白い間
逗子せ邸にて。
階段を上がると、
光溢れる居間が
待っています。
開口部からの
光だけではなく、
白い漆喰の壁に、
白い紙の障子、
柔らかく白いサワラの床板に、
白いヒマラヤスギの梯子、
その白さが
光を際立たせています。
ちなみに梯子のヒマラヤスギは、
他の現場で余った材。
なんとなく梯子の材として
合っているのではないかと思い、
使ってみましたが、
この香りがこの家を
特長づける一つとなっています。
海老名た邸にて。
お風呂の全貌が
明らかになりました。
この家のお風呂は、
よりぬくもりを感じるように、
床にコルクタイルを貼りました。
これまで使用した例でも、
やはり足の裏が
あたたかく感じるようです。
壁天井の柔らかなサワラの板も、
見た目のあたたかさを
もたらしてくれます。
あたたかさや涼しさって、
表面の素材の見た目や触感も
大事だと思う一例です。
海老名た邸にて。
本日完了検査。
今朝家の中の養生が
ほとんど剥がれ、
「ゲンバ」から
「イエ」になりました。
この家は寝室が畳。
玄関を入ると、
畳を敷いていることが
香りで分かります。
そして障子との組み合わせ。
やはり落ち着くなあ。
この家も来週土曜日、
10月4日午後に完成見学会を
行いますので、
どうぞ足をお運びください。
今日は逗子せ邸の完成見学会。
お出かけ日和だというのに、
子どもを含めて延べ56名の方に
この場所を選んでご来場いただき、
本当にありがとうございました。
こうして五感で
「風土と伝統を基に作る現代の空間」を
たくさんの方に体感していただくことができて、
とてもうれしいです。
またこうした機会を
快くご了承いただいた建主さん、
ありがとうございました。
皆さんがお帰りになったあと、
幸せな余韻に浸り、
先ほどまでとは打って変わって
静かな場所で写真撮影大会。
後ほどこの場で
随時紹介させていただきますので、
よろしければ見てやってください。
逗子せ邸にて。
今日はたくさんの
職人さんたちが
現場にやってきましたが、
とくに建具が納まったことにより、
空間が締まりました。
日本の家のよさは
たくさんありますが、
間違いなく建具も
その一つです。
その中でも今日際だったのは、
上下に障子無双窓が付いた障子です。
障子は仕切りとしての
役割だけではなく、
紙一枚で家の中に
温もりをもたらし、
また外からの視線を
遮ってくれる建具ですが、
その分通風を
遮ってしまうので、
それを確保するために、
上下に無双窓を設けてみました。
無双窓というと、
板でこしらえることが多いですが、
今回障子で作ることにより、
障子ならではの軽やかさも
維持できたのではないかと思います。
一部板が納まっていますが、
それがなぜなのかはヒミツ(笑)。