伝説は守られた
逗子せ邸にて。
基礎工事が
あとは中の土間を
打つのみとなったので、
水道屋の森田さんが
今日明日と現場に乗り込んで
外部の配管工事。
森田さんが
外で仕事をすると、
水屋さんだけに
雨が降るという
伝説があるのですが、
今晩から明日にかけて
雨が降るとのこと。
さすがです。
今日は
横浜す邸のカキシブ隊。
参加者は建主さん3名+
きらくなたてものや3名の
計6名。
気温20度を超える、
春爛漫の中、
大工の下小屋がある
埼玉県滑川町にうかがって、
小屋梁等々50〜60本を
塗りました。
梁が中心ということは、
カキシブ隊の
いわば佳境です。
ここでは
ラジオを聞きながら
作業しているのですが、
こちらのほうでも
この陽気に誘われて
サクラが開花したとのこと。
確かにお昼頃は
Tシャツ一枚でも
いいと思うほどでした。
お陽さまも力強いので、
柿渋を塗った後の
色付きも早いです。
何しろ立春の初回は、
雪の舞う中での作業。
ここへ来るたび、
春深まりを感じます。
逗子せ邸にて。
基礎工事も大詰め。
布基礎の型枠を外し、
これから土間コンクリートを
打ち始めます。
それに先立ち、
JasmineBodyworks
YASさんの手ほどきのもと、
土の中に2ヵ所、
麻炭で円を描きました。
炭素埋設の一環。
これ自体も
もちろん心地よさを
もたらすのだと思いますが、
春の陽気のもと、
あたたかく職人が
見守る中で、
子どもと一緒に
円を描く作業が
なんだかとても
心地よい時間でした。
うららかな春の祝日、
葉山森山神社で行われた
までいなマーケットに
出店させていただきました。
出店の主な内容は、
光る!泥団子作りと、
当方の書籍。
までいなマーケットとは、
葉山周辺の地域で
オーガニックな活動を
されている方々が集まり、
衣食住、様々な分野を
楽しめるおまつり、
想像を遥かに超える人出で、
ビックリ!しました。
開場するやいなや、
どのお店も長蛇の列列…、
私たちの泥団子作りも、
おかげさまであっという間に
予約が埋まってしまいました。
それだけこのまちでは、
オーガニックなもの、
ていねいに作られたものたちに
関心があるということですね。
スバラシイ!
来年以降も
声をかけていただくならば、
もう少し個数を用意して
臨みたいと思います。
なお泥団子作りでは、
同志の左官職人、
湯田さんたちの多大なる
ご協力をいただきました。
ありがとうございます!
出店の様子。
泥団子を作るための準備。
子どもたちに大人気で、
参加者の大半は
子どもたちでした。
親御さんの協力をいただいて、
どなたも光る泥団子が完成!
本日海老名た邸の建前。
職人仲間十数人が集まり、
手興しで材木を組み上げ、
極めて順調に作業が進んで
午後いちばんで棟木が上がりました。
しかしながら。
恒例の、
建主さんが叩いて棟木を納め、
記念写真を撮り、
引き続き
垂木を入れようとした時、
小屋束の長さが
違うことが発覚し、
そこで作業は止まりました。
よく建前の日の前夜は、
棟梁は間違いがないかどうか気になって、
夜眠れぬ、という話はよく聞きますが、
それが現実のものと
なってしまいました。
どんなベテランでも、
失敗をしない人はいません。
確かに失敗しないに
越したことはありませんが、
しかしそれをとがめても、
どうなるというわけでは
ありません。
失敗の悔しさは、
本人が痛いほど
分かっているはず。
だとすれば、
補い合い、助け合うのが
仲間です。
むしろ仲間が失敗した時こそ
私たちの力が問われます。
私は子どもたちに
ラグビーを教えていますが、
同じことがいえます。
失敗やできないことに対して
怒らない。
恐怖よりも
楽しいという思いの中で、
ものごとを吸収してほしい。
怒るとすれば、
失敗を恐れる姿勢、
失敗を言い逃れする姿勢、
仲間を大事にしない姿勢、
そして取り組みに対する
いい加減な姿勢。
初めて墨を付けた
今回の棟梁は、
私たちから見れば
すぐに取り返せる
失敗にもかかわらず、
失敗に対して言い訳せず、
真摯に向き合う姿勢を
痛いほど感じました。
大丈夫、
その姿勢があるかぎり、
みんなで補い合い、助け合って、
きらくなたてものやは
家を作り続けていきます。
そして今日のことのように
私たちは死ぬまで勉強、
そんな中でご縁をいただく
建主さんたちに
本当に感謝、です。
薪ストーブをご検討の建主さんたち向けに
薪ストーブの見学会を行いました。
見学先は、
北澤アートさんの薪ストーブを
導入した家。
快く引き受けてくださった‘こ’さん、
ありがとうございました!
これを見ていつも思いますが、
まず自分が導入したい(笑)。
暖を採るだけではなく、
様々な料理ができるというのが
とてもよいです。
ジャムも作れますしね。
エネルギー問題の
解決の一つは、
私たちが使うエネルギーを
再度身近なところに
たぐりよせることだと
考えていますので、
こうした薪の利用も
積極的に提案していきたいと
思います。