根太を敷き、
さらに25㎜の板で仕上げます。
断熱材は入れていませんが、
隙間風が上がってくる感じがないので、
寒く感じません。
床板をあたたかく作ることは
冬心地よく暮らすうえで
大事なことですが、
しかしそれは
この地域では断熱材を使わなくても、
実現可能だと考えています。
生産エネルギーや
廃棄時のことを考えると
頼らないにこしたことは
ありませんからね。
「足るを知る」環境が得られれば、
それでいいのではないかと思います。