秋晴れの下
横浜す邸にて。
秋晴れの下、
燻し銀に
鈍く輝く甍の波。
秋晴れの下、
燻し銀に
鈍く輝く鬼。
本当によい
お天気でした。
秋分が過ぎ、
昼よりも夜のほうが
長くなりました。
徐々に日が
短くなっているはずなのですが、
秋分が過ぎると、
一気に夕暮れが早くなった
気がするのは私だけでしょうか。
さて表記の件、
先週の逗子せ邸に引き続き、
海老名た邸にて
建主さんのご厚意を得て
完成見学会を行う運びとなりましたので、
皆様にご案内申し上げます。
もちろん家は、
ある特定の方が持っているものですが、
こうしてたくさんの人たちに
支えられて作られていくと、
みんなのものでもあるんだなあ、
ということを感じます。
そんな多くの人たちが
力を合わせて作った家を
多くの皆さまに
楽しんでいただければ幸いです。
なお海老名た邸は、
達磨窯により
手作りで焼いた燻し瓦と
黒い杉板が印象的な家、
これからの余生を
心地よく暮らすための家、
私たちの記憶を
呼び起こすような
懐かしさを感じる家です。
それでは多くの方々のご参加を
お待ち申し上げております。
【海老名た邸完成見学会】
・日時…平成26年10月4日(土) 14:00〜17:00
※たいへん恐れ入りますが、今回設計趣旨説明会は予定しておりません。
・場所…海老名市河原口
※「海老名た邸」 家づくりの記録
●ご参加申込要領
恐れ入りますが、
予約制とさせていただきます。
ご参加希望の方は、
お手数ですがその旨以下の宛先まで
・お越しになる概ねのお時間
・参加人数(大人、子ども)
・交通手段
を添えて、ご連絡をお願いいたします。
きらくなたてものや 日高宛
tamotsu.hidaka@kirakunat.com
ご連絡を頂いた後、
詳しい場所や事務連絡等をご返事させていいただきます。
先日の逗子せ邸の完成見学会には、
以前この家の竹小舞かきや柿渋塗りなどの
お手伝いに来てくださった方々も
少なからずご来場いただきました。
完成見学会は、
お手伝いしてくださった方々に対する
お礼という意味合いもあるので、
来てくださったこと、
本当にうれしく思います。
お手伝いにきてくださった方々の
家の中での反応や、
いただいた感想を拝見すると、
たとえ数時間だけだったとしても、
この家に手を加えていただいたことにより、
この家に対する愛情を
溢れんばかりに感じるのでした。
血縁地縁だけではなく、
共感する人たちが
お互いに助け合って作る
「現代版結」の仕組みにより
できあがる家は、
確かにある特定の家族が住む
個人の家なのですが、
気持ちのうえでは
みんなの家でもあるのです。
みんなの目に
見守られながら、
きっとこの家は
家が家でなくなるまで、
育っていくことでしょう。
そしてこうして愛着ある空間が、
まちのそこかしこに連なれば、
どんなに楽しいことか。
大事なことはですね、
やっぱりたくさんの
「愛」だと思うのです。
これからもみんなとたてものを
作っていきたいと思います。
海老名た邸にて。
お風呂の全貌が
明らかになりました。
この家のお風呂は、
よりぬくもりを感じるように、
床にコルクタイルを貼りました。
これまで使用した例でも、
やはり足の裏が
あたたかく感じるようです。
壁天井の柔らかなサワラの板も、
見た目のあたたかさを
もたらしてくれます。
あたたかさや涼しさって、
表面の素材の見た目や触感も
大事だと思う一例です。