過程の美
先日書いたとおり、
カキシブ隊では
文字どおり1本1本の材木を
つぶさに観察することが
できるわけですが、
とくに昨日のような
2階の床梁を塗ると、
たくさんの種類の継手・仕口に
出会うことができます。
これらの大工仕事は、
実用としての結果ですが、
造形としても
心惹かれるものがあり、
また想像力をかき立てられて、
眺めていて楽しいです。
私たちがめざしていることの一つは、
「伝統工法」というよりも、
過程が楽しいこと、美しいこと
その成果として、
味わい深い空間を作ること
なのかもしれません。
こうして並んでいると、
機関車が並んでいるようですね。
通し柱に刻まれた
落し蟻の仕口。
抽象画のようです。