タイル貼り始まる
鎌倉大町ほ邸にて。
構造補強を兼ねた浴室の
腰壁のタイル貼りが
始まりました。
コンクリートの面に
タイルが団子貼りで
貼られていきます。
鎌倉路地フェスタ、
吉野邸での出展日程のうち、
4/28はポンポンケーキさんが
来てくださり、
またお抹茶も
立てる予定なので、
昼休みを利用して、
ケーキをいただく道具を
試作してみました。
皿は、
近所の鎌倉の現場の
荒野地板で使った
椹(サワラ:寿司桶等に使う木です)の板の落とし、
竹ようじは、
竹小舞で使ったマダケの余り。
手を動かせば、
一寸の材にも五分の魂。
第8回鎌倉路地フェスタでの出展を皮切りに、
今後様々なイベントで
伝統工法を手がける仲間の女の子が
メンバーの一人として始めた震災復興企画、
「北上手ぬっこ」が作るステキな手ぬぐいを
1枚1,000円で販売させていただきます。
「北上手ぬっこ」のHP製作がこれからのようなので、
商品に添付している「北上手ぬっこ」の説明文、
および手ぬっこが製作した
「屋号の手ぬぐい」、「こどもの手ぬぐい」の説明文を
製作者の了解を得て紹介させていただきます。
なお下記は、
HPが立ちあがるまでの暫定版です。
HPができた暁には、
そちらのほうをぜひご覧ください。
●「北上手ぬっこ」とは
2011年3月11日、大きな痛手を受けたふるさと北上町。
これからの未来を担う子どもたちのために何か出来ないかと思い、
私達各々の得意分野を活かして、
北上をアピールしながら長期的に支援するプロジェクトとして立ち上げました。
その旗揚げとして「北上」をコンセプトに
日本の伝統的な手工芸である「てぬぐい」を制作・商品化し、
売上げの一部を復興のために寄付致します。
人々の想いが込められた美しい北上を
身近に感じていただけたら幸いです。
●屋号の手ぬぐいについて
日本各地で古くからそれぞれの家の呼び名として親しんできた「屋号」。
同姓の多い地域でお互いを区別するために発生したようです。
家の位置や地形によるもの、ご先祖様の名前や家の格式、本家や分家、
また家の職業にちなんだものなどです。
石巻市北上町では、これから進む高台移転により
古くから慣れ親しんだ屋号が使われなくなってしまうかもしれない。
北上の伝統文化を残そうと、このたび「屋号の手ぬぐい」を製作いたしました。
震災前の北上に思いを馳せ、
新しい一歩を踏み出すささやかな支えとして
おそばに置いてください。
書体デザイン:山田麻子
●こどもの手ぬぐいについて
東日本大震災により、
北上の長い歴史ある3つの小学校が閉校を余儀なくされました。
子供達は、あの日まで確かに存在していた自分たちの学校、
それを囲む集落、そして故郷の思い出を
この手ぬぐいに託しました。
新たなスタートをきる子供達の笑顔と希望を守る為に私達が出来ること、
それは、決してうつむかず、前を向いて諦めない強さを示すことです。
そして北上の子供達が、自分たちの手で描いたこの手ぬぐいで涙を拭い去り、
明るく希望に満ちた故郷を再び自分自身の力で取り戻す灯が来ることを
心から祈っています。
絵:石巻市立橋浦小学校/石巻市立吉浜小学校/石巻市立相川小学校児童
デザイン・制作:フンコロ/WE ARE ONE北上
●注染について
日本の伝統的な染めの手法である「注染(ちゅうせん)」。
型紙彫り、染めの工程は全て熟練の職人さんによる手作業です。
色のにじみや柄のゆらぎなど、
染めのたびに小さな変化が生まれるのが魅力です。
一つ一つが手作りのため全く同じ物のない、
趣きのあるものとなります。
日本の貴重な伝統技法を忘れないためにもと、
この手法を選びました。
上が、「屋号の手ぬぐい」。
下が、「こどもの手ぬぐい」。
先日お伝えしたとおり、
第8回鎌倉路地フェスタの一環で、
4/27(土)〜4/29(月・祝)、
小町のあるお住まいの一角をお借りして、
「鎌倉エネルギーカフェ」に関する展示を行います。
出展日程のうち4月28日は、
もはや鎌倉名物の一つ!
自転車でケーキの移動販売を行う
ポンポンケーキさんが
お昼頃から出店します。
オーガニックでジャンキー、
というキャッチフレーズがステキ。
着物のステキな女性陣が立てる
お抹茶とともに、
おいしい「和」と「オーガニック」を
ぜひお楽しみください。
なお晴れていれば、
ソーラークッカーを使い、
太陽の力でケーキを焼いてみよう、
という試みも。
晴れるといいな!
先日伺った
茅ヶ崎エネルギーカフェの会場、
リベンデルにて。
ちょうど約三年前に
ワークショップ形式で
みんなで作ったビオトープが、
緑に包まれ、
小宇宙のような
豊かな空間になっていました。
感心していると、
オーナーの熊澤さんから
「作った人が何言っているんですか!」
とおっしゃっていただきましたが、
いやいや、
私は基盤を作らせてもらっただけで、
これはその後ここに関わってきた方々の
手入れと愛情の証しです。
家もそうですが、
私たちは器を作る人、
住まい手はその器に生けていく人、
その両者が手を取り合って、
空間はできあがるのです。