いろいろあるから楽しい
鎌倉大町ほ邸にて。
一般的に曲がりの大きい
陽疾木(アテギ)は
木の欠点とされますが、
それだからこそ
納まる場所があるのです。
これは「太陽の木」を囲む
「月の台」になる予定。
今日試しに置いてみたら、
いい感じに納まりそうで、
ワクワクしてきました。
そしてこの位置を考えていたら、
昔ながらの達磨窯で瓦を焼く、
藤岡の五十嵐さんが現場に登場。
達磨窯で焼いた瓦は、
一枚一枚表情が豊かなのですが、
今の建築の世界では、
それを「キタナイ」と
言われることが多い、
という話になりました。
一枚一枚違うからこそ、
それが重なり、
面となった時に
美しいのに。
全部同じじゃツマラナイ。
いろいろあるから楽しい、美しい。
人間の世界も、
そういうことだと思うのです。