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2013年3月26日

板張り前夜

カテゴリー: 鎌倉大町ほ邸

鎌倉大町ほ邸にて。

構造補強を兼ねて、
張り替えることになった
東面の外壁。

ボロボロになっていた
表面の板を剥がした後、

傷んだ木組みや
枠廻りを補修し、

これからスギ板を
張っていきます。

しかし私たちの
感性の琴線を揺さぶる
竹小舞土壁の表情が
見えなくなるのは、
さみしいなあ。

床下を整える

カテゴリー: 鎌倉大町ほ邸

鎌倉大町ほ邸にて。

水廻りになる部分の床下には、
構造以外に設備配管が必要なので、
床を貼る前に配管の工事を行い、
床下を整えていきます。

ちなみに給水と給湯管は、
保温材を巻いているので
分かりづらいですが、

改修工事の場合でも
ステンレス管です。

2013年3月25日

十八周年に思う

カテゴリー: 今日のできごと

昨日は結婚18周年だったので、
晩ごはんは家で手巻き寿司。

別に記念日だからって
わけではないですが、
今日から中学校が
春休みということもあり、
(女子高生はすでに春休み中)、
いつにもまして賑やかな食卓。

ところで昨日届いた美健ガイド社
「肺をいじめないで」を読むと、

笑うことと歌うことは自ずと深呼吸を促し、
健康維持のためにたいへんよいとのこと。

こうして家族や友人たちと食卓を囲み、
楽しく会話することは、
たくさんの意味があるのだと思いました。

楽しければ続きますしね。

構造補強を兼ねた木の浴室

カテゴリー: 鎌倉大町ほ邸

鎌倉大町ほ邸にて。

この家の浴室は、
当初ハーフユニットだったのですが、

その部分の木組みが
惨憺たる状況だったので、
急きょ方針変更。

考えに考えあぐねた結果、

基礎を立ち上げて、
木の浴槽を入れることになりました。

なぜ木の浴室が、
構造補強になるの?
と思うかもしれませんが、

この部分は、
建物を持ち上げて基礎を作り、
土台を差し替えるという作業が
たいへん困難を極めると判断し、

既存の木組みの中に、
もう一つのしっかりした構造体を作って、
それに既存の木組みを抱かせ、

なおかつ鉛直荷重の支持を
真下で確保し直す、
という方法を取りました。

フタを開けて
既存の木組みを見た時は、
大工ともども
たいへん重い心持ちになりましたが、

結果的に木の浴室になって、
建主さんに喜んでいただけるのでは
ないでしょうか。

2013年3月23日

本日のカフェでの自慢の一品

カテゴリー: エネルギーカフェ

鎌倉エネルギーカフェは、
文字どおり「カフェ」ですので、

食べものや飲みものをいただきながら、
話し合いを進めます。

それらは参加者がめいめい、
自慢の一品を持ってきてくださるもの。

これもエネルギーカフェの
楽しみの一つです。

今日もたくさんの
自慢の一品が集まりました。

食べるのに夢中で(笑)、
写真を撮ったもののみ紹介!

参加者ご自身の畑で採れた野菜を
具にして作ったおやき。

鎌倉エネルギーカフェの「定番」で、
毎回楽しみな品の一つです。

参加者が共同作業で
自然農法で育てたお米で作った
蕗味噌載せのおにぎり。

みるみると手が伸びて、
あっという間になくなりました。

第5回エネルギーカフェ開催

カテゴリー: エネルギーカフェ

第5回鎌倉エネルギーカフェを開催。

今日もたくさんの方にご参加いただき、
ありがとうございます!

今日のテーマは
「地域単位でエネルギーを起こす②」。

再生可能エネルギーのことについて学習し、
またその中でも
有力選手の一つである太陽光発電について、

私の建主さんOBであり、
以前太陽光発電設置の仕事に
関わっていた‘か’さんから
詳しく説明をいただきました。

その後参加者のみんなでワークショップ。

まず自分が使う電気量について
何となく把握できるように
それらの消費電力を調べ、

次に太陽光発電がある暮らしや
風景のデザインについて、
一人ひとり提案していただきました。

実現すればとても楽しそうだったり、
風景に溶け込んだデザインを
期待させるものだったり、
様々な提案をいただいたのですが、

次の課題は、
それを如何に実現していくかですね。

今回はこれで5回シリーズの
最終回を迎えることとなりましたが、

第2期、第3期と、
今後も地道に続けていきたいと
考えていますので、

いつの日かそのようなアイディアが
実現する日を楽しみにしたいと思います。

また続けていくことで広がる
人間の輪に大きなエネルギーを感じますので、

今後はそれも楽しみです!

対角に抜く

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

この家は、
南東と南西の角に、
L字に開く
掃き出し窓があります。

南西側は畳の間で、
仕切れるようになっていますが、
開けていれば1階は、

どちらの対角線を見渡しても、
視線が抜けるようになっています。

風と光を
できるだけ呼び込むとともに、

約30坪と決して大きくはない家を
広く見せる方法でもあります。

ただしあまり抜けすぎると、
居心地が悪い場合もあるので、

障子と格子、
また後付けのブラインドで
調整できるようになっています。

紙がお迎え

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

この家の玄関は、
家のど真ん中にある土間。

玄関らしくないといえば、
玄関らしくないかもしれませんが、

人間だけではなく、
大いに風と光を迎え入れる間。

だけど、
人の視線や風を
遮りたいこともあると思うので、

障子で全面を
仕切ることができるように
なっています。

これを開けていると
閉めているとで、
空間の様子が
まるで変わります。

建具は偉大。

もうすぐ4つの‘そ’ちゃんの部屋

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

数日前お住まいを訪れると、
階段下の空間が、
‘そ’ちゃんの部屋に
なっていました。

ちゃんと寝る場所も
お片付けする場所も、
お勉強机もある、
最小限の間。

家族の気配を感じつつも、
集中できる場所。

窓も障子もあり、
風通しと温もりの調整も可能。

少し覗かせていただきましたが、
居心地よさそうです。

昇る間

カテゴリー: 町田か邸

町田か邸にて。

1階の壁のほとんどは、
土塗り仕上げなのですが、

階段から上は、
荒壁土塗りのまま。

昇りきったところにある
荒壁土の壁が
窓からの光を受けて、
上へ上へといざないます。

また手摺受金物は、
いつもの鉄錆色のもの。