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2014年1月3日

2014あけましておめでとうございます

カテゴリー: 今日のできごと

今年の年賀状、
きらくなたてものや版です。

達磨窯で焼いた瓦は
唯一無二だからこそ
集団で美しく生きる

達磨窯で一枚一枚ていねいに
手をかけて焼いた燻し瓦は、
色合いも大きさも、
手作りであるがゆえに
それぞれ少しずつ違います。

現代の一般的な
工業製品化された瓦と異なり、
どれ一つ同じものはありません。

そのためにこの達磨窯は、
非効率とされて
高度成長期に急速に衰退し、

今では日本全国見渡しても、
現役稼働している窯は
たった一ヵ所となってしまいました。

しかしこの写真のように、
その不揃いな瓦を受け入れて
重ねていくからこそ、

一面の屋根になった時に、
一枚一枚が生きた、
とても味わい深い、
美しい‘甍の波’となるのです。

これはきっと、
人間の世界でも
同じなのだと思います。

私たちはこの瓦屋根に象徴されるような
家づくりのチームであり続けたいし、

そのような思いで
家やまちと向き合っていきたい。

そして、
この瓦を焼く五十嵐さんのように、
思いを込めて手をかければ
絶対に伝わる何かがあることを、

今年も信じて
仕事に臨みたいと思います。