2015年6月11日
今日は地元の中学校に伺って、
「ふれあい体験活動」という名のもと、
課外授業を行わせていただきました。
中学校から声をかけていただくようになってから、
恐らく7、8年経っていると思いますが、
例年20名前後のところ、
今年はなんと38名とほぼ倍増!
中学校の先生にお聞きすると、
今年は生徒数が増えた一方で、
他に講師をされていた方々が
ご高齢で辞退されたなどで
講座数がかなり減り、
それで一講座あたりの人数が
増えてしまったそうです。
こうした機会は、
こちらから子どもたちに教えるだけではなく、
逆に子どもたちから元気をもらえるので、
担い手がもっと増えるといいなと思います。
私自身、
なかなか昔ながらの木の建築に触れる機会がない中、
毎年「文化の種蒔き」と思って取り組んでいますが、
子どもたちの興味津々な目に未来を感じて、
本当に元気をいただいております。
さて今回お話しした内容は、
森と木の話、
そしていつもの
継手・仕口模型を活用して
伝統的な建築技術の話。
その後は、これも毎年恒例、
材木屋さんから四寸角の廃材をいただいて
ノコギリで切り落とすという作業体験。
いつも切り落とした角材を
記念に持って帰ってもらうのですが、
今年はインパクトを持ち込んで随所に穴を開け、
ペン立てに仕立てることにしました。
ノコギリさばきは、
作業に入る前に使い方のコツを
教えるようになってから
だいぶ上手になってきましたが、
インパクトを持つのは
ほとんどの子が初めてだったようで、
「おもしれぇ」というつぶやきも
聞こえてきました。
建築の世界は正直ますます厳しくなりますが、
こうした機会を通じておもしろさを感じてもらい、
何人かでもこの世界に飛び込んで来てもらえれば
なおうれしいです。
さあ秋の部は、これも恒例、
光る泥団子を作ってもらう予定です。