「みなとの家」完成見学会のご案内
暦というものは正直なもので、
立冬を過ぎたら、
肌寒さが増したような気がします。
エネルギーの話に関心が高まっている今、
皆さんのエネルギーを掛け合わせて、
あたたかく過ごすことができればと思います。
さて表記の件、
現在横浜市港南区のほうで進めていた家づくりの現場が
もうじき完成の頃を迎え、
そこで建主さんのご厚意をいただきまして、
完成見学会を行う運びとなりました。
この家は木と土でつくった
「みなとの家」、
港町横浜だから、
ということもありますが、
その理由は、
ぜひ見学会の際に
お確かめください。
子どもの頃聞いた
‘なぞなぞ’のようなお話です。
それでは多くの方々のご参加を
お待ち申し上げております。
【横浜「みなとの家」完成見学会】
・日時…平成25年11月23日(土・祝) 10:00〜16:00
(設計趣旨説明会(約30分)…14:00〜/15:00〜)
・場所…横浜市港南区日野
※「みなとの家」家づくりの記録
●ご参加申込要領
恐れ入りますが、
予約制とさせていただきます。
ご参加希望の方は、
お手数ですがその旨以下の宛先まで
・お越しになる概ねのお時間
・参加人数(大人、子ども)
・交通手段
・説明会参加の有無
を添えて、ご連絡をお願いいたします。
tamotsu.hidaka@kirakunat.com
ご連絡を頂いた後、
詳しい場所や事務連絡等をご返事させていいただきます。
やわらかな時間を過ごす
今日から逗子エネルギーカフェが
始まりました。
「あんじろうハウス」という
古い民家を自主保育の場として
活用している場所をお借りし、
約10名ほどの方々と
今日は「暮らしのエネルギーを見つめる」
というテーマで学びつつ、
交流を深めました。
集まった方は、
平日の10時半〜という設定も手伝って、
お母さんたちが中心。
そうしたこともあって
実におだやかな、
やさしい時間を
過ごすことができました。
そして後半のワークショップでは、
明日から取り組めそうなアイディアが
満載でしたね。
今日を皮切りに、
逗子でも楽しいエネルギーの輪が
作られていきそうです。
休憩のお昼ごはんは、
一品持ち寄り。
一品持ち寄りは、
一人ひとりのエネルギーが
掛け算になる感じがします。
みんなの一品を
一つのお皿に。
ホントおいしかった!
お昼ごはんを食べた後は、
エネルギーを節約する工夫を
みんなで持ち寄りました。
話し合いは盛り上がって、
所定の時間を
だいぶ越えてしまいました。
でも楽しかった!
秋の恒例、中学生と泥団子作り
地元の中学校が毎年企画している
「ふれあい体験活動」にて、
左官職人湯田さんの全面協力のもと、
恒例の泥団子作りを行いました。
参加した子どもは21名。
先生が「授業中こんな姿は見たことない」と
笑いながらいうほど、
みんな一個の玉に集中して
磨き上げていました。
しかしここの子どもたちは
みんな本当にかわいらしいです。
最初は湯田さんと私とで
少し土のお勉強。
声をかけるすきもないほど
集中して手を動かしています。
「オレ、すげーの作ってやる」と
宣言している子も。
すげーの作ってくれー。
学校の先生も
楽しそうに取り組んでおられました。
完成した、
藍で色付けした泥団子。
私が作ったものですが、
子どもたちを見回りながら作ったので
磨きが足らず、
子どもたちは
もっとピカピカに光る泥団子を
作っていました。
湯田さんが見本として持ってきた鏝絵。
絵はもちろんのこと、
台も枠も全て左官仕事だよ、と言ったら
子どもたちは感心しきりでした。
五感と心で
我が家のお米は、
基本的にナチュラルハーモニーの
宅配でいただいている
無施肥無農薬のササニシキ。
しかし成長期の子どもが二人いる家庭で
それだけでは足りないので、
たまに他のお店で買い足しています。
子どもはお米が変わると敏感に反応。
何事もなく食べているように見えて、
違いが分かるようです。
昨晩、
どのお米がいちばんおいしい?
と聞いたら、
いつものササニシキとのこと。
頭で食べものを理解することも大切ですが、
五感と心で、
直においしさを感じ取ることはもっと大切。
木と土でつくる私たちの建築も、
こうありたいものです。
精霊のいる森
職人がつくる木の家ネット2013総会は奈良県で開催。
二日目の今日、
約400年前に吉野式林業の初期に植えられた
「歴史の証人」に会うため、
みんなで小一時間、
川上村の山に登りました。
参加者約60名、
一列に連なって登りました。
気のせいか、
だんだん口数が少なくなっていく…(笑)
ボクたちは「手ぶら」ですが、
山仕事をする人たちは、
道具持って登るんですからね。
人為的なのか何なのか、
「歴史の証人」の手前に
積み上がっていた石の風景。
精霊がたくさん棲んでいそうな光景です。
よく見ると、
ヒノキが石の上で休んでますね。
約400歳のスギの木。
最古の人工林の一つだそうで、
日本林業の「歴史の証人」です。
高さ約50m!
15〜6階建のビルに匹敵します。
人間と大きさを比較。
なんか妖精が現れたみたい(笑)。
人の手が入っている森は、
気持ちいい。
気持ちいいから、
木も長生きできるのだと思います。
巨木の集落の
すぐそばで出会った大きな蛙。
たくさんの見慣れぬ異生物に囲まれて、
生きた心地がしなかったでしょうに、
すぐさま逃げることもなく、
観念した様子に、
蛙の生きざまを見たような気がしました。