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2013年11月21日

木と石のお風呂

カテゴリー: 横浜港南あ邸

横浜あ邸にて。

コウヤマキの浴槽、
十和田石の床、
サワラの板壁。

最近定番のお風呂の一つです。

週末の見学会では、
とくにコウヤマキの香りを
楽しみにいらしてください。

2013年11月20日

石敷いてます

カテゴリー: 横浜港南あ邸

横浜あ邸にて。

完成に向けて、
現在家の外が賑やかです。

庭作りをお願いしている一人、
遠山さんの手で、外構工事進行中。

道路に面したところに
石を敷いているところです。

石が大好きなので、
いつもよりニコニコな
感じがします(笑)。

見えない仕組みから見える世界へ

カテゴリー: 今日のできごと

長谷の一花屋さんで行われた
イオ(早川寿保)さんの
「誰でも出来る独立型太陽光発電のすすめ」
〜 オフグリッドソーラーの楽しみ方講座〜
に行ってまいりました。

電気という見えない世界を説明するのは
とても難しいことだと思うのですが、

お話がとても分かりやすく、
二時間があっという間でした。

こうして電気のイロハを学び、
かつ暮らしの中で
エネルギーの使い方を
見直すことによって、

「独立電源」は可能ではないか、
という思いを強くしました。

また各家に取り付けた太陽光発電が
自分で使わず売電する仕組みに
何となく疑問を感じていたのですが、

イオさんのお話を聞いて、
ストンと落ちるものがありました。

今エネルギーカフェでは、
明日からできることとして、
暮らしを見つめる提案を
続けてきておりますが、

これと併せ、
エネルギーそのもの、
「理系」の勉強を
徐々に進めていくことによって、

「見えない仕組み」に依存しない
暮らしの仕組みを
地域の皆さんと力を合わせて
作っていきたいと思います。

家づくりでもそうですが、
仕組みが見えたほうが、

顔の見えるみんなと
力を合わせたほうが、

楽しいではありませんか。

楽しいことの中に、
真実があると思うのです。

最後にイオさんのお話、
むっちゃオモロイわー(笑)。

2013年11月19日

第2回逗子エネルギーカフェのご案内&「みなとの家」完成見学会時間変更のお知らせ

カテゴリー: 告知・連絡

七十二候でいえば、
今頃は「金盞香し」。
金盞とは水仙のことなのですが、
水仙って、真冬の花だと思っていましたが、
早ければこの時期に咲き始めるようですね。

確かに朝晩の空気は、
身体の芯にしみるほど
キンと冷えてきました。

さて表記の件、
11月に入って始まった逗子エネルギーカフェは、
今週末第2回目を開催いたします。

今回のテーマは、
「温故知新、歴史に学ぶ省エネ」。

先人の暮らしを想像することで、
現代のエネルギーを見直そう、という試みです。

ついでに歴史のお勉強になるかも?

また逗子エネルギーカフェは、
平日のお昼に行うこともあり、
集まる人たちはお母さん世代が中心、

それに加え、
懐かしい香りのする古い家と、
奥まで射し込む柔らかな陽の光が
とてもやさしい時間を
醸し出してくれます。

そんな時間を
多くの皆さまと共有できれば幸いです。

※前回開催の様子

なお、ご参加いただける方は、
今回主催が「こどもの自由な学びをつくる会」ですので、
そちらのほうにお申込みください。

担当:児玉さん
nijiirokomusubi@gmail.com

以上、ご検討のほどよろしくお願いいたします。

【第2回逗子エネルギーカフェ2013】
■日時:2013年11月22日(金) 10:30〜14:30
■場所:あんじろうハウス(逗子市新宿3丁目)
■会費:1,000円 子ども(小学生以上500円)、未就学児無料
※託児あり(有料:予約をお願いします。)
■持物:筆記用具、おむすび、お椀、お箸等
※可能な方は、自慢の一品持ち寄り。
※温かい汁物をご用意いたします。

・・・・・・・・・・

先日ご案内した「みなとの家」完成見学会ですが、
午後のお時間だけだったところ午前に時間を拡張し、
10時〜16時に時間を変更させていただきます。

趣旨説明の時間は、
14時〜、15時〜で変更ありません。

「みなとの家」は、
きらくなたてものやが取り組んでいる
木と土の家ですが、

今回はとくに、
建具と瓦の屋根が
印象的な家です。

それでは引き続き
ご検討のほどよろしくお願いいたします。

土間の敷瓦貼り進行中

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷の家にて。

二十数畳分ある
居間の土間の敷瓦貼りが、
大詰めです。

瓦の出処は、
いつもの群馬藤岡、五十嵐さんが
達磨窯で焼いたもの。

一枚一枚の表情が個性的だからこそ、
面になるととても美しい瓦の土間。

養生の剥がれる日が
楽しみです。

2013年11月18日

「裏」にはもったいない?

カテゴリー: 熊谷た邸

熊谷の家にて。

熊谷の家の南面と東面、
よく見える外壁の面は真壁、

つまり柱梁が見えるデザインですが、

北面と西面、
あまり人目につかない外壁の面は、
板張りとしています。

現在の大工工事は、
その板張り工事が大詰め。

今回はまず厚さ5分の板を張って、
次にその継目の部分に
目板を張るというデザイン。

手間がかかりますが、
その分陰影のある表情となります。

「裏」の部分というのが
もったいないです(笑)。

2013年11月14日

ヒノキの白肌

カテゴリー: 横浜港南あ邸

横浜港南あ邸にて。

ヒノキの床板と
階段の板。

秋の陽に照らされて、
ヒノキの白肌が眩しいです。

2013年11月13日

もう一つヒミツキチ

この秋、またもう一つ、
コンクリートの箱の中で、

スギとヒノキに包まれた
ヒミツキチを作らせていただきました。

わずか約3帖の部屋ですが、
居場所のたくさんある、
楽しげな空間となりました。

勉強机があり、ベンチがあり、
本棚があり、収納があり、寝床があり、

またヒミツキチならではの
ヒミツの小物を隠す場所(笑)が
階段の下にあります。

2013年11月12日

舞台は変わる

カテゴリー: 今日のできごと

暮らしや住まいの源流を探るため、
最近は環境考古学に関する書物を
好んで読んでいます。

一言、すごくおもしろい。

私たちを取り巻く自然環境が、
とりわけ植物の相が、
私たちの暮らしや文化を規定し、
地域ごとに特色あるものを
醸成してきたということに
改めて気付かされます。

それとともに、
この数万年の間だけでも
気候が大きく変動し、

それに伴い、
地形も想像をはるかに越えるほど
大きく変動してきたということに
驚かされます。

実は昔は数km先まで陸でした、とか、
あるいはこの山は海の底にありました、とか、
あまりにも大きく
地形が変化してきた様子を知っても、
なんだか実感がありません。

ただいずれにしても、
昔からそこにあったと
思えるような風景でも、
それが永遠に続くということは、
ありえないのだ、
ということを知りました。

それに対し私たちは、
永遠を約束したかのような、
まちの基盤や施設を
作り続けています。

また私たちが暮らす環境を
永遠に維持できると思われる
(というよりも思いこんでいる)
技術や道具を手に入れることができました。

人間の叡智を結集して作り上げた永遠が、
宇宙の気まぐれに対抗できるのか、

それは将来にならないと
実のところよく分からないと
思うのですが、

少なくとも、
狩猟採取生活が
数万年も続いた一方で、

数千年前に起こった
四大文明の跡地のほとんどが
今は砂漠になっているということは

歴史の教訓として
肝に銘じたほうが
よいと思いました。

そして私たちの暮らしの舞台が
年月とともに移りゆくのだとすれば、

私たちはまさに
一時の借り物の上に
暮らしているわけで、

今よく言われている
「持続可能性」とは何なのかということを、
改めて考えさせられました。