カヤの木とクリの厨房のある光景
町田か邸にて。
玄関土間を入ると、
目に飛び込んでくるのは、
右手のカヤの木。
その奥には、
クリの厨房が
鎮座しています。
ほうぼうから入る
光とあいまって、
これらが明るくあたたかく、
和やかな雰囲気を醸し出していて、
建主さんご家族を
象徴しているような気がしています。
町田か邸にて。
玄関土間を入ると、
目に飛び込んでくるのは、
右手のカヤの木。
その奥には、
クリの厨房が
鎮座しています。
ほうぼうから入る
光とあいまって、
これらが明るくあたたかく、
和やかな雰囲気を醸し出していて、
建主さんご家族を
象徴しているような気がしています。
町田か邸にて。
完成した様子の報告を再開。
さて、
この家の南東の角の床は、
藤岡の五十嵐さんが
達磨窯で焼いた、
いぶし銀の敷瓦を貼っています。
将来この部分に
薪ストーブが鎮座する
ということもありますが、
角に開いた
掃き出し窓から
太陽の恵みを取り入れ、
それを敷瓦が蓄熱して、
温もりを家の中に
呼び込むことを
もくろんでいます。
一方で夏場は、
バルコニーと格子網戸で
日射遮蔽。
「省エネ」の施策のもと、
なぜか危機的状況にある
伝統工法ですが、
こうして、
単なるデザインではなく、
循環可能な素材を使い、
自然界を遮断するのではなく、
大いに受け入れて、
室内の温熱環境を意識した
仕掛けの結果としてのデザインを
提案し続けていきたいと思います。
横浜あ邸にて。
左官職人、湯田さんたちも絶賛の
竹小舞に同化した
古知屋さんの電気配線。
確かに古知屋さんの電気配線は、
泥に埋もれてしまうのが
もったいないと思うほど、
パッと見て整っています。
また鉄のボックス内に、
クルリと電気配線を
まとめてくれているのも、
他の職人の作業を
配慮してくれているからこそ、です。
見える部分も
見えなくなる部分も、
お互いを気遣い、
お互いを讃え合う。
「伝統工法」とか関係なく、
いい家、いいモノを
作るうえでとても大事なことは、
こうしたことが
自然と生まれる
いいチーム作り
なのだと思います。
今日はとても風が強いですね。
一気に冬を、吹き飛ばしているようです。
しかし、
そろそろサクラが咲くという
話を耳にしておりますが、
花に影響がないと
よいですね。
さて先週土曜日に、
「早春のカキシブ隊」を結成しましたが、
引き続き3/30に、
「第2回早春のカキシブ隊」を
結成いたします。
先ほどこの場でも書きましたが、
柿渋塗りは本当に木の勉強になるな、
と思います。
現代版「結」の
楽しさと力を感じつつ、
木一本一本の心を感じに、
どうぞカキシブ隊のご参加を
ご検討ください。
なおご参加いただける方は、
人数確認、および道具等の準備のため、
お手数ですが事前に以下の宛先まで
ご参加の旨のご連絡をお願いいたします。
tamotsu.hidaka@kirakunat.com
■第2回早春のカキシブ隊
・日時…平成25年3月30日(土) 9:00〜日没まで
・場所…厚木市飯山 吉岡木材
・集合…9:00現地集合(本厚木駅からバスでアクセス可能です。)
【連絡事項】
・持物:作業できる服装、運動靴、タオル
(柿渋は衣服等に付着すると、二度と落ちません。)
・雨天中止の場合、当日7時までに作業実施を決定のうえ連絡申し上げます。
・ご都合のよい時間だけでもOKです。
・交通手段、詳細の場所等の事務連絡は、改めて個別にさせていただきます。
・昼食は用意、またはごちそうします。
・交通費を支給させていただきます。
(一律1,000円とさせていただきます。)
昨年夏から始めた
5回シリーズの「鎌倉エネルギーカフェ」は、
3/23にて最終回を迎えます。
最終回は、前回に引き続き、
エネルギーを「起こす」話。
壮大なテーマですが、
このことに取り組めば取り組むほど、
まち単位で取り組むべきことが
多いことに気づかされます。
つまり「まちづくり」の
問題なのですね。
エネルギーを起こす
詳しい技術を学びつつ、
参加者のみんなで、
将来に残すべきまちの像を
語らおうと思いますので、
どうぞ色々な方に
お越しいただければ幸いです。
また、第8回鎌倉路地フェスタに
「鎌倉エネルギーカフェ」は
出展するのですが(4/27-29)、
その準備についても
皆さんと相談できればと思いますので、
よろしくお願いいたします!
第5回鎌倉エネルギーカフェ開催要領
■日時:平成25年3月23日(土) 17:30〜20:30
■会場:カジュアートスペース(鎌倉市二階堂57-1)
■会費:500円
■定員:20名(先着順)
■持物:筆記用具/マイカップ/(可能な方は)自慢の一品
■問い合わせ・申し込み
きらくなたてものや 日高
電話:080-5467-8701
E-mail:tamotsu.hidaka@kirakunat.com
先週土曜日は、
カキシブ隊を結成したのですが、
その時改めて感じたことは、
カキシブ隊は、
木の勉強になるということ。
大工が刻んだ材木に
一本残らず柿渋を塗るのですが、
持った時の感触、重さ、香り、
木目の表情、反りや曲がり、
一つ一つ違うことに
気づかされます。
そして、
木は木表側に反るとか、
赤身や黒芯の木は重いとか、
板目とか柾目とか、
教科書に書いているようなことを
肌で知ることができます。
眺めるだけではく、
材木に手を施すことによって、
感じられることがたくさんあります。
素材だけではなく、
大工の息づかいも。
建築を学ぶ学生さんなどには、
ちょうどよい機会かもしれません。
日曜日の心地よい昼下がり、
大磯エピナールにて、
「大磯エネルギーカフェ」の船出を迎えました。
少人数ではありましたが、
とても中身の濃い話ができました。
最初はキチンと(笑)
「家の省エネについて考える」勉強会でしたが、
次第にまちづくりの話、
大磯の話、農の話、
医療の話、音楽の話…、
と話は尽きず、
午後3時に始まって、
午後6時に終わるはずが、
気がつけば午後8時。
エネルギーとは、
物理学としての意味だけではなく、
人の存在そのもの、
また人と人とがつながることも、
大きなエネルギーなのだということを感じた、
とてもアツい5時間でした。
同じテーマで
鎌倉エネルギーカフェでも
話し合いを行いましたが、
鎌倉とはまた違う話題の展開。
人と場所が違えば
違う世界が見えてくる!
ああ楽しかった!
記念すべき大磯エネルギーカフェ
第一回の参加メンバー。
話し合いの光景。
熱い話が重なり、
いつの間にか日が暮れ、
午後8時に。
本格的な春の訪れを思わせる
あたたかい陽気、
花粉症を除けば
たいへん心地よい空の下、
今年初のカキシブ隊を
結成しました。
参加者は、
建主さんご夫婦、
建主さんのお母さま、
建主さん奥さんのお父さま、
いつもご参加いただいて
本当に頭が上がらない
日野の‘い’さん、
木の建築を勉強中の
左官職人‘や’さん、
きらくなたてものやから3名、
合計9名による作業。
今日は、
垂木、土台、小屋梁を塗りました。
皆さんがガンバッタ
ということもありますが、
晴れていてよく乾くので、
気のせいかいつもよりも
作業効率がよかったような気がします。
この調子で次回は3/30!
また晴れるといいな。