そっけないけど
横浜す邸にて。
子ども室棟のほうは、
大工工事がほぼ終わったので、
左官工事が入りました。
こちらの棟は、
中塗り土による仕上げ。
安価ですが、
このそっけない色と
ざっくりした質感が
けっこう好きだったりします。
乾いたら
またご紹介したいと思います。
鎌倉大町み邸にて。
日が暮れた頃、
現場に資材を届けに行くと、
タイル職人の小澤さんが
ちょうど帰ろうと
していたところでした。
こちらから
お願いするわけでもなく、
クルマから現場に
運び入れる作業を
手伝ってくれました。
実は昨日の夜も、
全く同じようなできごと。
台風対策で
現場の資材を移動するため、
夜9時頃に駆けつけたのですが、
小澤さんが
全て石を張り終えて
帰ろうとしていたところ。
とてもたいへんな
移動作業だったのですが、
最後までお手伝い
していただいたのでした。
今回の鉄平石張りは、
自然のかたちをしたものだけに、
職人のセンスと心が
思いきり反映されるわけですが、
やはりそんな小澤さんの
あたたかさが伝わる
壁になりました。
写真は、
仮設照明を撤去した後、
懐中電灯で照らして撮ったので、
洞窟の中のような感じですが、
来週には完成予定です。
鎌倉大町み邸にて。
お風呂の鉄平石張り施工中。
何度も借り置きしては調整、
の繰り返しです。
不整形なものを
自然に見せるって、
たいへんだ。
十分に手の入った自然。
「里山」と
通じるものがあります。
来週から本格的に
鎌倉浄明寺で一つの物語が
動き始めます。
現在の庭に、
離れの小屋を作る計画。
それに先立ち、
今日は造園屋の遠山さんに来ていただいて、
庭の整理とともに、
風致地区で定められた緑化率を満たすために、
3本の木を植えました。
現状の庭に
これだけ木が生えていても、
さらに木を植える必要があるという
この風致地区における緑化の条件、
建主さんには
金銭的なご負担を
かけてしまいますが、
私は「賛成」です。
鎌倉浄明寺に邸にて。
植樹と剪定材の整理は、
弟子に任せて、
遠山さんは、
ずっと石と
向き合っています。
建物を建て替える時など、
石は絶対に処分しては
いけません。
とても処分費が高い、
ということもありますが、
石を活かすことが大好きな
造園屋の遠山さんが
ステキに息を
吹き返してくれます。